見出し画像

【競馬】フェブラリーS(GⅠ)コース&傾向データ【2021】

 今週は東京競馬場にて「フェブラリーステークス(GⅠ)」が行われます。
 今年最初のGⅠレース! わくわくしますね!
 スタートのGⅠということで、しっかりと勝ちたいところです!

 ということで、フェブラリーSの舞台となるコース、過去データの傾向を解説していきます。

◆コース解説◆

画像1

・東京競馬場 左回り ダート1,600m
・1周距離 1,899m 幅員 25m 直線 501.6m 高低差 2.5m
・2コーナー奥の芝からスタートし、ダートまでの距離は約150m
外のほう内に比べて芝部分が約30m長いため、スタートは外枠有利
スタートから3コーナーまでの距離は約650mと長い
・向正面半ばで上り坂、そこから3コーナーに向かって緩やかに下る
直線に入ってすぐ上り坂
・坂を上り切ると、残り直線約200m
直線距離がJRAダートコースでは最長


◆傾向データ◆

◆枠

◎外枠がやや有利
 6枠が最多の3勝、連対率は7枠と、やや外目の枠が優勢となっています。
 内枠では2枠が勝率、連対率、複勝率でそれぞれ安定しており、最内の1枠がかなり苦戦している傾向となっています。
 スタートが芝で、外のほうが芝部分が少し長いため、最内を引いた場合はスタートで位置取りに失敗すると致命的となってしまいます。

画像9


◆世代

◎4~6歳世代の馬が好走傾向
 
過去10年における勝ち馬はすべて4~6歳馬から満遍なく出ており、7歳以上の勝ち馬は出ていません
 その中でも5歳馬が安定して好走しており、「連対率20.6%」、「複勝率32.4%」と優秀です。
 凡走傾向なのは7歳以上ですが、特に8歳以上では馬券内になったのはわずか2頭。7歳以上は割引が必要ですね。

画像9


◆所属

◎関西馬が圧倒的
 過去10年における勝ち馬の9割が栗東所属馬券内も9割が栗東所属という関西馬の独壇場のようになっています。
 美浦所属の勝ち馬は、地方に転厩した2018年の【ノンコノユメ】のみ。また、連対も2016年の【ノンコノユメ】となっており、美浦所属馬はこの馬以外は馬券になっていないことになります。

画像9


◆前走

◎前走はステップレースの重賞組
 前走重賞組が好走
しており、特に前走がステップレース組からの勝ち馬が多く、根岸S(GⅢ)が4勝、東海S(GⅡ)が3勝をあげています。
 OPクラスからの直行では「フェアウェルS」から勝ち馬が出ていますが、2014年の【コパノリッキー】だけで、それ以外の勝ち馬は出ていません。

画像9

 特に前走ステップレースの勝ち馬だけに絞ると、かなり安定して好走していることがわかります。

画像9


 根岸S組の勝ち馬以外に馬券に絡んだ3頭は、それぞれ【3着-2着-2着】です。
 東海S組は勝ち馬以外に馬券に絡んだ1頭は【3着】です。
 前走ステップレース組は3着馬までを中心に考えるほうが良さそうです。

◎前走で上り3ハロン3位以内
 タフな展開になりやすいため、最後までしっかりと脚を使える馬が好走する傾向からか、前走でしっかり上り3ハロン3位以内の脚を使えていた馬の好走が目立ちます。

画像10


◆脚質

◎脚質は差し・追い込み傾向
 
過去10年における勝ち馬は初角5番手以内で走っていた「逃げ・先行タイプ」、それ以外の「差し・追い込みタイプ」はそれぞれ5勝で、「複勝率」は「差し・追い込み」が高い傾向にあります。

画像6

 そして、直近5年間で見ると明らかに差し・追い込み傾向が好走していることがわかります。
 ハイペースになりやすい本レースでは、直線が長く入口から上り坂ということもあり、激しい先行争いで直線で余力がなくなった先行勢が厳しくなったところ、差し・追い込みが十分に届くという傾向であると言えます。

画像7


◆馬格

◎500kg以上の大型馬が好走
 
馬体重が500kg以上とマイル向きの大型馬が好走傾向にあり、過去10年間で8勝と、500kg未満の馬とかなりの差があります。
 500kg未満の勝ち馬は2018年の【ノンコノユメ(450kg)】と昨年の【モズアスコット(494kg)】で、ともに根岸Sを制しての参戦でした。
 馬体重が500kg未満でも、根岸Sの勝ち馬には期待できそうですね。

画像9


◆データからの好走傾向馬

 過去の傾向から、現時点の出走可能馬を好走傾向順に並べました。
 もちろん、コース適正、血統的なローテ、出走馬からのレース展開の読み等、他にも考慮すべきデータはいくつもありますので、次回の記事でここで浮上した有力馬の考察をしていきたいと思います。

画像11


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?