「ユドー、流れないでよ」#434(2024/4/28)
今日は1日ヒマだった。午後14時まで寝た。
映画「湯道」をAmazonプライムで観た。
おもしろい。本当に風呂の話しかしてなくておもしろい。本当に風呂の話しかしない映画なんてこの世に無かったはずだ。
コメディも全て同じくらいの温度感で良かった。ウエンツ瑛士がめちゃくちゃハゲていたりとか(ウエンツ瑛士がめちゃくちゃハゲていたらおもしろいでしょ?つまりそういうこと)。
「湯道」伝授シーンも面白かった。風呂に入った瞬間、「ハァーー」と漏らすため息にすら作法が存在していた。
小日向文世がヒノキ風呂を手にしたシーン、良かったし、クリス・ハートが出所するという貴重なシーンも観れた。笹野高史がひとりで銭湯に来るシーンは悲しくて、厚切りジェイソンが脱衣所で体を洗い出すシーンは戦慄した。
もう一本。「リバー、流れないでよ」も観た。気になっていたので、Amazonプライムで金を払って観た。オチの話とかも今からするよ!
面白かった!めちゃくちゃ好みだった。あと、想像したよりも随分と演劇だった。俳優の演じ方の感じとか、フォーメーションとかに、目の前にお客さんがいるムードを感じた。
「考えさせられる〜」みたいな残るものが多い昨今のムービー界の中、この映画は異端だった。この掴めなさは初めてだ。ストーリの話をするならば、2分間のループが、もしあのまま主人公の祈りのせいだったらもっと現実味というか、"分かる"感じが生まれたと思うけど、タイムマシンの故障というデカいオチを持ってきたことで、この作品の地に足のつかない独特のフワフワ感をうまく畳んだ。フワフワをフワフワしたまま終わらせた、というような。それは良さである。
フォーメーションに演劇を感じ、カメラワークに映画を感じた。脚本も全く無駄がない。そんなバチバチの作品なのにどこか本気じゃないようなムードを感じるのは俺だけか。この作品のカッコつけてなさはすごい。めっちゃすごいことをしてるのに。
これはこの映画の為にかかれた曲じゃないのに、めちゃくちゃマッチしていてすごい。
ここに生きていることが懐かしい
その点「湯道」はウケ狙いすぎる。めちゃくちゃ楽しい。この2つを1日にまとめて観ると全く別の気持ちになるので最高。
腹を壊した!おやすみなさい
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