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【競馬】大阪杯(GⅠ)コース&傾向データ【2021】

 先月は年度末ということでいろいろ立て込んでおり、なかなか投稿できていませんでしたが、やっと解放されました。とはいえ年度初めもいろいろあるわけですが……

 それはさておき、今週末は阪神競馬場にて「大阪杯(GⅠ)」が開催!
 2017年からGⅠに格上げされたレースで、春の中距離GⅠの始動戦となる舞台で、格上げ前から豪華なメンバがそろうレースでした。
 出走頭数自体は13頭と少ないですが、今年もメンバが豪華で、GⅠ機会3連勝中の現役最強牝馬「グランアレグリア」を筆頭に、昨年の無敗の3冠馬「コントレイル」、そのコントレイルにリベンジを図る「サリオス」等、GⅠ馬が5頭も出走する楽しみなレースとなります。

◆コース◆

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・阪神競馬場 右回り 2000m(内回り) Aコース
・1周距離 1,689m 幅員 24~28m 直線 356.5m 高低差 1.9m
・ホームストレッチの半ばくらいからのスタート
・スタートから1コーナーまでの距離は約350m
・スタート直後に上り坂
・1コーナーからバックストレッチまでほぼ平坦
・3コーナーから4コーナー、直線半ばにかけて緩やかに下っていく
・直線半ばで再び上り坂

◆傾向データ◆

※GⅠに昇格した2017年からの過去4年のデータに絞っています※

◆人気

◎上位人気は堅実
 1番人気と2番人気で3勝をあげており、さらには複勝率は75%と、馬券外になったのは1度ずつのみという人気通りの堅実な走りを披露しています。
 上位人気でも、3番人気は勝利はおろか複勝率0%不振気味
 軸なら1、2番人気で考慮するのが良いかもしれません。

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◆枠

◎3枠がやや優勢
 
3枠が連対率トップとなっており、この枠から2017年から2019年まで3年連続で馬券に絡んでおり、すべてが6番人気以降の穴馬となっていました。
 1枠と7枠は一度も馬券に絡むことができず、苦戦傾向。 

--★-★-★-★-3枠から馬券に絡んだ馬-★-★---★-
2017年:ステファノス(7番人気) 2着
2018年:ペルシアンナイト(6番人気) 2着
2019年:アルアイン(9番人気) 1着

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◆世代

◎5歳馬が実力を見せつける
 5歳世代が3勝と、過半数を占める活躍を見せています。
 4歳馬も複勝率がトップの【31.6%】としっかり結果を残しており、4歳・5歳が主役となっています。
 6歳馬では連対1回、7歳以上は馬券圏内はゼロと、苦戦しています。

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◆所属

◎栗東が優勢
 出走頭数に大きな差があるものの、栗東所属が4勝、2着4回、3着3回と、栗東所属馬で馬券圏内をほぼ独占。しかし、今年は美浦所属から「グランアレグリア」が出走となるので、未勝利から脱却できるか注目したいところですね。

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◆前走

◎最多は金鯱賞
 前走で金鯱賞を使っている馬が最多の2勝をあげています。明けの始動戦を使っている馬がやや有利と言えますね。
 その他では有馬記念組が出走頭数はわずか4頭ながら1勝、2着1回と半分以上が馬券に絡んでいます。

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◆位置取り

◎4角⑤番手以内
 本舞台は逃げ・先行有利と言われるように、勝ち馬のポジションはすべて4角で5番手以内となっています。
 上り最速馬の勝利はなく、末脚で一気に抜き去るというよりは、ポジション取りと最後まで良い脚を使えるスタミナが重要と言えます。
 ただ、スタートでハナを切った馬の勝利はなく、4角を迎える前に先頭に立ってそのまま押し切ったのというのも「スワーブリチャード」のみ。当日の展開がどうなるかはわかりませんが、逃げ馬よりはある程度好位で追走する馬を探したいですね。

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◆実績

◎GⅠの舞台で好走経験がある馬が強い
 GⅠ勝利馬で3勝、GⅠ未勝利馬での勝利は2018年の「スワーブリチャード」のみ。スワーブリチャードは3歳時にダービー2着、有馬記念4着、明けて金鯱賞で1着と十分に力を示してきた馬です。
 そこでGⅠ勝利ではなく連対経験ありまで絞り込むと、GⅠ機会で連対経験もない馬は3着が1回と、馬券に絡む確率がかなり低いことがわかります。
 好メンバがそろいやすいこの舞台は、ある程度実績を残した馬がやはり強いということがわかります。

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◆余談

 今年は2000m以上の距離が未経験のグランアレグリアが出走しますが、中距離未経験の馬が大阪杯(GⅠ)に出てくるのは初となります。
 スプリントGⅠ、マイルGⅠを制して中距離GⅠまで取るとなると……

 期待は大きいですが、当日雨模様ですし、折り合いが難しい面もあるし、自慢の末脚が発揮できずに惨敗もあるんじゃないだろうかと、いろいろと不安のほうが大きく軸にするのは怖いよなーと思っています。。

 余力があれば次回に有力馬考察の記事をあげたいと思います。。

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