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ニュービーニンジャの初忍殺TRPG④~シーフ・イン・ザ・ナイト(前篇)~




1,はじめに

ドーモ、がーねっとです。
この記事は、6月某日にチーム・ステゴマサーバーで開催された「シーフ・イン・ザ・ナイト前篇(第2版コンバートver.)」のリプレイ兼感想となっています。
「チーム・ステゴマって?」「そもそもどういう流れでこのセッションに至ったのか?」などが知りたい方は…どう頑張っても説明しきれないので以下の各記事をご覧ください!(マルナゲ・ジツ)


2,本日のステゴマ隊候補生一覧

続きまして今回のNM&参加メンバー紹介です。
前回以前の記事を読んでいる方にとっては「もう見た」案件が続く&長くなってしまうため、ここでは名前と一言コメントにとどめておきます。(敬称略)

NM:ほのぽっぽ 最初のセッションからお世話になっているNM。初心者にも丁寧かつ優しい。ほとんどブッダ。
PC①:ホロウオウル(ハム) マイペースなJKニンジャ。カワイイ。
PC②:インディフェレンス(Konoe) 裏社会には向いてない?少年ニンジャ。カワイイ。
PC③:ミニッツリピーター(マキリ猫) 強気で度胸のある女性ニンジャ。豊満かつカワイイ。
PC④:ロウトン(がーねっと) 私の第一子ニンジャ。出目6の男。

より詳しい人物像が知りたい方は以下の名鑑をご覧ください。遥かに良い。
(カツカツ=サン、改めてまとめてくださってアリガトゴザイマス!)

それではようやく本編開始な



3,君達ホントにビズに行く気があるのか?

1)導入無くして物語無し

時刻は20:00。NMの号令により、例の如く点呼が始まります。

NM:それでは時間となりました 点呼をお願いします
PL:1!
:1!
:1!
:1!
NM:皆がNo.1だ!

ステゴマ隊はNo.1!

ナンバーワンでオンリーワンなメンバーによるセッションが今宵も開幕!
PL達のバンザイ・チャントにも熱がこもります。ここはソウカイヤだが

◆一旦ここで◆
今回挑戦するシナリオは「シーフ・イン・ザ・ナイト(前篇)」
ニンジャスレイヤーTRPG第1版時代に作られたシナリオを、NMのほのぽっぽ=サンが第2版(現行版)用にコンバートして回しています。オツカレサマドスエ!

このコンバート版、すでに忍殺公式サーバーでセッションが行われており、私は手持ちのニンジャの一人「ラグバーナー」で参戦しています。
しかし今回はステゴマ隊向けバージョン。参加メンツも違えば背景の情報も違う!何よりダイスという存在がある以上、何もかも同じ展開にはなりえないのだ!
という言い訳を胸に私は改めてこのシナリオに参加したのであった…。
◆説明な◆

では本編再開

セッションへの期待高まる中、NMがシナリオの導入を進めていきます。

ソウカイ・シンジケート首領ラオモト・カンとソウカイ・シックスゲイツ達は定期慰安温泉旅行に旅立った。
支配者の不在により末端の横暴ぶりは劣悪極まりなく、まさにソウカイヤはこの世の栄華を誇っていた。
…だが、美味しい思いが出来るのは自分の支配地域、あるいはシノギを持つ者だけだ。
末端の末端…例えばソウカイヤ入りして日が浅いニュービーニンジャたちは、
\先輩/ニンジャにこき使われるばかり。

とはいえ君達チーム・ステゴマは顎で使われる末端ではなく、
さりとてサンシタを顎で使えるほど出世しているわけでもなく。
早い話が暇を持て余していた。
そんな折、ソウカイネット経由で儲け話が舞い込んできた。
それは「担当ニンジャが死んだせいで未払いになっているミカジメ料を勝手に徴収する」というもの。
発起人は君達と同じソウカイヤのニンジャ。命を張る事も無い簡単な仕事。報酬も良い。
暇を持て余していた君達は軽い気持ちでこの話に乗る事に決めた。
その裏で巨大な陰謀が蠢いていることを知らず……

私:ロウトン4月中旬以来ヒマ持て余してるからちょうどいいな

事務所以来マジで動かしてなかった

…そう、ロウトンは1か月以上セッションに出ていなかったのである!!
ちなみに他の参加者の皆さんは少し前に「横浜御縄連合」というシナリオを通過しているのですが、ロウトンは(私が不参加だったので)ダーツの練習してました。一応こいつダーツモチーフのニンジャなんだ。

※とはいえ私自身は公式サーバーやステゴマサーバー内の別セッションに参加(NM含む)していたので、PLとしては正直初心者とは言い難い状態で挑んでいます。自作シナリオまで書き出したし…

まあいいか!(開き直り)

君達は今回の「仕事」のブリーフィングの為、
持ち掛け人であるソウカイニンジャ「ケントゥリオン」の指示した建物内へと集まっていた。
実際そこは持ち主のいなくなった廃墟であり、
壁に掛った「不如帰」のショドーがかつてヤクザ事務所であった名残を残すのみ。
この場に集まった者達は既に面識のある者もいるかもしれないし、全員が初対面かもしれない。
アイサツの中でフレンドリーに振る舞う者もいれば、必要以上に馴れ合おうとしない者もいる。
明日のローン返済のためならばどんな事でもしようと考えるサンシタもいれば、
いずれはラオモト・カンすら倒しネオサイタマの王として君臨しようという
野心に溢れた命知らずもいるかもしれない。
何はともあれ、これから即席のチームとなって「仕事」を行う者同士、
まずはアイサツを済ませておくべきだろう。

…というわけで恒例のアイサツRPタイムです。
「いつものテンプレとはいえ面識しかない面々に「初対面かもしれない」ってなんだその他人行儀なナレーションは」というNMのツッコミを裏で挟みつつ、今回の参加メンバーが指定された元事務所へ……集合!!

「くあぁ……。暇でいいね、平和だ……。」インディフェレンスは事務所のソファに座りながら欠伸、両手で湯気の立つ湯呑を持っている
「ぁ、ドーモ。インディフェレンスです。」

「んー……最初のうちはうるさく言われなくて良いなって思ってたけど、しょうもないおつかいばっかりだと体がなまっちゃうねー……お金もたまらないし」大型床置きクッションに埋もれたホロウオウルがぼんやりと呟く。暇なのだ。
「あ、アイサツか……ドーモぉ、ホロウオウルです」

とか言っていたらビズに駆り出されたインディ(カアイソ) by Konoe=サン

泣く子も黙るギャング共にメン・タイを2倍で売りつけてきたニンジャの姿か?これが……。
※横浜御縄連合というシナリオで、敵ギャングと上手く交渉すればアイテムを高く買い取らせることができるパートがある

チャを飲んだりクッションに埋もれるカワイイニンジャ2名がリラックスしているところへ、残りのメンバーも合流してきます。

「ドーモ。ロウトンです……呑気かよお前」ロウトンがのんびり入室してきた。そしてソファに座るインディフェレンスを発見する

「上がいねえだけで下がこんだけグダグダになるんじゃ、あの仕事中毒が休みたがらねえワケだな…」 (タバコをふかしながら現れる
「ホロウオウル=サンにインディフェレンス=サンに…そっちは初見か?ドーモ、ミニッツリピーターです」

ミニッツリピーター=サンは横浜参加組なのでロウトン以外顔見知りです

今回が初対面ですが、口調や態度はなんとなーく似ている気がしなくもない二人。少なくともロウトンはミニッツリピーター=サンへ好意的な印象を持ったようです。(あまり表に出てませんでしたが)

このセッションに参加したPC(PL)は既に交流が続いていることもあってか、アイサツRPから自然と雑談が発展していきます。この辺は参加メンバーの傾向&それまでの交流の有無が関連しているのでしょうか?
(そしてRPが盛り上がるのはタノシイ半面、NM視点だと「話ぶった切っていいのかな…」という気持ちにもなるので、今回NM=サンがちょっと様子をうかがってる感じになったのもむべなるかな)

イ「こないだだって、ちゃんとギャングにメン・タイ売りつけてきたのに。ちょっとくらいのんびりしたって」
ホ「あの時は大変だったねー……なんかよくわかんない卓球の人が」
ロ「ギャングにモノ売りつけてきたとは思えねえグダりっぷりだけど?」
イ「それだけ順調にいったってことだよ」
ミ「…あぁ、ロウトン。思い出した。アンタ確かトレーニングでライオンの心臓ぶち抜いたってヤツだろ?」

※卓球=ステゴマ卓の横浜御縄連合で登場した卓球ラケットで戦うニンジャ
※ライオンの~ ロウトンがトレーニンググラウンドでサツバツ6(即死)を出したことを指す

約2か所ふしぎな文面がありますが、どちらも間違いなく事実なので何も問題がありません。
こんな感じで今日の出撃メンバーがゆるい会話を繰り広げていると…突然年代物のUNIXスピーカーから異音!ノイズ越しの電子音声が、ステゴマ隊に淡々と話しかける…。

「ドーモ、はじめまして皆さん。私が皆さんに今回の話を持ち掛けたケントゥリオンです」
「私は肉体労働の苦手なハッカーでして、UNIX越しに失礼します」

口調はある意味そのままですね彼は

ケントゥリオン……今回のメンバーにビズ(任務)の話を持ち掛けてきた謎のニンジャである!
メンバーは通信の音質の悪さに言及したりクッションに埋まりながら反応したりなど自由ですが、それでも依頼主の話はきちんと聞いています。多分向こうはゆるゆるモードのステゴマを見ているが言及しなかったから大丈夫ということにしよう

そんなケントゥリオンの話をまとめると、

・ハギモト・ツクルという人物から未払いのミカジメ料を徴収すること(抵抗するなら殺しても構わない)
・ハギモトはキョートのヤクザ崩れであること
・彼の会社を含むエリアをシマとしていたレアンコイリアというニンジャは、4か月ほど前にニンジャスレイヤーに殺されたこと
・ハギモトは支払いを滞納しているのだから、【滞納分よりも多少多めに払わせ、オーバーした分を参加メンバーが貰っても構わない】こと
・成功報酬は出ないが、ミッションで得たマネーやトレジャーの山分けや略奪は自由であること

こんな感じです。

つまり標準的な略奪・戦闘ミッションであることが分かるのですが…ステゴマの面々が気になるのは「ニンジャスレイヤー」なる者の存在。

ロ「ニンジャスレイヤー?」ロウトンが訝しむ。「……なんか聞いたことあるな、会ったことはねえけど」
ホ「ニンジャ……スレイヤー=サン?」
イ「なんか、いかにもニンジャを殺してますって名前だね……」
ミ「……どこがヌルい仕事だよ。おい」(舌打ち

少なくともここにいるメンツは全員忍殺と遭遇していない…はず!

一応ケントゥリオンはニンジャスレイヤーのことを教えてはくれますが……正直今回のミッションに直接絡んでくるかどうかは分からない。彼自身も「忘れてしまっても構いませんよ」と添えている。(実際遭遇しなかったからね今回は)
とにかく今回のステゴマ隊の仕事は……ソウカイヤをナメ腐り、数十万札もミカジメ滞納してやがるアワレな企業に今一度我々の恐ろしさを知らしめてやることだ!骨の髄までな!!

:ソウカイヤの恐ろしさを骨の髄まで分からせるトゥルーハート「ざ、ざっけんなっこら~……!」
:ソウカイヤの恐ろしさを骨の髄までわからせるサンゴマン「ボリボリボリボリボリボリボリボリ」(自分の指を食い始める)

実況ルームの発言より抜粋

骨の髄を食ってどうする


2)レッツゴーツクル・マシン・システムズ社

ケントゥリオンに託されたフロッピーと任務を胸に、ターゲットのカイシャ:ツクル・マシン・システムズ社へ向かうステゴマご一行。

ホ「脅して絞れるだけ絞ってフロッピーを差してくる、と……ハイヨロコンデー」
ロ「ハイヨロコンデー。あんたらこないだギャングといい感じに交渉したんだろ?期待しとくぜ」
ホ「あー……ちょっとお願いしたらすぐ聞いてくれたよー、みんな良い人だったし」のんびりした調子だがやや含みがある言い方で返す。
ミ「今回も見れると良いな。ホロウオウル=サンの交渉術をよ」(ニヤッと
ロ「なるほどね?」ロウトンは何かを察した様子で笑っている

ソウカイニンジャらしいシーンだ(個人の感想)

一見その辺の若いストリートモータルに見えなくもない彼らだが、その実態は恐ろしきソウカイニンジャ達。ヤクザの首を飛ばしたり元野球選手のギャングをホームランしたり、(女性3人+少年1人という参加PCの構成を見て)「女子供ばかり」とバカにしてきたギャングの野郎共を言葉と拳で黙らせたりと、案外アグレッシブなこともやってきているのです。

そんなステゴマ隊にかかれば今回の取り立てだって……え?インディフェレンス=サンはどうしたって?

ミ「オムラの系列なら十中八九ポンコツ共が固めてやがるだろうな。インディフェレンス=サン、アタイらで前衛の火力支援するぞ。できんだろ?」(肩がし
イ「ぁ、アイエエ……が、ガンバリマスッ」
ミ「シャキッと返事しろコラー…まあ言えただけ良いか」(開放
イ「アイエエッ、ご、ゴメンナサイ~ッ!」

:いつぞやのロウトンからの脅迫を思い出してしまって草<肩がし
:君もソウカイヤでインディ=サンに肩がし!(ヒーローショーアトモスフィア)

※ロウトンからの~:ロウトンはインディ=サンに「ミサイル撃て」と暗に脅迫したことがある

概ねいつも通りですね!!

◆◆◆

さてソウカイヤの名前を出してハギモトの前に登場したステゴマ隊、NMの指示を受けてさっそく取り立て開始です。
ハギモトは高速モミテをしつつも抜け目ない雰囲気。どうやってこの男から「滞納分40万+実質PC4人の報酬となる上乗せ分」をぶん取りゃあいいものか…。

ホ(また良いマッポ、悪いマッポでやれば良いのかなー)ひそひそ
ロ(いいんじゃねえの?少しくらい揺さぶっても耐えられそうだし)

ミ「ほーう?伺ってなけりゃミカジメ滞納しても構わねえってハラか?ハギモト=サンよ」
イ「そ、ソウカイヤです!未納のミカジメがありますよっ!」

ここで自然と良いマッポ・悪いマッポ役が分かれている…

おおっと先陣切ってぶっこんだのはミニッツリピーター=サンとインディフェレンス=サン!!ハギモトの額に汗が滲む!やはりこいつの滞納は意図的なモノだったのだ!!
あっさりと「40万返す」と申し出るハギモト。しかしこのままでは我々の報酬が手に入らない…そこで抜け目なく悪いマッポ役の二人が畳みかける!

外見だけ見れば小柄な女性とカワイイ系の少年だが…彼らにはギャング相手に交渉を成立させたという前例がある!いけるぞ!

「ザッケンナコラー!!」 床を強く踏みつける!
「ざ、ざっけんなっこらー!」ミニちゃんの1秒後くらいに続いて地面をトンッ
(※↑ここでNMによる蚊の絵文字リアクションが追加)

:草
:かわいい

蚊の絵文字が普通にあって笑う byほのぽっぽ=サン

蚊柱立ててる奴誰だよと思ったらNMだった(気持ちはわかるが)

流暢なヤクザスラングと共にハギモトを詰め始めるミニッツリピーター=サン、なんかもうびっくりするくらいハマっている!この圧、ソニックブームやパラゴンにもひけを取らないのではないか?

「テメエ4ヶ月も滞納して何の利息もなしで済むと思ってんのかコラー!!誠意見せねえとシメッゾオラー!!」
「しかもだ。事情があるならまだしも、今すぐ?耳揃えてだぁ?テメエ意図的に滞納してやがったろナマッコラー!!」

ここへんでジツでビット浮揚包囲させて威圧したいですが(

容赦がないぜ!

さらにPLのマキリ猫=サンがさらなる演出を提案!着々とハギモトを追い詰めていく!
こういう提案(演出系)は自分はあまりしないので新鮮な

しかしミニッツリピーター=サンは無意味に怒鳴りつけているわけではありません。発言もジツもあくまで交渉の一環であり、本気でハギモトを01そうとしているわけではない。
自然と?良いマッポ役になった残りの二人も間に入り、交渉は徐々に本題に移っていくぞ!

ホ「まあまあ、ミニッツリピーター=サン。そうやって、またあのブラッドカタナ・ヤクザクランの時みたいなことになっては……おっと
ミ「…ま、アタイらは無節操な殺人鬼じゃねえ。テメエに機会は与えてやろうってんだ」
ロ「ハギモト=サンよ。あんたばっか責めて悪いけど、あんたもやらかしたって自覚があるみたいだからな。あんただってこっちが何かヘマしてたとしたら…ちょっとくらい誠意を見せろって思うんじゃねえの?」

ロ「同じだよ。こっちだってタダじゃ帰れねえ。そう、タダじゃあ……ね」
ホ「よく考えてねー……自分の命とソウカイヤのメンツの値段だからね」
ミ「バラされてタマ・リバーに浮かびたくなけりゃ精々頭と財布絞るんだな」

ここぞとばかりに畳みかける皆様

こんな感じの交渉RPを繰り広げた結果、NMは【自動成功】という判断を下してくれた!ヤッター!RPに没頭して具体的な数字から目を背け続けていたPLもいたので実際ありがたい判断

…え?インディフェレンス=サンはどうしたって?

イ「歌うカニ・バーとか行って遊んでたんじゃねーだろーなあっこらー!」

:精一杯思いつく限りの威圧語彙並べててかわいいね!
:インディ「こ、こんなに悪そうにしてるのに!!」
:ミニ「お前ヤクザというか裏の世界に向いてねえよ」
:それはそうだ、彼はもともとNSPD志願である

なぜソウカイヤにいるんだ君は

まあこの後「僕達はふわふわローンより遥かに優しい」という事実を述べたりもしているので結果オーライな(?)


3)安心と信頼のヤクザ戦

PC達の怒涛の交渉術に折れたのか、ハギモトはなんと100万札を我々に支払ってくれました。徴収すべき40万を差し引いても一人当たり15万札は貰える計算だ!ワオワオー!

しかしこれでミッション終了ではない。我々にはまだやるべきことが残っている……そう、ケントゥリオンから託されたフロッピーだ!
というわけでPC達の交渉はまだまだ続くぞ!具体的にどんな感じだったかというと…。

イ「は、ハギモト=サン、実はですね、僕たちは自発的に此処に来たので、今なら滞納の件を黙っておいてあげることもできるんですよ……!」
イ「あーなんだかのどかわいちゃったなー(棒」

ハギモト「お、おい!チャ!」(人数分のチャとヨウカン、NM判断で精神力の上限が一時的にアップのおまけつき)

イ「まさか立って食べろってことじゃないだろうなーっ!お行儀悪いでしょうがっこらー!」

イ「おいしい」ヨウカンもっちゃむ

横浜でもこんな感じの交渉してなかったか?君は

あっこれはインディフェレンス=サンによるセッタイの交渉でしたね

ロ 「こいつさえ使わせてくれればこれ以上無茶は言わねえよ」ロウトンがフロッピーを取り出して見せる
ハギモト「……フロッピー?」 「その、それをどうするので?」
ミ「アンタがそれを気にすんのか?ア?いいから言う通りにしろよ。なに数分もかからねえんだ」
ホ「ここだと……ちょっと周囲の耳には入れづらい話でー……大丈夫、お互いウィンウィンの秘密の話だよ」何とか会議室の奥に入れるように仕向けたい。

ロ「……あんたが二度と変な気起こさないようにするためのものさ」
ロ「どう使うかは……説明しなきゃダメ?」

この辺の発言、実は前回参加した際の流れを若干参考にしていました(懺悔)

ヨウカンモッチャムしてるメンバーが1名いますが、とにもかくにも「黙ってこのフロッピーを使わせろ」という圧をかけていくステゴマご一行。しかしさすがのハギモトも全てを察してしまった。

『こいつら……メインUNIXに手を出すつもりか!?』


「シバルナッケンゴラー!こっちが下手に出てりゃいい気になりやがってよォ!」
「テメェらのもくろみは最初から分かってんだ。ネオサイタマの田舎ヤクザごときが舐めやがって!テメエら!ヤッチマエー!!」

そして現れる大量のヤクザ!!

知ってた
まあヤクザならこういう展開になっても仕方ないですね!ハハハ!

というわけでヨウカンを丸呑みしたりヨウカンを回収したりしながら戦闘態勢を整え…まずはいつものヤクザ戦、開始!!

まずはロウトンが魅了を使って厄介なショットガンヤクザを始末します。
1か月以上前線(セッション)に出てなかったロウトンだが果たして…。

発動判定(集中あり):
/nd e8 : 8d6>=3 = (4,6,5,6,1,4,5,6 :成功数:7) 合計値:7

※魅了の【6,6,6】:直ちにターゲットを2体追加し、同じ効果を与える。ターゲット選定の条件は変わらない。

オーメンである

お前は相変わらず6に愛されてんなマジで
プレッシャーだからやめろっちゅーんじゃ

というわけでショットガンヤクザをまとめて3人ナムサンさせ、続くミニッツリピーター=サンもオービット(カラテミサイル読み替え)で4人撃破。ホロウオウル=サンのカラテ、インディフェレンス=サンの感謝のカラミサで残りもあっさり撃破し……ヤクザ戦、一瞬で終了!!ハヤイ!

なお早々にナムを決めたロウトンはというと

ロ「いろんなモン飛び交ってんねえ」首が飛んだり緑の血しぶきが飛んだりカラミサが飛んでるのを見てニコニコしている
ミ「あーはいはい。あー……成程な、アンタの話聞くと普通に強くて有望なニンジャだと思ってたが…なんか納得したわ」

何度でも言うがロウトンの生い立ちは「スナッフフィルムメイカー(下劣なパパラッチ)」である

バイオレンス万歳!!
(なおこの後のトレジャーダイスでも6を出した模様)


4)我々は奥ゆかしく邪悪ではないニンジャなのです

我々が準備運動戦闘をこなす間、ハギモトは建物内のどこかへと逃亡。
さっさと仕留めたいところですが、ここにはまだまだお宝とイベントが盛りだくさん。というわけで順番に巡ってみましょう。

①オスモウ部屋
最初に向かったのはオスモウ部屋。可愛がり(意味深)目的で部屋に入ると、4人のスモトリと壁にかかった2つのノボリが目に入ります。
NM曰く、2つのノボリは合わせて10万札相当。これを奪うかどうか尋ねられたPC(PL)達は…。

「奪うぞ」
ミ「あのノボリは値が付く。スモトリは…ロウトン=サンのアレで寝かせりゃいいだろ」

:ロウトンはモンドムヨーで取るな
奪ってから殺すのと殺してから奪うので何か違いが?(純粋な質問)
:草
:戦闘で破れちゃうとかあるかもしれない 今奪うか

「ちょっと可哀想じゃないかなあ……」byインディフェレンス=サン

うーん、邪悪!
今回のメンツは略奪にあまり抵抗がないタイプが集まってるようだ…。

しかし(多数決で奪うことが決まったとはいえ)、インディ=サンが少し抵抗を示しているのも事実。優しいNMがオスモウへのミネウチはできると配慮して下さったのだが…。

:PLは全く嫌じゃないです!むしろPCが嫌な思いする方がPLがウレシイ!

「可哀想はカワイイ」という世界もあるのだ

うーん、邪悪!(2回目)

ちなみに肝心の戦闘はというと(ハイライトのみ)

・命は奪わないがオスモウの足の腱をオービットで切り裂くミニッツリピーター=サン
・バスケットボールくらいに威力を調節したミサイルを大砲並みの速度で頭部に射出するインディフェレンス=サン
・「見て見てリアルオスモウ手形つけてもらっちゃったー……イヤーッ!」とヘンゲからのカラテでオスモウを楽しむホロウオウル=サン
・そこでよろめいたオスモウを「オヤスミ~」させるロウトン

……01しちゃいないから邪悪ではない!


②トイレ
お次はトイレです。なぜならお茶を飲んだインディフェレンス=サンが「トイレ行きたくなった」と発言したためです。かわいいね。

トイレにはヤクザが1名こもっており、「紙がない」と嘆いている声が聞こえてきます。我々は万札1をペーパー代わりに与えてもいいし、なんか別のことをしてあげることもできますが…。

イ「ちょ!ちょっと!早く出てくださいよーッ!!」開いてない個室をバンバン!
ヤクザ「ま、ま、待ってくれ!出たくても紙がないんだよ!」 個室内から悲痛な叫び!
イ「そっちはもう出してるじゃないですか!こっちは今出そうなんですよー!!」バンバンバンっ!

「こじ開けて追い出せば?」完全に他人事である
ミ「それだとクソと死体がそのままになるだろ…」

ギャグ・カトゥーンめいている

別のことをする雰囲気ではないな!
邪悪アトモスフィアとは真逆の空気感である

というわけでトイレに行きたくて必死なインディフェレンス=サンが万札をあげたことでヤクザは無事解放。雑に手を洗ったヤクザから万札をちょっとだけもらい、(NM視点だと計算ミスがあった?ようですが)みんなの懐が少しだけ暖かくなったのでした。

ちなみにトイレパートでのPL会話(一部)はというと

:ミニが投げてやりますよ(
うんこを?
万札だよ!!!
:ゴリラな?

こういうしょうもない会話も好きです


③オフィス
次はオフィス。「ようこそご友人」「乳歯」「はやく/はやく/ゆっくり」と書かれた労働を促すビジネス・ショドー(NM談)が威圧的にサラリマンを見下ろす中、9人のアワレなモータルが仕事に精を出しています。
ここでNMより、「我々ニンジャはここにいる非ニンジャ達を好きにできる」とのお達し!もちろん何もしないこともできるが…どうするステゴマ隊!

じゃあとりあえず全員締め上げて万札絞りますね(
:迷いがないぜ!
:カツアゲマン!

NMの発言からこの会話が終わるまで約1分ほどである

ご友人♡ 素敵だ…♡
乳歯もといミルクトゥースも喜んでいます(多分)

というわけでステゴマ隊は流れるように9人のサラリマンからカツアゲを終了し、ついでにロウトンがハッキングを試みたがごく普通な結果を残して終わりました。強いて言うなら…

サラリマン「アイエエエエ!!私は模範的な社員です!仕事の合間にエッチ・サイトなんて見ていません!本当です!」
ロ「知らねえよ、邪魔」ロウトンはUNIXを占拠
イ「え、えっち・さいとは駄目ですよ!ダメダメ!!」インディも狼狽!

(ハッキング後)
/nd d100#見ていたサイトの内容、大きいほどマニアック
: 1d100 = (43) 合計値:43

NM:まぁ男子ならこれくらいはね?程度のものが映っていたようです
ロ「……あんた、見るなら家で見ろよな」押しのけた社員を鼻で笑う
ホ「エー、何それサイテー」ホロウオウルは暇つぶしめいて軽い調子で哀れなサラリマンをからかうと興味なさげに退出。
イ「え、えっち過ぎます!!こんなの職場で見てちゃダメでしょう!!ちゃんとお仕事してください!!」ナムサン、他の社員にも聞こえるような大声で注意をしてしまった
ロ「カワイソ」ロウトンは笑いながら退場!

念入りに社会的地位をカイシャク! byハム=サン

サラリマンが完全にとばっちりである


まあでもハッキングの結果自体は有用なものでした。なぜならハギモトの背信の証拠が見つかったからです。
どうもハギモト、ソウカイヤの許可なく作っていたオムラ兵器をキョートに横流ししていたようで、UNIXが絡んだ途端に激高したのもこれが原因ではないかとの予想。これにはケントゥリオンも「念入りに抹殺しましょう」と通信を挟まずにはいられなかったよう。殺意が高えハッカーだな
無論この事実を掴んだステゴマ隊も……

イ「キョートって、えっと、あれ、ゾウモツ・シャドーギルドがあるんだっけ」インディのうろ覚え知識!
ミ「ザイバツな。こんなとこにまで食い込んで来てやがるのかあの屑共が…」 ミニッツリピーターの表情が歪む。それは怒りであったが、奥底に恐れもあった

一文字しか合ってなくて草

ゾウモツザイバツ・シャドーギルドの影を感じ、各々警戒を深めるのであった…。
※ミニッツリピーター=サンは過去にザイバツ絡みで色々あったニンジャです。詳細は…この記事の「2,本日の~」に掲載した名鑑を見よう!


④オイラン部屋
やってまいりましたオイラン部屋。「アーレエエエエ!!」と叫ぶ彼女たちの腰には何重にも巻かれた帯。どう見ても「これを引っ張ってほどいてください」と言わんばかりの着こなしだ。古典的芸術!(?)
NM曰く、ここではDKK(少なくともこの卓では、入手したくない方は参加をパスしたり万札に変更することが可能だった)が手に入るミニゲーム部屋でもあるとのこと。オイランを盛大に回転させれば(あるいは別の遊びに読み代えれば)、出目の結果でDKKor万札を獲得できるのだ。
これすなわち…ヨイデワ・ナイカ・パッション重点!

なお参加表明組のコメントはこちら

私:万札もらう目的でやるか
ハム=サン:ホロは今までのRP的にやりづらいな 事故を装って万札貰っちゃおうかな
Konoe=サン:読み替えチャレンジにしておくか

なお全員万札目的である

マキリ猫=サンはミニッツリピーター=サンの設定的に「読み替えたとしても参加はしない」とのことなので、残りの三人でやっていきましょう。それにしても今回のメンバー金にめざといな(私が勝手に思ってるだけ)

Konoe=サン:(インディ=サンは)オイランのお姉さんに誘われて顔を真っ赤にしながらチンチロで遊んだ

NM:「2,6の丁ドスエ」 キャバァーン!ギャンブル成功!
イ「チンチロ?してきた……!万札2分勝ったよ……!!」一人だけ別の遊びをしていた

ロ「あー、なんだっけこれ?紐引っ張ればいいんだっけ?なあお姉さん」そう言って目についたオイランの帯を引っ張る!
NM:「アーレエエエエエエエ!!!!!」 オイラン高速回転!

ホ「苦しくないこれ?待ってて今うまいこと緩めて……あれここの所どうなって……イヤーッ!あっごめ……」
NM:「アーレエエエエエエエ!!!!!」 オイラン高速回転!

勢いあまって大回転(お池にはまってさあ大変のリズムで)

まさしく三者三様な(ちなみに一番出目が良かったのはインディ=サンでした)

なお過去に色々あったミニッツリピーター=サンは部屋の外で待機し、やや冷たい目で皆を出迎えましたが…インディフェレンス=サンの収支報告を聞いて困惑の色を見せた様子でした。まあ彼は純粋にゲームして楽しんで帰ってきただけだからねえ…。


⑤社内スシ・バー
ここは会社に備え付けのスシバー。冷蔵庫にはロックがかかっており、ハッキングで暗号の謎を解かなければ開かない、とのこと。
その上セキュリティの一環なのか…2回失敗すると冷蔵庫がばくはつしてしまうらしい!どうするステゴマ!誰がやるんだ!?

:大変だー!冷蔵庫司令官がばくはつするぞー!
:ホアアアアア!!!
:せっかくだからニューロン微妙なインディくんがチャレンジしてみようか
:ネオサイタマの機械は大体爆発するからな

成功すれば勝ち byハム=サン

危機感が薄いぜ!

でも見事ニューロンのひらめきを手にしたインディ=サンの手で冷蔵庫は一発オープン!中にはおいしそうなスシとトロ粉末!というわけで全員無事にアイテムゲットするに至ったのでした。よかったよかった。

イ「閃いた!」
ロ「なんか入ってた?」
ミ「トロ粉末でも入ってりゃカネになるんだがな…」
ホ「どうだった?」ロウトン……の後ろだと見えなかったのでミニッツリピーターの肩越しに覗き込む
イ「ふっふっふ、ボク、こう見えてあと3点でセンタ試験合格してたくらいだからね」
「つまり落ちたんだろ?」無慈悲!

ツッコミたい気持ちを抑えられなかった などと供述しており

カワイイが詰まっている会話だと思いませんか?あなた(身内びいき)


4,ハギモトが倒せない

1)セントリーガンがかわせない

巡り終えるべき部屋は全て巡った。ここからはいよいよハギモトを追い詰め、さらに万札を搾り取る徹底的に締め上げるとき!
……と勇んでフスマ部屋に入ったはいいものの、中には人の気配がない。エノテラ、イソギク、アイビー、アザミの見事な墨絵が描かれた四方の壁、シュギ・ジキと呼ばれるタタミのパターン…しかしどこにもハギモトはいない。おかしい。どこに消えたんだ。
4人は慎重に歩を進める。スリケンを握ったり握らなかったり、額の汗を拭ったり拭わなかったりしながら……部屋の中央へと向かっていった。

ホ「バカな……行き止まりとは……」口調がおかしい!
イ「社長=サンが消えた……?」

NM:君達はついに部屋の中央へと達する。 ……まさにその時であった。
NM:後方のアザミ壁中央を音もなく回転させ、セントリーガンが姿を現したのは!

ホ「っ!」
ロ「……あ?」セントリーガンに気づき警戒!
イ「アイエッ!?」
ミ「罠か!クソが!」

※念のため言うと最初の発言者はホロウオウル=サンです

というわけでここは見事なトラップ部屋!回避難易度:hardのアンブッシュがなんと3回も繰り出されるぞ!!全弾食らえばダメージ合計3!これは痛い!
でも回避ダイスは1回ごとに回復してくれるって言うし、ロウトンの回避ダイスは6個あるんだからまあなんとかな


ロウトン1回目回避:
/nd h6 : 6d6>=5 = (1,4,1,4,2,1成功数:0) 合計値:0

ロウトン=サーン!!

なお他3名は成功


グワーーーーーッ!?

お前…初めて判定失敗したなロウトン…。

回避ダイス6個もあって1個も5が出ないとかあるんですか!?いやあるのか?確率論的にはむしろ出ない方が高いのか…?
妙に出目が良いので(出目)6の男とすら言われるロウトンにとっては、今回の失敗が果たしてどのくらいの頻度で発生するのか見当もつかぬ!

しかし怯えている場合ではない!2回目のアンブッシュが全員に迫りくる!!今度はがんばれよロウトン!!

ロウトン2回目:
/nd h6 : 6d6>=5 = (1,5,5,6,5,2 :成功数:4) 合計値:4

いつもの出目(ロウトン比)

名誉挽回!(?)
最初からそうしろ

他のメンバーは2度目も回避!出目がギリギリな者もいるが…被弾してないんだから勝ちは勝ちだ!

ホ「わ、と、と……」舐めるようなセントリーガン掃射を辛うじて回避!
ミ「何てモン用意してんだあの野郎…!」 ビットがセントリーガンを分断破壊!
ロ「チッ…めんどくせえな…!!」
「アイエッ!アイエッ!?アイエーッ!?!?」飛んでくる弾丸を全てすんでの所で回避!しかし危なっかしい!

インディ=サンがいると空気が和むな

さてここまではロウトンが一発食らった程度で収まったが、アンブッシュはあと一回残されている!イソギクの墨絵が描かれた壁から姿を現すセントリーガン……だがもう二度と同じ目には遭わな

ロウトン3回目:
/nd h6 : 6d6>=5 = (1,1,1,2,2,3成功数:0) 合計値:0

ミ「おい、大丈夫か!?」 ビットでフォローしつつセントリーガン破壊!

一方ミニッツリピーター=サンはナムアミダブツを出していた

なんで名誉返上してんだよ
しかもノーマルですら失敗してんじゃねーかこれ

結局ロウトンが1人だけ合計2ダメージ食らったところでセントリーガン沈黙!他3人は無事にノーダメ通過できたものの、「難易度hardってそれなりにハードなんだな」と再認識するPL達…。
ロウトンは元々体力7だったのでまだ何とかなる数値ですが……これからボス戦だってのに大丈夫なのか?ここでの失敗引きずって本番被弾されても困りますよロウトン君?
「これからに向けての厄落としだと思えば」という言葉を頼りに、ステゴマ隊はいよいよ決戦の場へ足を踏み入れる――


2)撃破までは眠らない

:4!
:3!
:2!
:1!
NM:0!
NM:どっかーん!わーい!

※再開時の点呼です

なぜなにナデ……アッハイすみません再開します

扉を開けると同時に強烈な照明が君達を出迎える。
レスリング会場のようなそこは実際非合法賭け試合を行う地下ドージョーであった。ソウカイヤ非申請だ!
部屋の奥にはヤバレカバレといった表情のハギモト社長が立っている。

「チェラッコラー!ソウカイヤはもう少しすりゃオシマイなんだ。
貴様らを殺して俺はオキナワにでも逃げさせて貰うぜ。
たとえニンジャであろうとこの怪物に勝てるもんかよぉ!」

死ぬほど眩しいライトを浴びつつ、ステゴマ隊はついにハギモトを追い詰めた!
しかしハギモトもこのまま死ぬわけにはいかぬと、モーターヤブ×2をPC達の前に降臨させる!!前シナリオやった時は1体だけだったはずだが!?

イ「アイエッ、まぶしっ……!?」
ミ「予想通りってヤツか。あの鉄屑はアタイらでやるぞ、インディフェレンス=サン」
ロ「まためんどくせえモン持ってきやがって…」ロウトンの足元から黒い影が伸び…炎めいて揺らぐ!
ホ「改めてドーモぉ。さっきのセントリーガンも含めて、きっちりオトシマエはつけてもらうよー……」

遠距離のインディ=サンとミニッツ=サン、近接のホロウオウル=サンとロウトンでお送りします

おのおのがたがハギモトを仕留めるため、思い思いのセリフを口にする…この瞬間はやっぱりいいものだ。
というわけでVSハギモトwithモーターヤブ×2、ここに……開幕!!

トップバッターはロウトン、Lv2になったシャドウ・スネアをぶっ放して相手の妨害を試みるぜ!
発動ダイスでしれっとサツバツ出しつつ無数の黒い手を生み出すが…ハギモトも出目6を出して対抗!いきなり6同士の戦いだ!(?)
しかし…。

ロ「こないだのヤクザといい、お前らはよく逃げるよな」
ロウトンが足元から伸びた黒い手を握っている。そして…ナムサン!それと同じ手が未だヤブやハギモトの足元で蠢いているではないか!
「でも今度は逃がさねえ」

ハギモト「チィーッ…なんだこりゃ…邪魔だ!」
なんとか捉えられる事は回避しているが、対処に精一杯の様子!

文字通り足を引っ張ってやるぜ!!

そう、Lv2になったスネアは次の手番まで地味にめんどくさい妨害効果をもたらすことができるのだ!!回避は「受動的行動」だから難易度変わらないけどな!

☆シャドウ・スネア

 LV2になると、このジツの効果は術者側の次の手番開始時まで、この3x3マスの範囲に残り続ける。
上記ダメージを回避したかどうかに関わらず、この範囲内にいる敵は『集中状態』に入れず、
敵がこの範囲内で行うあらゆる能動的行動の判定難易度は+1される
(『連続側転判定』『攻撃判定』『射撃判定』『発動判定』など)。
これらは「種別:環境効果」とみなされ、他の環境効果とは累積しない(最も強い効果だけを使う)。

(ただNMやってる時だと他の処理で忙しく範囲など忘れそうなので、スプレッドシートを使うのであれば該当範囲に色を塗ったりする方がいいのかな?とも思ったりしました)
(私もNM側なら多分処理忘れる)

続く他のメンバーは先にモーターヤブの撃破を狙います。なぜならヤブは体力こそ高いが回避をしない!そしてこっちにはカラテミサイル使い×2とヘンゲヨーカイの使い手がいる!2体まとめてスクラップにするには十分だ!

ミ「ガラクタが。死んどけ!イヤーッ!」 ZAPZAPZAP!ビットが装甲に覆われていない関節部を次々に攻撃!
イ「今度は出力上げてっと……赤熱鉄球くらいの威力で……イヤーッ!!」速度は相変わらず大砲!
「WHOOP!」壁を蹴って羽毛と鉤爪の旋風となったホロウオウルが着地!モーターヤブに爪を繰り出す!

またしても飛び交うミサイルと羽毛

順調に破壊されるモーターヤブ×2。片方は若干体力が残ったものの、オリガミめいて引き裂かれる装甲を見たハギモトは驚愕している。

ハギモト「ば、バカな…モーターヤブがこうもあっさり!?」
ミ「ニンジャにこんなもんが通じると本気で思ってたならオメデタ頭だな。ザイバツにつく位なら無理もねえか」
ロ「そのガラクタ共はさっさと始末しちまえよ」自分の足元から伸びた手と戯れながらハギモトを見やる。「こいつらもアイツ仕留めるの手伝うから」
ハギモト「ヌウーッ!抜かせーッ!!」

いい感じにやりあっている

※なんかロウトンが自分の足元の手(シャドウスネア)と仲良くやっておりますが、『次の手番まではスネアが継続している→ジツで出現させた手をコントロールするついでに己のパートナーみたく扱っていたら面白いな~』と思ってロール文を考えております。たわむれる時の雰囲気は友人以上恋人未満の誰かと接している時が一番近いという謎情報もあるぞ

なおバトルはヒリつくアトモスフィアを存分に発揮しておりますが

(インディ=サンのミサイルをヤブ二体に分散させなくていいのか?という質問に対し)
NM:インディフェレンス=サンのジツは2なので、ダメージが3なんですね
(=だから分散はせず、この時点で残り体力3のヤブ1機のみを狙った)
:あ、ジツ2か!スミマセン!!
ジツ3マウントか!?!?
:ジツ3マウント #ことば

なお裏ではジツ4マウントもあった

この緩さとハードさが両立する感じ……良い!

オメデタ頭と煽られたハギモトの怒りを代弁するかの如く、生き残っているヤブが(ランダムターゲッティングの結果)ロウトンを選んで射撃!!6発中3発がロウトンの元に飛んでいく!!
さっきのブザマな被弾っぷりを考えると、ここでダイスをケチれば3ダメ食らって残り体力2とかいう地獄が始まってしまいかねない。この後ハギモトのターンも控えているのでいささか不安は残るが……ここは安全重点で回避全ツッパだ!!

ロウトン回避:
/nd n6 : 6d6>=4 = (3,4,4,6,6,3 :成功数:4) 合計値:4

:確実に回避!リスク管理!

コッポドーなら嬉しい出目かも

3、4、6を2個ずつ出すという妙にキレイな出目をかまし、ロウトンはスネアの力を借りて跳躍!スネアの演出はRPでも役に立つ、素敵だ…。
そんなロウトンをよそにハギモト(もといダイスブッダ)はこれから攻撃するターゲットを選定。NMが振る4面ダイスにより、4人のうち誰かが選ばれるのだ。
まあさすがに出目1(=ロウトン)を2連続で出してロウトンを確実に被弾させてやろうなんて外道なマネはしな

ターゲット選定:
/nd d4 : 1d4 = (1) 合計値:1

:あ(
:草
:ナムアミダブツ!
:ダイス神はゲイのサディスト
:流石ブッダはゲイのサディスト

安全重点とは?

フラグよ
これはもう被弾不可避ではないのか?

しかしロウトンのスネアが抵抗を示したのか、ハギモトのチャカ・ガン攻撃判定が失敗に終わりなんとか確定被弾を免れました。撃った瞬間にスネアの腕たちが明後日の方向へチャカを向けさせたのかもしれない。えらいぞスネア。

ロ「残念だったなおっさん」ロウトンは自分の手元にいる黒い手と変わらず戯れている「こいつらもなかなか優秀だろ?」
ハギモト「ドグサレッガー!!」 上級ヤクザスラング!コワイ!
ホ「せっかく目の前まで来たんだから私とオスモウしてくれてもいいのにー」
※ホロウオウルとハギモトがMAP上で隣接しているため

ミ「ジツが強いのはいいが動きが雑だぜロウトン=サン。今の直撃コースだったぞ」
ロ「かわせりゃいいんだよ」ミニッツリピーターに返事しながら移動する

会話しながら戦ってるのチーム戦って感じがしてタノシイな

というわけでお返しにロウトンはカラテをぶっ放すぞ!
敵の回避難易度はスネアがあろうがなかろうが変わらないので、とにかく攻撃重点な。それにカラテで殴ればサツバツも狙える!そうだろロウトン?

カラテ判定:
/nd n6 : 6d6>=4 = (4,5,6,6,1,4 :成功数:5) 合計値:5

:攻めてる時の方が生き生きしてんな……
:やはり(スナッフフィルムメイカーである以上は)撮れ高よ

流石6の男 by Konoe=サン

そうだってよ!
マジで何なんだ?お前は…(また4と6を二個ずつ出してるし)

しかしハギモト、回避ハードのくせにあっさり回避!その後に続くホロウオウル=サンの攻撃もインディフェレンス=サンの攻撃も……なんと連続回避!アイエエエエ!?
こちら側の攻撃一発にハギモトが割ける回避ダイスはせいぜい1~2個だというのに……そんな奇跡的回避の連続が果たしてあり得るのか!?

…◆回想中◆…

ありえるかもしれないなあ(過去のNM担当卓を思い出しながら)



3)ソウルまでは眠らない

ハギモト「イヤーッ!!」 ヤバレカバレめいてヒートカタナを振るう! それがラッキーヒットめいてホロウオウルのカラテと打ち合った!

NM:さらにインディフェレンスのカラテミサイルまでも迎撃! なんたるサイバネの力でブーストされているとはいえニンジャには遠く及ばない筈の身体能力を無理やり更に引き上げてみせているハギモトのヤクザ根性か!

ホ「嘘でしょ」弾かれ、着地し、息を整える。「……この人本当にモータル?」
ミ「ニンジャ4人に囲まれてこの気迫か。ソンケイってヤツかね」
ハギモト「ハァーッ…ハァーッ…ナメんなよ、ソウカイヤども…」

今週のなんたる構文ノルマ:達成

ヤブはあっさり倒せても、ハギモトが倒せない。
あまりにも粘りまくるハギモトに、「なんだこいつ」「突如ニンジャソウルに目覚めそう」「なんでこいつ社長に据えたんだ、兵隊にしろよ」とPL達から声が飛ぶ始末。多分NMも早く被弾しろって思ってるから勘弁してくれや
さらにはアトモスフィア上昇により、近接攻撃の回避難易度がU-HARD(ハギモトは元々回避難易度がハードだったため)になったにもかかわらず…。

/nd u1 : 1d6=6 = (6 :成功数:1) 合計値:1
※U-HARDだと6以外は失敗

:んふっ
:うそやん
NM:何ィーッ!?
:お前ニンジャだな?
NM:マジで言ってるお前!?

そらそうなるわ

こいつはやっぱりニンジャだったのではないか?

しかしその後、ミニッツリピーター=サンのオービット(=カラテミサイル)4発はかわせずに被弾。ダイスブッダが空気読んだのかもしれない
ロウトン(なおこのターンの攻撃は回避されている)と壮絶なチャンバラを繰り広げている隙を狙われ、ハギモトの身体が切り裂かれる!初の被弾にして一気に4ダメージを食らったこのヤクザの体力は残り1。傷つくハギモトを見てロウトンがニコニコしながらチャンバラを続けているが……そんなことはもはやどうでもいいのだ。

:想定外の連続。焦り。ここで決める!
「イイイ……ヤアアアーーッ!!」
部屋を縦横無尽に飛び来たったホロウオウルが回転の中から鉤爪を繰り出す!届け!

なおこの時のホロウオウル=サンはジツが切れる寸前であった

スキル「トライアングル・リープ」のパワーでホロウオウル=サンが全力突撃!息も絶え絶えなハギモトの頭目掛け……鋭い鉤爪を繰り出した!!
ここまで散々攻撃をかわしまくってきたニンジャハギモトは……

ハギモト回避:
/nd u1 : 1d6=6 = (3 :成功数:0) 合計値:0


NM:ホロウオウルの渾身の一撃は…ハギモトの首元を、捉えた!


「アバーーーーーッ!!!!!」 ハギモトの首が!飛んだ!

断面部から間欠泉めいて鮮血が噴き出し。 首を失った体は数歩ヨロヨロと歩いた後、倒れた。

◆戦闘終了な◆

どことなく苦い勝利だった byハム=サン

ようやく、ヤクザとしての人生を終えたのであった。

ロ「ヒュウ、」ロウトンが口笛を吹いた。「相変わらずイイ映像見せてくれんな、フクロウ=サンは」
ホ「はは……もっと派手にやるつもりだったんだけど……今はこれが精一杯」言い終わらぬうちに羽毛が解けた。ジツの限界だった。

イ「ふぃ…...みんなお疲れ様」
ミ「なんだってあんなヤクザがザイバツなんぞに流れるかね…損失だろ、ソウカイヤのよ」
ロ「知らねえよ。どっちにしろこいつは死んだんだ」カタナをしまい、床に転がったハギモトを蹴飛ばす。「死んだら終わり」

死んだら終わり、そう死んだなら

予定よりも長引いてしまったが、ターゲットはここで沈黙した。
ステゴマ隊は部屋を物色しつつ、部屋の奥に設置されたUNIXへフロッピーを挿入する。今回の依頼主であるケントゥリオンに託されたフロッピーだ。
ロウトンがさくっとフロッピーを差してみると…。

メインUNIXは暫く嫌な音を立てていたが、しばらくすると収まった。
そしてUNIXから突如電子音声!
「ドーモ、皆さん。活躍は全て見させていただきましたよ」
「これほどまでに仕事をしてくれるとは…全て滞りなく終わりましたし、真の目的を明かしてもいいでしょう」


「改めましてドーモ。ケントゥリオン…ではなくダイダロスです」

ダイダロス!それはソウカイヤ電子部門の虎の子たるソウカイ・シックスゲイツの一人!
ケントゥリオンは実在するソウカイニンジャの名前ではあるが、今回の件には一切無関係とのこと。つまり、アタミのオンセンに行ってるはずのダイダロスがわざわざ名前を偽って、今回のミッションをステゴマ隊に命じてきたということだ!!

イ「アイエッ!?凄い人!!ど、ドーモ、ダイダロス=サン」
ロ「ワオ、初めて会ったな…ドーモ、ダイダロス=サン。ロウトンです」
ミ「………なんか引っかかるとは思ってたが、成程なあ」(溜息
「ドーモ、ダイダロス=サン。サンシタの暴走に見せかけたガサイレを休暇のついでとは、いやはや」
ホ「エッ……シックスゲイツ……?あー……だめだもう頭が追いつかない……ドーモぉ、ホロウオウルです」アイサツを辛うじて行うとその場にへたり込む。

ステゴマメンツの反応一覧

ダイダロスによれば、ハギモトとその会社には以前からザイバツのスパイ疑惑があったとのこと。ただ証拠らしい証拠がないままでは動けないし、無理やり強制捜査をしようものならソウカイヤのソンケイにもかかわってくる。

そこで「末端ニンジャ(ステゴマ隊)による無軌道取り立て」という形でガサ入れをすることで、ハギモトの背信の事実を探ろう……というのが今回のミッションの目的であったようです。
万が一何も証拠が見つからなかったとしたら……その時はダイダロスにより、我々はトカゲのしっぽめいて切られていたことでしょう。ナムアミダブツ!

ダイダロス「果たしてツクル社はクロで、確たる証拠も入手」
「首謀者のハギモトは誅殺され、ソウカイヤの威信は保たれました」

「今回の件はラオモト=サンにもご報告しておきましょう。約束通り社内で手に入れたものも皆さんの自由になさってください」
「あ、勿論ですが不払いミカジメの40万札はよろしくお願いしますよ」


ホ「そもそもなんでオンセン旅行中に働いてるの……怖すぎるよー……」口の中でもごもごと呟く

ソニキといいダイダロスといい社畜しかおらんのか

ホロウオウル=サンの発言もごもっとも。しかしミッションは無事成功、強奪入手した物品や多めに払わせた万札などは今回のメンバーで山分けできる。何より……なんと名声が+2になったのだ!!
これで今回の参加メンバーは名声5を超えることができた!ヤッター!!

ミ「ま、今回の件はさっさと忘れたほうが良さそうだ。カネは持ったよな?帰るぞー」
イ「はい、ロウトン=サン、ミニッツリピーター=サン。食べてなかったでしょ?ヨウカン」ぽけっとにしまっていたヨウカンを二人に差し出した。
ロ「ん、ドーモ」ロウトンはヨウカンを受け取って食べ始める。「うめーなこれ」
ミ「まだ持ってたのかよ…お前ホント…まあいいや。アリガトな」(もらって包み紙をむしる

エピローグ感あふるる会話だ


こうしてステゴマ隊はまた一つソウカイニンジャとして成長した。おいしいヨウカンをモッチャムしながら、4忍は夜の闇へ静かに溶けていく――




5,おわりに


「シーフ・イン・ザ・ナイト前篇」のセッションはこれにて終了となります。
やはり公式サーバーで挑んだ時とは展開も反応も異なって楽しかったです。ていうかTRPGで全く同じ展開を再現する方が難しいのではないか?容赦なく金を搾り取ったりうんこ投げようとしたりハギモトが異様に粘りまくるシーンには思わず笑ってしまったが

そしてこのシナリオ後篇がありまして、コンバート出来次第ほのぽっぽ=サンが引き続き回して下さるとのこと。ありがてえ……私はザイバツとドンパチするのを楽しみにこのキャンペイグンをやっているからな……。
今回の4人は見事壁超えを達成した&後篇にも参加予定なため、次回の戦いはよりハイレベルな戦いが拝めるのではないでしょうか。強力なカラミサやヘンゲで敵がネギトロになるのが見たいぜ!ロウトンはまだコッポドー取れてないのでそこまで大きく変わらないかもしれないが

おそらく次回の後篇でステゴマ隊の物語は一区切りつくのですが、キャンペイグンが終わったからと言ってそのニンジャ達が消えるわけでもない。名声を得て能力値の壁を一つ乗り越えたチーム・ステゴマ改善(勝手に命名)が、今後このサーバーに留まらずみなさんのニンジャと共にミッションをこなす日が来る……かもしれないぜ!!その時はヨロシクオネガイシマス!!
なお私は確実に公式鯖にも出張させると思いますんでお手柔らかにお願いします
ここまで読んでくださりありがとうございました!

がーねっと





◆11000110011001011010100101010101010◆


……ソウカイヤのニンジャ達が去り、動くものが何もいなくなった地下リング。
一陣の風が吹き抜けた。…風?
おお、見よ。それは尋常のものではない。
ニンジャ動体視力をお持ちの方でなくとも、それは目に見える形…
無数の01ノイズとして捉えることができるはずだ。
01の風はハギモトの首無し死体の側を通り抜け…
おお、ブッダ!先程ホロウオウルの一撃で確かに千切れ飛んだはずの首が…
逆再生VHSテープ映像めいて体へと戻り、元通りになったではないか!


そこから更にしばらく後。
首無しの死体から首有りの死体…否、確かに生きている!
首ありの生命へと不可思議の遡行を遂げたハギモトは、立ち上がった。
その手には一振りのヒートカタナ。そしてセンコめいて爛々と輝く瞳。


更に数時間後。「掃除」の為にクローンヤクザ部隊が派遣されたが、
ハギモトの死体は忽然と消え失せていた。


◆シーフ・イン・ザ・ナイト(前編) おわり◆


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