藤原啓治さん、さようなら

あのクレヨンしんちゃんのひろしで有名な藤原啓治さんがお亡くなりになられました。

まだ50代という若くキャリアがこれから開けるというところでガンでお亡くなりになりました。

藤原さんといえば、悪役で有名ですが個人的には悪役よりも「ゾイド」のアーバインや「ビーストウォーズ」のダイノボットのような頼れる兄貴分の方が好きでした。

何か一大事がおきても「こんなのはまだまだ序の口だ」と主人公に寄りそうそんなキャラクターがやはり藤原さんは世界一うまかったのではないか、とすらおもっております。

やはり似たような役でも森川智之さんが演じるキャラクターはイケメン過ぎて抜けていたりしますが、藤原さん演じるキャラは現実主義的で冷静な印象が強かったと思います。

また、藤原さんを代表する「クレヨンしんちゃん」における野原ひろしは平成の父親を代表するキャラクターでもありました。

それまで波平のような昭和の頑固おやじであったり、ダースベイダーのような悪役のイメージが強い父親キャラクターに「等身大の父親」を定着させたのはほかならぬ藤原さんの功績であることは間違いないでしょう。

最後に自分がお声を聴いたのは長いシリーズにある意味終止符を打った「アベンジャーズ/エンドゲーム」でのアイアンマンでした。

不思議なことに本作の中で最後アイアンマンは衝撃的な死を遂げて最期を迎えました。

飄々とした中にも正義感と強い意志が感じられるアイアンマンは藤原さんを代表する名物キャラクターでもありました。

また、藤原さんといえば自分が大好きなゲーム「ロマシングサガ:ミンストレルソング」では女性の魂が間違ってアサシンの中に入り込んだ複雑な性格をしたキャラクターのダークを演じておりましたが、女性の人格と男性の人格を巧みに使い分けることに成功していたのも印象深いです。

まだ、55歳という若さのなかお亡くなりになったことをやはり悔しく思います。

長々となりましたが、藤原さんどうか安らかにお眠りください。



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