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赤澤えるさんのイベントを通して思ったこと(と最近思っていること)

先日LEBECCA boutiqueのブランド総合ディレクター、赤澤えるさんが登壇されたシーライクスのイベントへ。

こちらはイベントレポという感じではなくて、お話を聞いてわたしが思ったことと、最近わたしが思っていることが中心です。もしイベントがどんなだったか詳しく知りたい!っていう方は他のSHEメイトさんが素敵なレポを書いてくださっているのでそちらをご覧ください✨


早速だけれど、えるさんがイベントの中でおっしゃっていて一番響いたのが、ブランドは何か作りたいかではなく、何をしたいか。ものづくりを通してどういう世界を作りたいか、何を見たいか。ブランドを通してコミュニティや文化を作るんだ、というお話。


また、自分は学校で服飾関係の勉強をしたわけではないし、ブランドをずっと立ち上げたかったわけでもないので、いい服を作るという面ではもっと長けている人が他にたくさんいる、自分にできることはストーリーを語って発信することだから、それをとても大事にしている、ともおっしゃっていた。(文脈が違ったら申し訳ない)


わたしはこの先、会社を友人と立ち上げてブランドを作ろうと思っているんだけれど、その分野で長けてるわけでも経験があるわけでもないし・・と思って少し負い目を感じていたように思う。


だけど作りたい世界は確実にある、とお話を聞きながら確信したし、その表現方法としてブランドを作ればいいんだ、と思ったらすごく気持ちが軽くなった。えるさんの語ること・発信することみたいに、自分の得意なことと掛け合わせられたら面白いものが出来そうだし、楽しそうだと思えた。


SHEを通して出会う方々は、本当に素敵なお姉さま方ばかりでとても有り難い。数年後にこうなっていたいという憧れが増えていってワクワクする。今回のイベントも参加してよかったな🌹


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ここからはイベントでのお話も関連しつつ、最近わたしが思っていることなんだけど「好きならば好きだと言おう」というお話。(AKBではなくて・・笑)


えるさんが、お客さんからお金をもらうことは自分に投票してもらう(期待をかけてもらうという意味合いかな)ことでもあるし、その分をしっかり返したい、また友達と仕事をする時も感謝の心を持ってしっかりお金をお支払いしているとおっしゃっていたんだけど、それって一回切りのことじゃないよなと思っていて。一回切りにすべきじゃない、とも言えるな。


消費活動としてお金を払うことを考えると、

商品を作る→お金を払う 終わり
発注&お金を払う→納品する 終わり

と考えがちだと思うんだけど、本当はもっと関係性が続いていくべきものだと思う。


えるさんの例だと、

えるさんが服を作る→お客さんがお金を払う→自分に投票してもらったと捉えてもっといい服が作れるように次の服作りに取り組んだり、その裏側を発信をする→お客さんがリピーター・ファンになる→・・・・

えるさんが友人にお仕事を頼む→ご友人がお仕事をする→感謝の気持ちを込めてお金をお支払いする→信頼関係が深くなる→・・・・

っていう風に、一往復で終わらない関係性になっていると思うんだよね。


お金を払うということ以外でも、そうだと思う。


例えば、

Youtuberがすごくタメになる/面白い動画をUP→グッドボタンで応援、もっとこういうの見たい!とコメント→Youtuberがアイディアを参考に新しい動画を作る→視聴者がまた楽しめる→・・・


何かを提供してもらった側として、「良かった」って伝えるだけでもこの連鎖を繋げることができるんじゃないかと思う。これが冒頭に書いた、「好きならば好きだと言おう」という意味です。お金も投票するという意味だと、好きだとアクションを起こすって言うことで同義なのかなと思ったり。


一つ一つのことを単純な消費として終わらせるのではなくて、こうした連鎖を生んでいけば、全員に取って良いことが半永久的に続くわけだし、それって素晴らしすぎでは?と思う。

改めて書いてみると当たり前のことって気もするけれど、わたしは今までこれを積極的には出来ていなかった。素敵なサービスとかをお店を見つけても自分でそれを積極的に広めたりしないし、運営とか店員さんにそれを伝えたりすることもあまりしない。Youtubeのgoodボタンも、押したことがなかった。


なぜそうだったかと言うと、オフラインでは人見知りっていうのもあるんだけど、責任感を感じすぎてしまうっていうのが根底にあって。

大学の時、休学費の削減に対する提案書に署名してくれませんか?と声をかけられたことがある。わたしも休学をしていたし、かかった費用も自分で一部負担していて少し重荷を感じていた部分はあったけれど、迷わずに断った。それは、学生側としてはもちろん支払うお金はない方がいいけれど、大学側からしたら卒業率とか費用の回収率とかを考えたら妥当なのかもしれないし、それを一瞬で判断できないと思ったからだ。


同じように、いい商品・いいサービスとかがあっても、「わたしはこれを良いと思ったけど、他のものは使ったことはないし、この人/会社が本当に良いかは分からない」と思ってしまうのだ。だから、ひっそりひっそり消費していた。


でもこの「ひっそり消費」って、さっき矢印で書いたいい連鎖を断ち切ってしまうものだと思う。いいものを提供してもらって、いいなって思うけど何も言わないで買って終わり。責任感という聞こえの良いものを引っ提げて、わたしはあんなに素敵な連鎖を断ち切っていたんだなと最近やっと気が付いた。


だからわたしはこれからは「好きならば好きだと言おう」と思う。例え自分が何かの一部しか見れていなくても、その一部が良かったなら良かったって言えばいいじゃないか。もしかしたらその一部で全部が変わるかもしれないし。


良いと思ってたのに終わってしまうなんて!とサービスやらバンドやらが終わる時になってやっと話題になる、みたいな皮肉なことは、起きても誰も幸せにならないよね。

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今回、えるさんはわたしたちがイベントに来た時間に対して、たくさんの貴重なお話で返してくれた。微力ながらもこのnoteでえるさんのイベント良かった!と書くことが、そのまたお返しになりますように🌹


そして、シーライクスには日頃からこのような素敵なチャンスをたくさんいただいているので、(ブランディングコースにも出てきた)「伝道師」となって良さをどんどん広げて行きたいな、と最近密かに思っているわたしなのでした💐


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