レビュー 週刊少年ジャンプ(28) 2019年 6/24 号 [雑誌](アクタージュのみ)

あ、ちゃんと吉野家行ったんですね。

今週はサイド乙中心でしたね。

サイド甲乙両方の顔合わせを一緒にやっていたのに天地さんが甲にいるということはやっぱり問題があるとすればこっちってことでしょうか。

単純に夜凪に会いたいだけな気もしますが。

天地さん正直者らしいですしね。

千代子ちゃんがメソッド演技習得の方向に向かうのは想定の範囲内でしたが、二人が本当に吉野家行ってたのは想定の範囲外でした。

しかも吉野家で牛丼食べながら演技の話とか、いや何も問題ないんですけど、他のお客さんの驚きがすごかったものと思います。

まさか百城千代子が牛丼屋にいるとは思ってないでしょうしね。

でも逆に吉野家にいたことはフライデーされてもデートと間違われることだけはなさそうです。天下の百城千代子つれて牛丼屋でデートしないでしょうしね。

星アリサが千代子ちゃんを頼みに来たときの悲痛な表情がたまらないです。

彼女はそれが不幸の道だと知っているから、そうしなくていいようにしていたのに。

王賀美さんを目指して千代子ちゃんを作ったというのも納得です。自分が強固にブレない彼なら、演技が理由で不幸になることはなさそうですから。

さて、メソッド演技ですが、本当にそれで勝てるんでしょうか。

二人が究極に極めたとしても「玄人好み」の作品にしかならない気がします。

そもそも阿良也も黒山も基本的には俗に言う玄人好みのタイプです。芸術性は高くてもそれだけで人気が取れないからスターズがあの世界でもトップの事務所なんでしょう。

反して王加賀さんは大衆受け系かと推測します。何をやっても王加賀陸、が演技力で評価されてるとはあまり考えられませんし。

千代子ちゃんが演技力を上げることで対抗しようとするなら、阿良也は大衆受けを目指すはずです。千代子ちゃんの看板を塗り替えたいって言ってましたし。

ただ現段階でその片鱗も見えないんですよね。「売れる売れないに興味は無い」んです。

ただ阿良也の覚醒回がこないと王加賀に勝てないとしても、どうやって覚醒するのかさっぱり想像がつきません。

まさかTwitter開設、HPで宣伝ってこともないでしょうし。広報は大切なお仕事ですけどね。

今までの雑誌インタビューでも阿良也節とかいわれて一般人には理解出来なさそうなことばっか言ってましたし。

自分が「スター」であると定義する。

それが王加賀陸と百城千代子の共通点なのかと思います。

反面夜凪も阿良也も自分を探してます。自分は複数ありますが、どれも自分をスターだと定義してはいないでしょう。

ただ、自分探しは芸術家のすることで、スターのすることじゃない気がするんです。

今回千代子ちゃんも自分を探し始めました。

銀河鉄道の夜までの長い間、夜凪景を通して自分とは何か、演技とは何かをやってきましたが、今度のテーマは「スターとは何か」なのかもしれません。

そしてスターであることが星アリサの幸せの定義なんでしょう。彼女の幸せがどんな形をしているかが気になって仕方ありません。

結局私は星アリサのファンなので。

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