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【ライブ動画】”秋葉原重工#30”でのギグ記録

2022/05/14に秋葉原MOGRAで開催したパーティー”秋葉原重工#30”での、KURAYAMIギグの動画をYouTubeで公開しました。

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いつも同時配信で利用してるTwitchのアーカイブからの切り出しです。音はラインのみで音質は良いと思います。今回はDJブース内でのパフォーマンスなので、MOGRAの設備のおかげでVJも手元もバッチリ見えます。(nekneeさんがいい仕事をしてくれました。

自分のライブコーディングのスタイルは、ライブでコードを書くというよりはガチガチにコードを書いておいてパラメータで崩す、という感じです。投影してるデスクトップの動きからでもわかるとは思いますが、手元で見てもほとんど数字、矢印、コードを反映させるエンターしか使ってない。

音響やパターンにこだわると、コードが際限なく長くなるのでね…。以前少し試したパターンだけカラにして即興でシーケンスを組み立てる、っていうのも面白いので、改めて試したいところです。

引っ越しの数日前だったので、ハードウェアは一切使わずPCとMIDIコン、オーディオIFにApogee Grooveを使うという最小構成でした。仕事と引っ越しの準備で日程的にも厳しく、結局徹夜で仕込みましたが、ほぼ全編新規コードで用意しました。ホームを離れる前に意地を見せたかった

音的にはディープでエクスペリメンタルな雰囲気ですが、システム的にはそんなに難しくない。Ableton LiveとMIDIコンでいろんなタイプのドローン、ノイズを8本を出したり抜いたりしながら、TIdalcyclesでリズムパターンを出して、キックをトリガーにしてドローン、ノイズをダッキングさせてるだけです。ここ2年、テクノのライブシステムの理想を追求してるうち肥大化してしまったけど、そこで得た技術を再生産して、エコなシステムに転化しました。

ドローンとノイズの音選びが核になる為そこにはかなりこだわったので、サウンド的にも独自性が今までのライブと比較しても一番しっかり出せたかなと。出番が前の方だったんで、結構間に合わなかった!と言われましたが、自分の世界観を前に出すのに、今回のゲスト的にも流れ的にも後ろは合わないんですよね。

最後のセリフは90’sカルトアニメの金字塔”Serial Experiments lain.”からの引用です。今回のギグ以降、都心のクラブでのライブ活動は難しくなるのは確かですが、KURAYAMIはここにいるし、どこにでもいます。

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