読書ノート

面白かった度合い 自分にとって役立った度合い(目的に見合っていたか)

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天才を殺す凡人 面白さ ★ ★ ★ ★☆ 役立ち ★★ ☆ ☆ ☆

転職する際超役に立った転職の思考法作者による自己啓発小説。超読みやすい。嫌われる勇気が流行るわけだし、自己啓発書くならこうゆうスタイルが売れるのかも。

現代人は3つに分類され、それぞれは互いに違う価値観、能力の素養を育てようとするので考えが合わない。

天才→創造性 秀才→再現性 凡人→共感性

天才の見極め方は難しい。でも凡人の反発の量が大きければ、かなりいい。

当然凡人が多いが、凡人は多数決を好む。多数決は天才を殺す。凡人は物事の表面(目に見える人→対義 集団、世界)だけを切り取って感情を支配される。

学校の先生→秀才。学校は凡人→秀才に育てることが目的。目的ではないが手段として凡人→天才の道を殺す。当然悪気はない。

それぞれの主語

凡人→自分、目に見える相手 
秀才→ステークホルダーとなる集団 
天才→利害関係のない集団、世界

天才→0を1にする能力 アーティスティック

秀才→1を10にする能力 サイエンス地味ている。

凡人→10を皆に広める能力 ヒューマンドラマ (勝手共感できるような人は凡人)

で、世界はサイエンス志向が強いため「失敗=ダメ」という意識が強く根付いている。(実際アートがうまく行く可能性は1000回に一回とか)

天才は潰れやすい。成功しないうちに凡人と秀才に潰され、成功した後は才能があったからと煙たがれる。→自殺とか。

そこで凡人が共感の神となって自分の言葉で天才の言葉、主張を代弁する。天才が考えた言葉よりも、凡人が空っぽの頭で考えたことの方が秀才、凡人には伝わるから。
→誰でもわかる言葉で説明する。カタカナ言葉禁止。それは楽だから。

最終的な本の結論は誰しもが何かしらの才能を持っていて、それに対して必ず皆がストッパーを自分でかけている。それを恐れず前に進むといった内容。

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感想

うーむ。結局これを読んでも自分がどのステージにいるかを認識しないと意味ないような。。

まず考えて限りなく凡人に近いとは思うんだけど、それって作者の考えて欲しいこととも違うような気がするし。
→というか凡人なんだから凡人らしい戦い方で行けよ、っていう本だったら拍子抜けすぎる。

どうにか自分は天才型なんじゃないか? みたいな可能性を信じられる要素が欲しかった。

ただ、創造性は凡人の反発の量に比例する、というのには薄々思っていたので事実確認的によかった。



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