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【遊戯王】底辺銀河眼デッキ使いがギャラクシーアイズたちを勝手に評価してみた【マスターデュエル】

 先日配信が開始された『遊戯王マスターデュエル』。紙のカードでも持っていることもあって真っ先に組んだのが【銀河眼】デッキでした。
 やはりと言ってはなんですが、キャラデッキということもあって現在の環境デッキである【鉄獣戦線】や【宣告者ドライトロン】にはまるで太刀打ちできませんが、同じく環境デッキの一角である【エルドリッチ】辺りは『スキルドレイン』を先に貼られない限りはその高い攻撃力で殴り倒せたりもしているので、決して高ランクで通用しないデッキではないと思っています。
 そんな【銀河眼】デッキを形成するギャラクシーアイズモンスターはメインデッキに3体、EXデッキに12種の計15体が存在します。エクシーズ召喚が登場したZEXAL出身のアニメテーマなので、大半のモンスターがXモンスターとなっており、どのモンスターも高い攻撃力を持っていることが特徴です。
 今回の記事ではそんなギャラクシーアイズたちを個人的に格付けしつつ簡単に紹介していきたいと思います。

※個人的評価ランク
☆☆☆:必須級
☆☆:採用圏内
☆:ファンデッキなら採用

メインデッキのギャラクシーアイズ

銀河眼の光子竜(ギャラクシーアイズ・フォトン・ドラゴン)

闇に輝く銀河よ、
希望の光となりてわが僕に宿れ!

評価:☆☆☆
採用枚数:3枚
 全ての銀河眼の始祖にして【銀河眼】の必須カード。アタッカーとして、手札コストとして、X素材としてあらゆる場面で活用されるモンスターであり、最上級ながらもサポートカードのおかげで思いの外特殊召喚はしやすいモンスターです。
 基本的にはX素材としてランク8のX召喚に使われますが、自身の効果で攻撃反応罠などを回避できるのもポイント。X素材を奪う効果は相手を選びますが決まれば相手のXを無力化できるので相手によってはランク8にXせずそのまま殴るのもいいですね。

銀河眼の雲篭(ギャラクシーアイズ・クラウドラゴン)

生まれ落ちた銀河の竜

評価:☆
採用枚数:0〜1枚
『青眼の白龍』における『伝説の白石』、『真紅眼の黒竜』における『黒竜の雛』にあたるポジションのモンスター。ただ前者2体と違いこちらは『ギャラクシーアイズ』全てに対応しているため、光子竜はもちろん光子竜ではないXのギャラクシーアイズも蘇生できるのは大きな利点です。
 しかし、光子竜に関しては蘇生帰還の手段が豊富であり、単に蘇生させるならギャラクシーモンスターも対象になる『銀河零式』に軍配が上がる。X素材を補充できるのもありがたいですが、普通に使うなら『ワン・フォー・ワン』あたりも入れたくなるのでますます枠が厳しくなってしまいます。弱くはないのですが……

銀河眼の残光竜(ギャラクシーアイズ・アフターグロウ・ドラゴン)

銀河眼にもたらされた新たな力

評価:☆☆☆
採用枚数:2〜3枚
 現在の銀河眼デッキの方向性を決めることになった1枚で、このカードをX素材にした光子竜皇が自身の効果でこのカードを取り除くだけで攻撃力が最低でも11200にまで上昇します。
 銀河眼デッキのワンショットキル率を大きく高めたカードであり、このカードを採用しない理由もまたないと言っていいでしょう。
 ちなみに現在自分は2枚採用で使っていますが、2枚だと欲しい時に手札に来ず、かと言って3枚にすると初手でダブついて事故要因になったりもするので採用枚数に関しては悩みどころ。また、デッキまたは手札に光子竜がいない場合はウリの攻撃力倍の効果自体が発動できないので注意しましょう。

EXデッキのギャラクシーアイズ

超銀河眼の光子龍(ネオ・ギャラクシーアイズ・フォトン・ドラゴン)

逆巻く銀河よ、今こそ怒涛の光となりて
姿を表すがいい!

評価:☆
採用枚数:0〜1枚
 銀河眼で最初に登場したXモンスターであり、攻撃力4500であることや顔が3つあるところは『青眼の究極竜』を彷彿とさせます(銀河眼と青眼は同じ光属性のドラゴンということで共通点が多く、意図的なものかもしれませんね)。
 しかし、自身の効果を最大限に活かせるのが対Xモンスターということ、そもそも光子竜を含む素材3体がさすがに重たいことを考えるとより軽い素材で出せてより高い攻撃力を出せる光子竜皇でいいんじゃないか、という話になってしまいます。 
 仮に相手が多数のX素材を集めるデッキなら刺さりますが、そんなケースもなかなか無いので採用自体が厳しいところ。今後の環境の変化で刺さる時が来るかもしれませんが……

速報:今度のマスターデュエルのイベントがX縛りなのでXメタ性能の高いこのカードに出番が来るかも……?

No.62 銀河眼の光子竜皇(ギャラクシーアイズ・プライム・フォトン・ドラゴン)

宇宙にさまよう光と闇、
その狭間で眠る哀しきドラゴンたちよ。
その力を集わせ真実の扉を開け!

評価:☆☆☆
採用枚数:1〜2枚
【銀河眼】デッキの切り札にしてフィニッシャー。基本的にデュエルで勝つ時はこのモンスターから出る8000オーバーのダメージによるものと言っていいでしょう。
 前述の残光竜との相性が抜群であり、光子竜と残光竜でこのカードをX召喚→このカードの効果で残光竜を取り除くだけで攻撃力は最低でも11200に達し、相手モンスターの攻撃力が3200までなら一気にゲームエンドに持っていくことができます。最も銀河眼の光子竜がX素材でないと与えるダメージが半分になってしまうため、闇雲に使っていいモンスターではないのがテーマデッキの切り札らしいところ。
 ちなみにアタッカーとしてはもちろん他のギャラクシーアイズXの踏み台、もとい素材としても優秀でこのカードに後述の除去効果持ちのギャラクシーアイズXを重ねて相手の場を更に荒すこともできますし、このカードの効果で取り除いた残光竜の効果で光子竜を更に展開できるので更にランク8のX召喚に繋げることも可能です。
 最もこのカードの攻撃が通ればだいたい次のターンは回ってこないんですが。

ギャラクシーアイズ FA・フォトン・ドラゴン

銀河の光の導くところ
新たな世界がひらかれる!!天孫降臨!
アーマーエクシーズ召喚!!
現れろ新たなる光の化身!!

評価:☆☆☆
採用枚数:1〜2枚
 漫画版ZEXAL出身のカードですが、漫画版のような複雑な召喚条件(装備カード2枚装備した銀河眼の光子竜を素材に特殊召喚)では無く普通に重ねてX召喚できるようになりました。
 4000という高い攻撃力に加えて1枚除去の効果を持っていますが、実は破壊できるのは表側のカードのみなので意外とその範囲は広くなかったりします。
 とはいえその攻撃力の高さから露払いとして十分すぎる働きを見せてくれますし、銀河眼の光子卿のような比較的攻撃力の低いモンスターに重ねてアタッカーに変えるという使い方がメインとなるでしょう。

No.95 ギャラクシーアイズ・ダークマター・ドラゴン

銀河に漲る力…
その全身全霊が尽きるとき
王者の魂が世界を呪う!

評価:不可能
採用枚数:0枚(禁止カード)
 光の化身たる銀河眼が闇堕ちした姿。マスターデュエルではデータこそありますが、禁止カードであり現時点では入手することはできません。
 その墓地肥やし効果から【征竜】や【ドラゴンリンク】などのデッキ、『破壊竜ガンドラX』『嵐征竜-テンペスト』などのドラゴン族モンスターとのコンボで暴れまくった結果禁止カードとなりました。
 上記効果はメインデッキにドラゴン族があまり多くない【銀河眼】では噛み合っていませんが、単純に攻撃力4000の2回攻撃ができるので漫画同様FA・フォトンをパワーアップさせるのに使いたかったですね。

No.90 銀河眼の光子卿(ギャラクシーアイズ・フォトン・ロード)

卿(ロード)の名を持つ銀河眼

評価:☆☆☆
採用枚数:1〜2枚
 本編終了後に追加された銀河眼の名を持つNo.。ステータスは光子竜や時空竜などの攻守を逆転させたもので、相手ターン限定ですがフォトンorギャラクシーのサーチ効果と対モンスター効果に加えて効果破壊耐性を持ちます。
 他の銀河眼と比べて受動的な効果を持つのでアタッカーには不向きですがそのサーチ効果と場持ちの良さから先攻を取った場合に出しておきたいランク8。フォトン・オービタルや銀河戦士など次ターンの展開に使えるモンスターをサーチしておけば返しのターンでの攻撃力が大幅に上昇します(故に灰流うららの対象になりやすいですが)。
 ドラゴンでこそありませんが、銀河眼の名を持つのでFA・フォトンの踏み台としても使えるなど使い勝手は非常に良いモンスターです。

銀河眼の光波竜(ギャラクシーアイズ・サイファー・ドラゴン)

闇に輝く銀河よ。
復讐の鬼神に宿りて我がしもべとなれ!

評価:☆☆
採用枚数:0〜1枚
 ARC-Vでのカイトが駆る彼のエースモンスター。【光波】の名を持っており、サイファーのコンセプトである「同名カードを並べて殴る」というコンセプトに合わせてからかコントロール奪取効果を持っています。
 コントロール奪取したモンスターは直接攻撃できず、そのターン終了時に相手のところに戻ってしまうのでメインフェイズ2にリンク召喚の素材にしてしまうなどして相手にそのまま返さないようにするプレイングが求められます。
 ちなみに奪ったモンスターがXモンスターならFA・フォトンを重ねられます。

超銀河眼の光波龍(ネオ・ギャラクシーアイズ・サイファー・ドラゴン)

闇に輝く銀河よ。
とこしえに変わらぬ光放ち未来を
照らす道しるべとなれ!

評価:☆
採用枚数:0〜1枚
 銀河眼の光波竜の進化形にあたるARC-Vの超銀河。最大3体まで相手モンスターのコントロールを奪うことができますが、こちらはランク9であり、また専用のランクアップマジックである『RUM-光波昇華』が必要になるので使い勝手はどうしても悪くなってしまいます。
 光波昇華自体は『光波異邦臣』でサーチ可能ですが、そうなると【銀河眼】よりも【光波】で組んでしまった方がいいですし、そもそも光波の必須カードとも言える『光波干渉』がマスターデュエルでは何故か未実装だったりするので、現時点ではロマン向けのカードです。

銀河眼の光波刃竜(ギャラクシーアイズ・サイファー・ブレード・ドラゴン)

全てを切り裂く光の刃

評価:☆☆☆
採用枚数:1枚
 アニメにも登場しなかった光波の名を持つ銀河眼。自身に重ねることはできないものの、他のランク8銀河眼Xに重ねられるギャラクシーアイズ。
 FA・フォトンに重ねることで更なる除去が可能であり、こちらは裏側のカードも除去できます。破壊できる範囲が広がった分打点は落ちているので効果を使い終わったらバニラモンスターと大差ないのでリンク素材に使うなどしましょう。最も2の効果もあるので完全にバニラというわけではありませんが、オマケのようなものと思っていいでしょう。
 基本的にフォトンやギャラクシーとのシナジーは少ないですが、銀河眼デッキでも活躍できる使い勝手の良いカードと言えます。

銀河眼の極光波竜(ギャラクシーアイズ・サイファー・エクス・ドラゴン)

光波はここに極まる

評価:☆☆
採用枚数:0〜1枚
 光波刃竜に続いて2体目となるオリジナルの光波モンスター。他の重ねられる銀河眼Xとの違いとして「サイファー・ドラゴンモンスター」のため光波竜の効果でコントロール奪取したモンスターに重ねられるため、FA・フォトンや光波刃竜とは異なりXモンスターでなくともこのカードに変えることができます。
 しかし、光属性モンスターを対象から守る効果はX素材を2つ消費しなければならないのでコントロールを奪ったモンスターに重ねた場合はこの効果はそもそも使えないケースが多いです。
 このカードに関しては墓地のドラゴン族Xをこのカードに重ねられる後半の効果がメインとなるので、このカードを出す前に予めXモンスターを墓地に送っておきたいですね。ちなみに重ねられるXモンスターは銀河眼モンスターでなくてもいいのは覚えておきたいですね。ドラゴン族Xにこのカードのためだけに入れておきたいのを思いつかないですし、そもそもEXの枠がカツカツなのは内緒

No.107 銀河眼の時空竜(ギャラクシーアイズ・タキオン・ドラゴン)

宇宙を貫く雄叫びよ。
遥かなる時をさかのぼり、
銀河の源よりよみがえれ!

評価:☆☆
採用枚数:0〜1枚
 アニメでは敵勢力であるバリアン七皇の一人・ミザエルのNo.にして光子竜と共に銀河眼の名を持つドラゴン。アニメでは中々説明の難しい効果を持っていましたが、OCG化するにあたってだいぶわかりやすくなりました。
 基本的には『RUM-七皇の剣』の効果や『銀河衛竜』とのコンボで使われるモンスターであるためこのモンスター自身が戦線に立つことは少ないでしょう。
 しかし、このカードの自己強化+連撃効果は決まると中々強烈であり、特定の相手(リクルーター、リバース、戦闘時に発動する強制効果持ちなど)を採用したデッキ相手には刺さるのでそういった相手がいる時はX召喚してもいいかもしれません。

CNo.107 超銀河眼の時空龍(ネオ・ギャラクシーアイズ・タキオン・ドラゴン)

逆巻く銀河を貫いて、
時の生ずる前より蘇れ。
永遠を超える竜の星!

評価:☆☆
採用枚数:0〜1枚
 基本的に『RUM-七皇の剣』の効果もしくは『No.96 竜影神ドラッグラビオン』の効果で特殊召喚されるモンスターであるため、エースとして使うのであればミザエルのドラゴンを使った専用構築を組む必要があるでしょう。
 とはいえ魔法カード1枚で無効効果持ちの攻撃力4500のモンスターが出せる点は魅力的であり、このカードの効果で相手フィールドのカードを無力化した後に他のモンスターで攻めかかるなりこのカードにFA・フォトンなどを重ねて相手のフィールドを荒らすなどこのデッキでは露払い役としての活躍が見込めます。

銀河眼の煌星竜(ギャラクシーアイズ・ソルフレア・ドラゴン)

リンクの力を得た煌めく星の竜

評価:☆☆☆
採用枚数:2枚
 リンク召喚の力を得た銀河眼であり、攻撃力2000以上のモンスターを含む光属性2体という召喚条件からこのカードを1枚で出せる『フォトン・サンクチュアリ』の価値を大幅に高めた1枚。
 リンク召喚成功時のサルベージ効果はサーチ効果を持ったフォトン・オービタルや銀河戦士の再利用が可能であり、とりわけフォトン・オービタルは装備モンスターに打点補助+戦闘破壊耐性を与えてくれるので煌星竜のような攻撃力の低いモンスターを守れるので相性は抜群です。
 後半の効果は相手ターンのみ発動できるものであり、破壊できるのは特殊召喚されたモンスターのみなので過信はできませんが、光子竜のサーチ手段は豊富なので手札に握っておいて牽制として使うのがいいでしょう。

番外編

No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー

我が記憶に眠る二つの希望!
その希望を隔てし闇の大河を貫き
今その力が一つとなる!

評価:☆☆☆
採用枚数:1〜2枚
 漫画版ZEXALにおいて使用されたカードであり、銀河眼ではないもののギャラクシーの名を持つドラゴン族モンスター。
 高いステータスに加えてターン1の魔法カードを無効にできる効果が強力であるためデッキ問わずランク8が採用されるデッキなら使われるモンスターであり、基本的に先攻時の妨害担当として用いられます。
 しかし、魔法以外には無力であり、モンスターや罠による除去は受けてしまうので過信は禁物。銀河眼の名前を持っていればより強かったですが、さすがにそれはないものねだりと言っていいでしょう。

銀河衛竜(ギャラクシー・サテライト・ドラゴン)

時空竜を支える衛星の如しドラゴン

評価:☆☆
採用枚数:1枚
 自身を除外することでNo.モンスターのNo.の数字×100の攻撃力をそのモンスターに与える効果とデッキから任意のカードをデッキトップに置く効果を持ったモンスター。
 No.において最も数値が高いのは107の時空竜2体であるため、時空竜とのコンボで用いられ、時空竜の攻撃力が10700にまで上昇します。
 後半の効果ではドローすることで発動できる七皇の剣と好相性なので、使うのであればやはりオーバーハンドレッドナンバーズと組み合わせたいですね(それでもNo.40以降のモンスターなら比較的高い打点を出せるのですが)。

これらのカードを使ってみて

 さて、現在存在している銀河眼+αは以上になりますがこれらのカードを入れたデッキをマスターデュエルで使ってみて改めて感じたことがあります。


銀河眼は後攻ワンショットキル!

ハルトォォォォォ!

 遊戯王マスターデュエルにおいて、強力なデッキ、いわゆるTierランクで1に格付けされているのは先攻制圧のできるデッキおよび先攻制圧を突破できるデッキです。
 残念ながら現時点の銀河眼ではそれを欠いていると言わざるを得ないでしょう。なのでそれらのデッキに勝つには残光竜→光子竜皇によるワンショットキルしかない、というのが今の私がたどり着いた結論です(大多数の方がその境地にたどり着いているのは内緒)
 安定性はなく、ゴールドですら余裕で負け越すあたり自分のプレイングに問題があるのは当然なのですが、誘発カードや壊獣を駆使して相手の先行制圧を崩し、光子竜皇でワンショットキルというのはハマればまさにドラッグのようにクセになる快感を覚えます。環境デッキを使ってプラチナへの道を邁進しているデュエリストに一泡吹かせない、という意味でも【銀河眼】は個人的におすすめのデッキですので、興味とジェムに余裕のある方は作ってみることをお勧めします。

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