【IIDX】SP皆伝を目指すために

はじめに

筆者の弐寺(SP)の段位経歴は以下のような感じ

5th:開始
GOLD(2007年):十段合格
copula(2016年):中伝合格
SINOBUZ(2017年):皆伝合格

この通り、十段になってから10年かかって皆伝に合格しています。この10年の中では相当な行き詰まりを感じていました。本稿では行き詰まり打開のため実行した対策について書いていきたいと思います。皆伝を目指す方の参考になれば幸いです。(大体よく言われているようなことしか書かれてないけど)

なお、皆伝の課題曲はHEROIC VERSEの嘆き、灼熱、卑弥呼、冥を想定しています。

運指の改善

筆者は1P側対称固定なのですが、皿12が来た時に皿を左小指、12は両方左親指を寝かせて合わせ押ししていました。これでは3まで指が届かない、12がたくさんくると押せないという問題があります。

そこで1を親指、2を人差し指で押し、必要に応じてベチャ押しで3まで押せるように運指を見直しました。いわゆる普通の3:5半固定ですね。練習してみれば意外と1週間ぐらいで慣れたので早くやっておけばよかった。

他には鍵盤1つ1つに対して別々の指が割り当たってない場合なんかもちょっと厳しいかもしれません。どんな運指でも上手い人はいるので何ともいえないところではありますが、行き詰っている場合は見直してみるといいかも。


ランダムを使う

筆者は正規中心でプレイしていたため、☆12でどんどん同時押しが降ってくると全く認識できず終了~~ということになっていました。これはランダムを使うのが有効で、基本的にはほぼ常備で問題ありません。ただ、正規鏡当たりの曲に対して使うのは全く問題なし。

今までずっと正規でやっていたのでランダムでやるのは苦しい…という場合は1曲目だけつけてみるところから始めてみるとよいでしょう。この時選ぶ譜面も☆10~11の余裕のあるもので構いません。いきなり難しいのをやって心が折れないよう注意。しばらくやっているとランダムに慣れてきて、正規鏡より良い結果が出ることが増えて、自然とつけたくなっていくと思います。

慣れてきたらmosaic、ワキシダリア、Raveitなど同時押し主体の曲にランダムをかけて練習していきましょう。これはかなり力になると思います。(ランダムをあまり使ってこなかったプレイヤーはこのあたりの曲が苦手になることが多いです。)


難埋めにこだわりすぎない

「バドマニ、クエル、メンデスがハードできたら皆伝が取れる!」なんて言説もありますが、私の場合はその段階では全く歯が立ちませんでした。(卑弥呼の二重階段に耐えられず)

昨今では皆伝に合格できるタイミングは個人差が激しいことが知られています。私の場合は上記曲のハードからだいぶ経って、クロペン、エレクリ、PPあたりをイージーしたあたりで合格することができました。ハード基準で語られる合格目安は多いのですが、段位ゲージはハードに比べると耐久力が高いので、イージー基準で考えたほうがいい気がします。

また、ハード粘着は曲を最後までできないデメリットがあり、1日2~3回やってみてダメならまた今度にしてその日はイージー主体で練習するぐらいが良いと思います。
個人的にはクロペンイージーあたりがある程度の目安になると考えています。


皆伝曲はランダムで練習

段位を受けすぎると癖がつくとはよく言われたものですが、確かに受けすぎは避けたほうが良いです。その代わりにランダムをかけて皆伝曲を練習しましょう。

イージーだと全然ゲージが上がっていかないかと思いますが、あまり気にせずミスを減らすことを心がけましょう。

上記のクロペンと合わせて、私の感覚だとランダムでBPが下記ぐらいになると合格の可能性が出てくると思います。これも個人差はあるので参考程度にして、実際に受けてみて、各自でもうちょい減らさないとダメかな、などと判断してみてください。

嘆き BP80
灼熱 BP150
卑弥呼 BP150
冥 BP120


多分やらなくて良かったこと

10年間の迷走の間やったけど、皆伝を取るだけならやらなくて良かったなと思うこと

①☆11のエクハ埋め
なぜかSPADAの頃に埋めてしまった。おかげで個人差は上手くなりましたが皆伝取得にはほとんど寄与していないと思います。個人差曲のハード埋め、スコアを伸ばしたい!というような場合には基礎練習にはおすすめです。

②過度な連皿練習
皆伝を取る前に灼熱をイージーするぐらいやり込んだ。もちろん灼熱が課題曲に入っている以上ある程度の習熟は必要ですが、イージーできるほどの腕前は必要ありません。単曲クリアは皆伝合格後に目指すことにして、ある程度のBPに収まったら一旦置いておくでも十分です。もちろん無駄にはならないのですが。
ちなみに、灼熱が段位で抜けられないほど辛い場合は、☆10の皿曲から練習していくのがおすすめ。


最後に

ありきたりなことしか書けなかったし結局個人差かよみたいな感じになっている気がする。
少しでも頑張っている方の参考や励みになっていれば幸いです。

ちなみに10年かけて皆伝を取った時はなぜか達成感とも感動とも言えず、どちらかというと解放されるような感覚がありました。長すぎて悲壮感が漂いすぎたのかな……。

最後に忘れたくないことは、やっぱりゲームなので楽しむこと。皆伝を取ったら上手くなるのではなく、上手くなった結果取れるものです。段位を第一にして過度に執着するよりも一曲一曲楽しんで少しでも良い結果を目指していきましょう!

ここまでお読みいただきありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?