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4.学連紹介/その2

第4回は前回に引き続き関東女子、北信越、東海、関東男子のご紹介です。
前置きなしでどんどんいきましょう。

⑤関東大学女子バスケットボール連盟

リンク/関東女子学連HP
前回の記事で難癖をつけてしまったのですが、関女は現在関東大学バスケットボール連盟の内部組織なんだそうです。訂正してお詫びいたします(前回記事に追記)
定かではありませんが、2008年に『関東女子学生バスケットボール連盟』から変更した際に移行したのかも???(2020/06/15追記:Wikipedia上の情報は過誤。現在は両組織は全く主従関係のない別組織として運営。)

関東女子の特色といえば、
●1部、2部A・B、3部、4部の5つでリーグ戦を行う
●新人戦がはじまったのが10年前(旧大会にあたるものもなし)
さすが関東だけあって、女子とはいえ所属校は関西男子よりも多いです。

関東女子_スケジュール

男子で大方しゃべったので、女子では試合方式において説明します。
春季トーナメントは関東男女ともに、前年度の成績を元に32シードまであります。また秋のリーグ戦は1部・2部が2回戦総当たり、3部以下は基本1回戦総当たりです。男子が1昨年に1~3部が12チームに再編成されたのに対し、女子は1部、2部A・Bそれぞれ8チームずつです。

関東女子は半世紀近く続いた日体大の王朝がくずれ、ここ10年は戦国時代に突入しました。新興勢力として拓殖大・松蔭大・白鴎大、そしてインカレ三連覇中の東京医療保健大。
その他、今年から1部に上がった桐蔭横浜大に、江戸川大に共栄大や上武大など、多くのチームが第二の医療保健大を目指して鼻息荒く頑張っています。

ここで一つ皆さんに知っておいていただきたいことがあって、大学女子バスケは高校から直接プロor短大というのが2000年初頭まで主流であったため、21世紀に入ってから本当の高校のトッププレイヤーが大学にも進学するようになった、ということです。

関東女子_加盟校

⑥北信越学生バスケットボール連盟

【学連HPなし】
ここ二年ほどはYahooでHPを運用していたのですが、その前のHPの方が断然見やすかったのになぜ全て消え失せたのだろう…。

北信越_スケジュール

スケジュールは秋期大会が極端に遅く、かつ短期で終わるのが特徴です。関東など他の地区は丸2か月のタフなリーグを戦うのに対し、北信越は秋季大会を10月という遅い時期で、しかもたった三日間で雌雄を決します
また北信越は春季と秋季の2大会が所属5県で持ち回り開催されます。3年たったらまた自地区に戻ってくるので、所属校やファンにとっては嬉しいですよね。

ちなみに春季大会は『笹本杯争奪北信越大学バスケットボール春季リーグ戦』(通称:笹本杯)という名前で、北信越の大学バスケ発展に尽力された笹本正治氏(金沢大)の名前からとったものです。元金沢学院大監督の石村宇佐一氏がその歩みを記した『球心 : 笹本正治先生退官記念誌』なるものが大学図書館にあるそうなので、いつか読んでみたいです(笑)

さて勢力図はというと、男子はここ数年は新潟経営大&医療福祉大と富山大の三校がインカレの切符を争っていましたが、昨年はそこに古豪金沢大が割って入り、15年ぶりに全国の舞台への切符を手にしました。その他爆発力のある新潟大に、金沢工業大は元プロ選手である佐々木瑛氏がコーチに就任したりと、話題に事欠きません。
女子は彗星の如く現れた北陸大が北信越の頂点をとってから早4年。基本的には女子も新潟経営大&医療福祉大が安定した強さを発揮してきましたが、黄金世代の抜けた北陸大が今後どうなるかで勢力図が変わってきそうです。

もう少し詳しくチームの事を知りたいなという方はこちらの過去記事をどうぞ→リンク/大学バスケ'19春展望【北信越】

北信越_加盟校

⑦東海学生バスケットボール連盟

リンク/東海学連HP
東海は静岡、愛知、岐阜、三重に滋賀の一部が所属しており、その中でも圧倒的に愛知が都市として栄えており、所属県の中心地に位置しています。そのため、試合の多くは愛知で開催され、どこからもおよそ3時間未満で移動が出来るという立地は優れていると思います。

東海_スケジュール

スケジュールは至ってノーマルですが、東海は長年リーグ編成に苦労してきた経緯があります。
数年前までは『エイトリーグ』という名前で1部チームを編成したり、3部以下のチームの編成は地域が偏ることもありなかなか安定しなかったのですが、最近は1部・2部6チームずつの3部は地域でわける形で安定しています。また春季大会は1大学から2チーム以上エントリー出来るのもよい取り組みだと思います。
あ、あと秋季大会は必ず静岡節があるので、静岡の方も是非。

勢力図としては、男子は中京大を主として名古屋学院大・名古屋経済大・静岡産業大・常葉大がしのぎを削る群雄割拠な布陣。
女子は皆さんお馴染み愛知学泉大にこちらも名古屋学院大・経済大の3校がメインで、その後ろを桜花学園大、中部大が追うような形になっています。その他、1部の下位と2部の上位2、3チームはほとんど同じ実力のため、1部争いも白熱する地区です。
ここに大口真洋監督率いる男子浜松学院大のこれからどのように絡んでいくのか、注目が集まります。

もう少し詳しくチームの事を知りたいなという方はこちらの過去記事をどうぞ→リンク/大学バスケ'19春展望【東海】

東海_加盟校

やっとここで半分ですね…何書いてるか自分でもわけわからなくなってきました…

⑧関西学生バスケットボール連盟

リンク/関西学連HP
さて、また名前問題です。Wikipediaの説明では、女子が独立したため名前はそのままだけれど実質男子だけで行っている、という感じだそうです。
(リンク→Wikipedia関西学連)
リーグ編成の沿革も上記のWikipediaに詳しく書いていますが、現在は1~3部が12チーム構成で落ち着いています。下は数年前までは6部までありましたが、現在は4部までです。

関西男子_スケジュール

関西男子はインカレ前に新人戦があるくらいがスケジュール上で見た特色ですが、一つ一つの大会に工夫がなされています。
春季大会は予選がリーグ、その後がトーナメントと、力のないチームも試合数をこなせる工夫がなされていたり、秋季リーグ戦では各部全勝優勝チームは、チャレンジマッチというインカレへの切符をかけた挑戦権が与えられ、下部チームでも1部チームを倒せばインカレにいける可能性があります(去年までで3部以下のチームがインカレにいった実績はナシ、のはず)
また、日韓交流戦時もバスケットボールカーニバルと称し、関西の高校オールスターチームや2部以下のオールスターチームが見られたりします。

勢力図としてはここ数年は近畿大と京都産業大が双璧をなし、大阪体育大や関西学院大、大阪学院大などがインカレ出場を果たしてきました。
伝統ある学校が多い中、大阪経済大や神戸医療福祉大といった大学が新しい監督を迎え上昇気流の中にあったり、古豪大阪商業大学が新人戦でベスト4に上がってきたりと、地区内を盛り上げてくれています。

ちなみに関東以外のチームがインカレで優勝したことはありませんが、他地区学校の最高順位は準優勝、京産大と同志社大が1度ずつです。

もう少し詳しくチームの事を知りたいなという方はこちらの過去記事をどうぞ→リンク/大学バスケ'19春展望【関西】

関西男子_加盟校

やはり大体1記事4時間くらいかかりますね…ただそう考えると1日30分頑張ったら1記事1週間で出来るんじゃないかということに気づいたので、次回は1週間後に投稿したいと思います。

※文中の画像や数値等は筆者の独自調べによるものであり、実際と異なる場合がごさいます。

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