自力より他力

一つ気づいたことがある。

なんでも自分ひとりでやろうとする人よりも
苦手なところを他人に頼る人のほうが早く成長できる。

弱点をさらけ出せる人に対して、人は助けたいという衝動に駆られるものだ。だから、他人に頼る人は自分以外の人の力を借りることができる。

「他力本願」という言葉がある。
現代では自力ではなく、他人に任せて願いを叶えることが一般的な意味として受け入れられている。

しかし、本来の意味は少し異なる。
もともとは己の修行で悟りを開けないため、阿弥陀仏の本願という力に頼って成仏することを表現した言葉が由来だ。
これは決して阿弥陀仏任せということではなく、自力ではどうしよもないので阿弥陀仏が率先して救済するということだ。

つまり、昔から他力は悪いことではなかったのだ。

自分ではどうしよもないなら、誰かに助けてもらえばいい。
すごくシンプルなことだが、大切なことだと気が付いた。

もっと他力で生きよう。

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