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映画を早送りで観る人たち、を読んだ。

ためになってそう・やれそうなこと

  • 作品自体のロイヤリティを高めたかったら多少は苦労してみる

    • 映画館に足を運ぶ

    • 誰かと一緒に見る

  • 現実問題Z世代、それ以下が顧客になっている。その辺りの頭の構造がどうなっているかを理解したらマーケティングの形も変わってくるんじゃないかと思う。

    • 著名人の感想とかが一番効くんじゃないかな。

  • SNSの悪いところがクリアになった

    • 他人と比べることのいかにしょーもないことか。

    • 自分がおもろい・つまらんと思ったらそれでいい。

    • それでケチつけてちゃんと話し合える友人がいるからその人と話す。

  • Z世代はせっかちというか、実利主義が強い感じがする。ので、そこは世代間で差があるものだということをうっすら認識する。

  • とはいえエルデンリングやテネットみたいな作品も売れてるわけだし、マジで面白いもんは売れる時代なんじゃあないのか? と文句垂れてる製作陣には思ったりもする。



以下メモ


読む前は「お、若者批判か?」と思い読み始めるも、批判半分ありつつこうならざるを得なかった環境の変遷が事実として語られる。


スマホ・サブスクが流行って無限のともいえるコンテンツ量、いつでも見られる環境
→→倍速や飛ばしで見ざるを得ない状況へ


  1. 映画館テレビ(場所的制約の開放)

  2. テレビスマホ(時間的制約の開放①)

  3. スマホサブスク(金銭的制約の開放)

  4. スマホ倍速・飛ばし(時間的制約の開放②)

どんな時代にもあーだこーだいう人はいて、1. の場合でも「イヤイヤ映画館で見ないと映画本来の良さは伝わらないよ!」おじさんはいた。

特段今回はそもそも飛ばして見ない、ということなのでケースとしては違う気がするが・・・


○ 作品を鑑賞
× コンテンツを消費
この違いは「新聞の価値をkgで測るのか? 優れた情報源として測るのか?」みたいなもん。
(要はたくさん見たからそれがお前の何になるんだ? みたいな)


サブスクに入っていれば何かのついでのように優れた作品を見れる
→思い入れなど入れようもない。


若者は自分が頭が悪いことを認めたくない
→つまらないことを認めたくない
→→理解できないかもしれない難しそうなものは見ない
(誤読の自由が作品鑑賞のキモだが、そこを楽しもうとは既に思っていない。作品が何を伝えようとしているかは事前に知りたい。)


SNSという課題
Z世代はまともなネットリテラシーをSNSと共に歩んでいる。
→SNS上で面白いとされているものにつまらない、という感想をもつ、また発することには多大な勇気が必要。
逆も然り。面白いものにつまらないという感想をもつ。
→→なぜなら、作品の面白さに気づけない自分は馬鹿だ、ということを認めたくはないから。
(誰もそんなこと言ってないのに)

誰もが同意する正解しか言えないのがSNS。(みたいになっちゃってる)


鬼滅の刃を結構批判してた。


Z世代の特徴

  1. SNSを使う

  2. お金を贅沢には使わない

  3. 所有欲が低い

  4. 学校、会社<友人との関係

  5. 企業PRよりも友人のPRを優先する

  6. 出世<安定思考

  7. 社会貢献はしたい

  8. 多様性・個性尊重

うーん結構当てはまる気がする
(むしろ世代が違うと当てはまらないのか?)

Z世代じゃない特徴

  1. SNSを使わない

  2. お金を贅沢には使う

  3. 所有欲が高い

  4. 学校、会社>友人との関係

  5. 友人のPRよりも企業PRを優先する

  6. 出世>安定思考

  7. 社会貢献は不要

  8. 多様性・個性尊重はいらない

そんなわけあるか?😂


Z世代は特に失敗したくない。
アニメの伏線は知っておきたいし、ライブのセトリは知っておきたいし、サプライズがあるならメイクをしておきたい。
未体験ではなく追体験がいいらしい。


失敗してもいいからやってみろ! はハラスメント認定される。
(先にあなただったらまずどうやりますか? とかアウトライン引いて見たんですけど一旦これで進めますね、とかは僕だったらいうんだろうなぁ。。)
変な作品を見て時間を無駄にした自分を失敗認定したくないのだ。


雑誌を買えば勿体無いからあんま興味ないコラムもヨモ・・となる
→今はそれがない
ピッキーオーディエンス→好きなものだけつまみ食いする


作品を体系的に見ようとはしない。
→点数の高い作品を見ようとするから。
(○○監督のファンです!みたいなのが減ったということ)


多様性・個性尊重
というZ世代の特徴がある。
一見聞こえがいいが、間違った捉え方をしている人が多い気がする。(自分含め)


誰かが自分と違う意見を持っている。

そんな時に「批判・ダメ出し、干渉をしない」。それは「多様性・個性尊重」とは程遠い。

「自分と違う価値観と触れて、理解に努める」という行動が必要。(なのにそれがない)

センシティブなことは言及せざるが花


・・・こんなのは多様性でもなんでもない。

〜〜〜

多様性を認め、個性を尊重し合う

(但し、同じ価値観に限る。価値観が違う場合は視界に入れない)

〜〜〜

↑↑この認識がマジでなかったから読んで良かった。



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