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学ぶことがこんなに楽しいなんて。

遅すぎるとわかっていても、気にしない。

30才を過ぎてから読書が楽しいことを知り、40才になって文章が書ける人になりたいと思った。いままで文章になんてまったく興味はなかったが、それなりには書けるものだと思い込んでいた。

レンタルサーバーを開設、ブログを書いてみたら1記事完成まで2ヵ月。
記事の出来ばえはさておき、よく途中であきらめなかったと、自分をほめてやりたい。いきなり利他的な文章を書くなんてハードルが高すぎた。とりあえず自分の考えや思いを発信するとします。どうぞよろしくお願いします。


「くずかごって何?」

息子(小5)の質問から考えたことを話します。

我が家には晩ごはんのあと、軽くおやつを食べる習慣がある。息子はいつものように、自分の好きなお菓子を食べていた。その日は、3個に1個超すっぱいガムがあるロシアンルーレット的なあれだ。

「アタリ?」を食べたのか顔をしかめながら、「パパ、くずかごって何?」

「えっ、知らないの?」
 
「でも、なんで?」

ここに、「かんだあとのガムは紙につつんでくずかごにすてましょう。」って。


「ごみばこのことだよ」と、答えてから疑問に思ったことが2つある。

くずかごの意味がわからないのは息子だけ?

「ごみばこ」ではなく、なぜ「くずかご」?

すぐ友達にもメールで聞いてもらった。返ってきた返信は、「なにそれ?」やはり知らないみたいだ。

このガムは、子供が食べる前提でつくられたお菓子のはず。なぜ小学5年生が理解できない言葉をつかうのだろうか?子供でもわかるように漢字は「紙」しか使われていないし、文字数がふえるわけでもない。このときはお菓子メーカーに対して疑問をもっていた。


そもそも、「くずかご」と、「ごみばこ」の違いってあるの?

くずかごは、紙くずなどを捨てるかご。ごみばこは、役に立たなくなってしまった不要なものを入れるふたつきの箱。

デジタル大辞泉

なるほど、息子がいま手にもっているものはゴミではなく屑《クズ》ということか。お菓子メーカーは正しい日本語で表示してくれているだけだ。

そうなると、多くの子供が「くずかご」が理解できていないことが問題になってくる。よしっ!、「明日にでも学校の先生に聞いてみよう。」と僕が言うと、ガムの酸っぱさはとっくに消えているはずの息子の顔がまたしかめっ面になっていた。



僕は学ぶことが習慣になって知的好奇心がつよくなっている。こんな違いがあると知っただけでも楽しいと感じる。たぶん息子にとっては、めんどくさい親父だ。へんな質問をしてしまったと後悔しているに違いない。

親としては、息子にもできるだけ早く学ぶことが楽しいと感じてほしい。そう思っての今回のやり取りだったが、一番楽しんだのは間違いなく僕だった。









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