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私と不妊治療と流産と

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自分の4年間にわたる不妊治療・2度の流産・不育症にまつわるエッセイのようなもの
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2024年3月の記事一覧

不妊治療で病んだら植物を育てよう

この行き場を無くしたあふれる母性をどうすればいいのか?不妊治療中、メンタルを病む人は少なくない。3年間ずっと不妊治療中の私もそのひとりだ。 がんばっても一向に終わりが見えない。私がはまっている不妊治療という沼を、周りはあっけなく通り過ぎていく。それがたまらなく虚しい。 そんなとき救いを求めてペット飼う人は多い。無論、幼少期から猫を飼っていた私は大賛成であるが、植物を育てることも同じくらい有力な候補に挙がってもいいと思う。 私は不妊治療でどうしようもなく病んでいた頃に、ほ

流産の供養に毎年咲く花を植えた

流産の供養は多岐にわたる。家に仏壇のようなスペースを設けたり、エコー写真を飾ったり、お寺に行ったり。喪失との向き合い方は人それぞれだ。 先日 人生2回目の稽留流産をした私は、供養として花苗を買った。白い花を咲かせるハゴロモジャスミン。ベランダで毎年 春に花が咲く度に、この子を思い出せるように。 厳密に言うと、ハゴロモジャスミンは花苗というより「半常緑低木」で、いわゆる「木」であるが、とにかく一年草以外であれば何でもいい。亡くなった子を思い出す季節に毎年開花してくれる多年草

自己紹介

私にとってガーデニングとは命を育てることであり、癒しであり、自然との接点でもあり、そして、芸術活動である。 育つ過程を撮るのが好き花が満開のもりもり写真もかわいいけれど、新芽がでた!とか、気づいたら枝がめっちゃ伸びてる!とか、育つ過程に喜びを感じるタイプ。 つぼみ偏愛つぼみには最高の「ワクワク」が詰まっている。明日はこのつぼみが開くかな?どんな花が咲くのかな?(つぼみ図鑑シリーズ動画更新中) このnoteで書くこと・日々のガーデニングにまつわるあれこれ ・不妊治療、流