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新年をお迎えしよう

2年生の国語の教科書に「かさこじぞう」が載っている。


「ああ、そのへんまでお正月さんがござらっしゃるとゆうに、もちこのよういもできんのう。」

というおじいさんのせりふ、

「じいさまとばあさまは、よいお正月をむかえることができましたと。」

という結び。
お正月をお迎えするという考え方が気に入っている。

家の中には何もない。お金もない。正月に帰ってくる子どもたちもいない。そんな老夫婦でも正月は一大イベントで、「新年をお迎えするから、せめてもち粉ぐらい。」という意識やったりする。


私の家も大掃除どころか、片付けもまだまだやけど、「新年さんがいらっしゃる」からこのままでは恥ずかしいと考えることで、大晦日の本日の掃除に気合いが入りそうな気がする。

学ぶべきはやっぱり昔ばなしやな。

百均のしめ縄買うでも、机の上をちょっときれいにするでも、そんな年末の動きが、ハレの日の準備になって、今年をリセットして気分を切り替えられるんやから、今日1日をがんばって、わくわくしながら年を越しましょう。

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