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水素で発電

のうえんちゃんが書いています。「やばい。子どもの未来がない」と。

のうえんちゃんは、当事者意識を持って人間と自然の関係の基本的なとらえ直しをしようと、行動を始めました。そして、人間中心主義から脱却し、地球をシステムとして捉えるべきことを肌で感じています。

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オイラものうえんちゃんと一緒に考えたいと思いました。

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「小論文を学ぶ」の94ページ。環境問題ーシステム思考の要請ー

・・・環境問題を、単なる公害問題や自然破壊の対策問題と勘違いしている人がいるが、これはとんでもない勘違いである。環境問題に対して、「汚染をなくそう」「自然破壊を止めよう」と声高に叫ぶだけでは、なんらの対策にもならない。事はそうした古い発想では埒があかないところまで来ているのである。環境問題は、加害者と被害者が同一の者であること。また、加害者と被害者の特定が難しいこと、さらには、すべての者に当事者意識が求められていること、などで、従来の公害問題や不法行為の問題とはまったく異質である。
環境問題はすぐれてシステム(体系)の問題であり、システム思考が求められる問題である。・・・・環境問題を考えるということは、自我原理人間中心主義を廃棄して、物質循環の原理システム安定の原理を考えることであり、そうしてまた、そうした原理を個々の人間の生活の中に具体的にどう埋め込むかを考えることである。
その意味で、環境問題を考えることは、近代のフレームワーク根本的に見直す作業である。近代が生み出した自我原理人間中心主義分析的方法線形思考決定論を疑い、それに対するアンチテーゼを打ち立てることである。近代の原理をそのままにして、環境に関わる個々の問題に対策と打つなどという姿勢は、およそ環境問題を考える姿勢ではない。求められていることは、発想の抜本的改革であり、人間と自然の関係の基本的なとらえ直しなのである。
95~101ページ。(1)ベーコン主義による自然破壊ーちょっと硬い話から  (2)環境問題をロマン主義で語るな  (3)リサイクル運動はただの倹約思想とはわけがちがう  (4)閉じたシステム=地球、という発想を持て  (5)公害問題はまだ環境問題ではない   (6)持続可能な開発は経済成長と両立するか   (7)私的利益と公共の利益の相克

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昨日の日経新聞から。

独立系の新電力大手、イーレックスは水素を燃料にし、二酸化炭素(CO2)を排出しない発電所を2021年度内に山梨県で稼働させる。

イーレックスは水素で発電した電力を主に脱炭素の電力を必要とする企業に販売する。

発電所には気体の水素から発電できるガスエンジンを導入する。水素を調達するハイドロゲンテクノロジー(東京・中央)社は電気石(トルマリン)や黒曜石などを含む「超マフィック岩」と呼ばれる石と水を反応させ、水素を生成する。超マフィック岩は炭素を含まないため、水素の製造過程でもCO2は出ない

ハイドロ社の水素の製造コストは1立方メートル当たり70円程度(1キログラム当たり約784円)する。これをイーレックスに30円程度(同約336円)で販売するため、ハイドロ社は40円程度の差損が出るが、大口顧客との取引で生産量を増やし20円以下までコストを引き下げる。

イーレックスは14年に東証マザーズに上場し、15年に東証1部に指定替えとなった。主な大株主には光通信太平洋セメント住友不動産などが名前を連ねる。20年3月期の連結売上高は前の期比35%増の886億円、純利益は同63%増の45億円だった。

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これは、環境にもいいし、輸出産業として育成したいものですね。そのためには、「国家秘密に係るスパイ行為等の防止に関する法律案」(スパイ防止法)が不可欠です。

4月20日経新聞の記事から。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)など国内約200の企業や研究機関へのサイバー攻撃に関与した疑いが強まったとして、警視庁公安部は20日、中国共産党員でシステムエンジニアの30代の男を私電磁的記録不正作出・同供用の疑いで書類送検した。
警察当局は中国が軍の組織的な指示で高度なサイバー攻撃を仕掛けていたとみて、攻撃を受けた組織に注意喚起した。

スパイ防止法に反対しているマスコミ、野党、日弁連には、日本より大事な国があるってことなんでしょうかねぇ(笑)。それとも、日本人が平等に貧乏になればいい?

だって、上記の中国人、スパイ防止法が無いがゆえに、サイバー攻撃に使われたレンタルサーバーを偽名で契約した罪という微罪で書類送検され、逃げおおせているのですから。そして、(中国)人は日本を「スパイ天国」と呼ぶ(笑)。 

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