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薔薇と苦土石灰

薔薇にまた蕾が付き始めました。自然は不思議なもので、どれだけ異常気象と言われても大体同じような時期に一気に蕾がつく季節があります。暑い夏の時期にもしっかりと根を張り、葉を茂らせ、準備ができたら新芽を赤く染めながら花を咲かせるその姿を見ていると「日々のニュースに右往左往するのではなく、でんと構えて自分のなすべきことをしなさい」と諭されているような気持ちになります。

さて、10月にバラに苦土石灰を与えると良いと書いてあったので買っておいたのですが、今日まくことにしました。

パッケージを見ると、苦土石灰というのは、苦土(マグネシウム)と石灰(カルシウム)を混ぜたので苦土石灰を呼ばれていて、肥料の五大要素(末尾の「今日の学び」参照)の中の重要成分だとあります。苦土石灰とは肥料の一種だったのですね…完全に別物だと思っていました。酸性土壌では苦土が吸収されにくいため石灰で中和して吸収しやすくするためこの2つを合わせているとのこと。日本の雨は酸性によってるので車が錆びやすいのだとつい先日聞いたところなので、必要性納得です。

追肥の場合は、全面ではなくうね間にまくと書いてあったので、茎から少し離れたところに弧を描くようにまいてみました。一株50g。素人でわからないのですが、こんな感じでいいのでしょうか?

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(下に見える緑の入れ物は相棒君がさした液体肥料です。毎回薔薇が花をつけ始めると「これやっておくと、どんどんお花がつくよ」と嬉しそうにさしてくれるのですが、私はこれを「ドーピング」と呼んでいます。薔薇が疲れ果てて体調を壊さないことを密かに祈っています)

これで、10月のバラの追肥、殺菌が終わり、金柑、ナデシコにも追肥しました。今年、久しぶりに美しく花を咲かせてくれたサツキと、電気虫騒動で我が家をにぎわせてくれた柿の根元にもお礼の気持ちをこめて液体肥料を施しておきましょう。

早々と10月予定していた作業を終了。毎年、各々の草花の状態を見ながら自然と手入れが行き届くといいのになと思いつつも、ダルメインは一夜にしてならずという言葉が頭をよぎります。

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今日の学び:栄養素
植物には「酸素」、「水素」、「炭素」、「窒素」、「リン酸」、「カリウム」、「カルシウム」、「マグネシウム」、「硫黄」、「マンガン」、「ホウ素」、「鉄」、「銅」、「亜鉛」、「塩素」、「モリブデン」の16種類が必要だそうです。
肥料の3大要素は「窒素」、「リン酸」、「カリウム」。「栄養剤」「肥料」などのパッケージにそういえば必ず書いてありました。
肥料の5大要素がこれら「窒素」、「リン酸」、「カリウム」に「カルシウム」、「マグネシウム」が加わるそうです。あの「苦土石灰」が加わるのですね。
これ以外の要素は微量でいいので気をつけるのはこの5種類。ここまでは理解しましたが、バランスはまだ今の私にはわかりません。


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