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自閉症息子の歯科治療手術入院

歯科治療の為の入院って?

自閉症の次男(現在中学1年生・療育手帳A判定)が歯科治療の為、手術入院することになりました。
一般的な通院で治療している歯科治療です。
知的障害を伴う自閉症の次男は、視覚支援やスケジュールで伝えたとしても口を開けて歯を削ったり、歯だけの部分麻酔をしたりすることが困難なのです。
その為、歯科治療の為に全身麻酔をしてから治療します。
麻酔科の先生、歯科の先生と打ち合わせをして、前泊、絶食、点滴といった過程を経て手術室で歯の治療を行うのです。
父母ともに、仕事を2日~3日休みをとり、交代で付き添い、宿泊するということになりました。
そんなドタバタな歯科治療についての投稿です。
地元病院の病室の写真なども投稿しているため、プライベートな写真の投稿が入る部分からはクローズドな投稿にしていますので、ご興味がある方は覗いてみてください。

2回目の手術歯科治療

実は全身麻酔での歯科治療はこれが2回目なのです。
1回目は4年ほど前、まだ体重も今ほどなかったのですが、落ち着きがないこともあり、注射や点滴を一切受け付けず、声もあげいたので1回目の入院の際は、師長の計らいで特別室に前泊、後泊させてもらいました。
周囲の部屋との接してる壁が少なく、部屋が広い為、声をあげても迷惑がかかりにくい部屋でした。ソファベッドも常設されていたため、付き添いの際も掛け布団があればストレスなく泊まる事が出来ました。

特別室はトイレ、シャワー、洗面所、ソファベッド、キャビネット、机、テレビなど揃ってます。


部屋の選択と入院する病院

今回は成長して落ち着きもある事、体重が増えて飲み薬だけで(点滴や注射をしない)手術に臨まない方が良い事など、前回と違う点が多々あります。
また部屋についても、「どちらにされますか?」といった具合に聞かれたので、さすがに特別室までは・・・。ということで一人部屋ならいいだろう、と一人部屋を選択しました。
実際一人部屋は特別室と違って、両隣に他の患者さんの個室があり、声が筒抜けでした(;^_^A
ベッドもソファベッドなどはなく、売店で簡易ベッドをレンタルするという仕組みでした。
そのベッドは簡易とはいえ、「ここまで簡易?」といえるほどの簡易ベッドで、もし同様の簡易ベッドを借りられるようでしたら荷物になりますがマットレスを持ち込んで上に乗せる事をお薦めします。
床すれすれの位置で寝ることになるので息子の姿も見えないし、何より床に布団を敷くような感じなので抵抗がありました。

折りたたみ式
パイプ椅子の作り


布団を敷いても床スレスレ


病院は新居浜労災病院。
築年数、老朽化、4階はもぬけの殻(産婦人科)・・といったネガティブなイメージの病院なのですが、歯科の先生は小児歯科に精通されていて、自閉症の息子も先生の治療を信頼しています。
歯科治療の器具も勝手に触ってもある程度は容認してくれて(触ってはいけない器具は出来るだけ出さないなど工夫してくれている)、タブレットやスマホで動画を見ながらでも治療をしてくれます。こちらの視覚支援のカードなどにも理解をしめしてくれるので、助かっています。
看護師の方も先生同様に理解していただけていると感じています。(もちろん看護のプロであり、療育のプロではないので過度な期待をしてはいけませんが)
術前検査(入院する前)でドタバタしながらも、採血が出来た!(注射)など次男の成長が見て取れたり、胸部レントゲンは出来ても、パノラマレントゲンは出来なかったり、検査で一喜一憂している親を横目に次々と検査をすることになる次男(血圧、検温、血中酸素など)。

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