2020年に行ったワークショップを振り返ってみる
2020年はコロナになってからずっとワークショップをやっていた気がします。
何回やったんだろう?オンラインと対面、どっちが多かったかと思い、自分でも振り返ってみました。
2020年のワークショップ回数は全44回
内訳で、対面18回、遠隔(オンライン)が26回。
内容の内訳だと以下でした。
・個人向けファシリテーション 8回
・非常勤講師 12回 (大学2校)
・勉強会 6回
・仕事(新人研修含む) 18回
こうしてみると、非常勤講師の前期が終わってからは少し落ち着いて、仕事中心のワークショップに切り替わっていきましたね。
オンラインのMTGも増え、突発的なファシリテーションを行ったMTGもありました(これらはカウントはしてない)
1月までは普通にワークショップは対面でした。
3月は検査入院したのもありほぼ休業。
5月の非常勤講師のオンライン集中講義に備えて3月頃から準備開始
5月に始まる崇城大学でのデザイン発想論演習は全て遠隔授業と決まっていたので、それまでにオンラインワークショップをできるようにならないいけないとかなり焦って色々準備していたように思います。
3月末ぐらいから本格的にオンラインでのワークショップに取り組み始めました。徐々にマイクなど音響機材やカーテンとか照明とか室内環境を準備しておいたおかげで、配信環境はスムーズに構築できてたように思います。
5月に始まる崇城大学でのデザイン発想論演習は全て対面と決まっていたので、それまでにオンラインワークショップをできるようにならないいけないとかなり焦って色々準備していたように思います。
早く試して早く失敗をしようと、とにかく色々試してました。
周囲の知人や仲間に頼んで素振りもたくさん行った気がします。
この時期Remo とか、discordとかいろんなツールも試しましたね。
miro上でのワークショップをどう行うかも、この頃ずっと試行錯誤してました。
UIデザインの集中講義ワークショップでは最終的に Adobe XD + discord で乗り切れた
UIデザインのワークショップではmiroが基本でしたが、ペーパープロトタイピングを作ってもらうのがゴールだったので、途中からXDのみのやり取りで成立してました。
学生の通信環境やPCスペックの問題もあり、discordはスマホでもOKとしてました。とにかくツールを減らしてシンプルな構成にするまでが大変でした。最初の頃はアンケートに「PCが再起動しました」と書かれてオンラインワークショップの大変さを痛感していました。
この辺は別noteを書きます。
オンラインワークショップに自信が付いたとはいえ
回数を重ねて自信が付き、オンラインでも対応可能ということで実案件でも提案していくことが増えました。コロナで急に対面がオンラインに切り替わってもなんとか臨機応変に対応してこれました。
とはいえ、集中講義や新人研修のワークショップのアンケート結果は如実に差が出ました。満足度は圧倒的に対面の方が上でした。これは課題と思いつつ、仕方ないかなと若干諦めてます。
miroがメインツールに
miroやcacooを参加者全員で開きながら、その場で図や絵で打ち合わせしていくのが当たり前になった感覚があります。
一応フロントエンドエンジニアなんですが、打ち合わせ案件が多かったので、一時期ずっとmiroがメインツールになってました。
ツールは oVice (discord) + miro が鉄板かも
oVice か discord と miro の組み合わせが今の所、私のオンラインワークショップで鉄板の組み合わせです。
非常用連絡ツールとして、お客さんの社内slackなどあると完璧です。
50人ぐらいのクライアントさんの社員全員でワークショップも円滑に行えました。
余談ですが、最近私のmacとdiscordの相性が悪いので、あまりdiscordを使うのを避けてます。。。
ツールの話なるので、ファシリテーションの内容も書いてみます。
企業向けワークショップ前に全社員と1on1を実践
50人超えの企業さまの全社員参加ワークショップを行うことになってから、その社員全員相手に1on1を提案しました。ワークショップ当日まで全員は間に合わず実際には1/3ぐらいの人数でしたが、とても手応えを感じました。
目的は私ファシリテーターとの信頼関係を築くためという建前の、30分-1時間ぐらいの雑談タイムでしたが、色んな意見を集められ社内ワークショップの組み立てに大変役に立ちました。問いのテーマの精度が上がり、ワークショップの結果も上々と言えるものでした。
まだ案件も進行中のため、1on1も現在進行形で全社員実施予定です。
共有した画面を観るならカメラは不要
私はカメラは基本不要だと思っています。帯域節約とかもありますが、miroやCacoo、もしくはGoogleドキュメントなどリアルタイムに編集できるツールを使っていたら、カメラOFFで声だけでも十分ワークショップの対話は成立します。(学生相手の集中講義だと、最初のアイスブレイクだけ顔出ししてたぐらい)
全て不要とは思ってません、オンラインでペルソナになりきって演じてもらう時やユーザーテストの時とかは表情込みの方がより多くの情報を取得できるので、こういう時はカメラONでお願いしてます。
音声にエネルギーを乗せるため立って発声する
私の師匠ゆうこりん からファシリテーターは声にエネルギーを乗せて話すべきだと教わりました。時に参加者を鼓舞する役割も担ってますから。
先の声のみでのコミュニケーションになれば、なおのこと音声の質がとても大事です。音質自体はマイクなど機材を揃えれば向上しますが、ファシリテーターとしての場を促進させる声を出すのはまた別の話です。
ワークショップのファシリテーターする時は皆さん立って話してますよね?
PCだとどうしても前かがみな姿勢になり、お腹から声を出しにくくなります。なので良い声を出すには立って発声するのが一番。私はオンラインでもワークショップ中は立っています。そのためにスタンディングデスクを購入してます(オススメ)
雑談力大事
対面でもオンラインでも、MTG中にどれだけ雑談を振りながら、対話量を増やすかを心がけて気がします。特にオンラインは効率的で時間も決まっていたりするので、雑談が生まれづらいです。だからこそ雑談をどこかに意識的に入れるようにしています。(急ぎの時は仕方ないですが)
あと質問力も上がったかも。シンプルクエスチョンで自分が本当に知りたいと思った事は、恥と思わず、素直に聞くようになれた気がします。
やっぱり対面が楽しい
対面で行えるワークショップが数回あったおかげで、対面でのありがたさを感じた年でもありました。
本当に対面の方が楽しい。オンラインはオンラインでの良さもあります。準備が楽とか気軽に参加できるとか、デジタルデータを残して再活用しやすいとか。それでもやっぱり対面の情報量と楽しさはまだオンラインより上な気がします。
とりとめもなく書きはじめたので思ったよりも長文になってしまいましたね。もっとテーマを絞って書いていきますね。
来年2021年は対面とオンラインを使い分けていくことがより求められていくことでしょう。臨機応変で対応していけるよう、そしてオンラインでも楽しい創発の場になるよう、精進していきます。
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