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【遊戯王マスターデュエル】ギャラクシーとともに【エクシーズカップ】

はじめに

 みなさんこんにちは。色々と文句や愚痴を言いつつも【ギャラクシー】に魅せられ【ギャラクシー】でマスターデュエルを戦っているGarbageです。
 今月はイベントとして『エクシーズカップ』が7月15日から7月29日までの2週間の間開催されました。
 レギュレーションとしては『EXデッキに入れられるのはXモンスターのみ』『Ⅹ召喚自体を阻害するカードの禁止指定』(《飛翔するG》や直前になって禁止カードになった《ピンポイント奪取》など)があること以外は普通のレギュレーションとは変わりありませんが、テーマコンセプトとしてX召喚を想定していない【ラビュリンス】【ホルス】などのデッキが制限を受けていないことから、これらのデッキも多く使われるのでは、と予想されていました。
 今回の記事ではそんなエクシーズフェスで【ギャラクシー】はどれだけやれるのかをメインに、コイントスの表裏、先攻後攻の回数、勝敗数、そして対戦デッキの種類とマッチング回数の記録をつけたので、そちらを書いていきたいと思います。

【ギャラクシー】の通常レギュレーションとの違い

【ギャラクシー】というテーマはⅩ召喚が登場したアニメ『遊戯王ZEXAL』で登場したテーマであることから、EXデッキに入るモンスターは大半がXモンスターです。そのため、影響は少ないと思いきや汎用性の高いLモンスター《銀河眼の煌星竜》を採用できないという問題が生じます。

 煌星竜は攻撃力2000以上のモンスターを含む光属性モンスター2体を素材に指定するモンスターで、L召喚成功時に墓地の【フォトン】【ギャラクシー】モンスター1体のサルベージ、相手ターンに手札の《銀河眼の光子竜》1体もしくは【フォトン】【ギャラクシー】カード2枚を捨てることで相手の特殊召喚されたモンスター1体を破壊する効果を持っています。
 サルベージ効果はリリースして効果を発動する《銀河の魔導師》やSS成功時にギャラクシーモンスターをサーチできる《銀河戦士》の再利用ができること、特殊召喚されたモンスターを手札の《銀河眼の光子竜》1体で破壊できる効果で【ギャラクシー】の妨害要員として先攻1ターン目に出しておきたいモンスターでした。
 このモンスターの不在は思いの外大きく、実際に使っているとレベルが合わずX召喚の素材にできなかった《銀河戦士》が棒立ちになることが多く、【ギャラクシー】にとっては大きな存在のモンスターであることがわかりました。

 一方でこのルール独自の利点としては永続魔法《銀河百式》の2つ目の効果である《銀河眼の光子竜》のSS成功時に相手のEXデッキを確認し、そのうちの1体を除外するor【No.】モンスター1体を特殊召喚するという効果がふんだんに活かされるというところがあります。
 このルールはXモンスターしかEXデッキに入れられないため、腐りがちだったNo.モンスターの特殊召喚効果が大きく、多くのデッキで採用され魔法カードの発動を無効にし自身のX素材にできる《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》を奪って自分フィールドに出すことができるのが非常に強かったです。

デュエル回数/コイントス/先攻後攻/勝敗

※私事ですが、7月は身内からの夏風邪罹患や感染後咳嗽(風邪が治った後咳だけが出続ける病気)⇒咳喘息初期症状と病気がちだったため、毎日マスターデュエルをすることができませんでした。
 そのため、統計結果を出すには不十分な回数かもしれないことをお詫びします。

デュエル回数:100回(DLv.7~DLv.18)
※基本1日10戦ペースでやっていたのですが、最終日だけ20戦やった影響でちょうどきりよく100戦になりました。

コイントス 表:48/裏:52
※裏が多いイメージでしたが、表も結構出ていたんだなって。

先攻:60/後攻:40
※このルールではミラーマッチや【ヌメロン】【御巫】といった後攻デッキも多かったので裏が出ても先攻を譲られることが多かったですね。

勝敗 勝ち:48/負け:52
※結果的に借金4の負け越し。自分のプレイングの拙さもありましたが、何より手札事故が多かったのが……

対戦デッキ内訳

第1位

【クシャトリラ】20回

 事前の予想通りといえば予想通りですが、最もマッチングしたのは【クシャトリラ】。回数は他を圧倒して20回。
 OCGでは禁止カードの《クシャトリラ・フェンリル》が健在の反面、現在のランク戦でよく組んでいる【ティアラメンツ】【マナドゥム】が不在。そのため、このルールでは主に【ホルス】や【十二獣】と組んでいるケースが多く見られました。
 先攻でも後攻でも強いデッキであり、先攻では《クシャトリラ・シャングリラ》や《クシャトリラ・アライズハート》による制圧、後攻では《クシャトリラ・フェンリル》の除外効果や《王の棺》を絡めた【ホルス】によるワンキルも狙える安定性の高いデッキです。
 マッチング回数が多い割に対策の難しいデッキであり、《六世壊-パライゾス》を《灰流うらら》で止めても《クシャトリラ・フェンリル》を素引きされていたり、《クシャトリラ・ユニコーン》から展開されるなど、誘発を複数引けていないととんでもなく展開されてしまいました。
 《クシャトリラ・ユニコーン》に《灰流うらら》や《無限泡影》をぶつけて棒立ちになったところを後攻ワンキルというデュエルは何回かありました。

第2位

【ホルス】9回

 《王の棺》からレベル8モンスターを大量展開する【ホルス】。テーマ内のモンスターが5体しか存在しないため【クシャトリラ】【十二獣】【ナチュル】【ビーステッド】などの他テーマとの混合デッキで使われるパターンがよく見られました。
 デッキのエンジンともいえる《ホルスの栄光-イムセティ》が非常に強く、このカードを初手に引けているかいないかでデッキの強さが変わるといっても過言ではありません。ちなみに《王の棺》をサーチする効果を《灰流うらら》で止めても《王墓の石壁》を引かれていると墓地からホルスモンスターがわんさか蘇ります。《王の棺》の対象を取らない除去も強く、攻撃力で勝っていてもうかつに攻撃できない相手でもありました。
 後攻型も一定数存在し、ホルス2体でランク8の《No.9 龍影神ドラッグラビオン》⇒《No.100 ヌメロン・ドラゴン》によるワンキルを狙うケースも多かったです。

同率3位(2テーマ)

【御巫】5回

 儀式テーマの【御巫】は基本的に装備魔法+反射ダメージで相手ライフを削るテーマであり、相手フィールドのモンスターを【壊獣】や《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》に変えて殴る手段は手札次第ではかなり決まりやすいコンボです。《オオヒメの御巫》《珠の御巫-フウリ》《御巫の水舞踏》はその効果も相まって非常に強力なカードで、攻撃力の高いモンスターの多い【ギャラクシー】はとても相性の悪いデッキでした。
 同系統の【ユベル】がこのルールではあまり機能しないため、EXデッキに依存しない【御巫】に使用者が移ったということでしょうか。ちなみにX召喚テーマではありませんが、敢えてモンスターを素材にX召喚して戦闘を行った後に《ダウナード・マジシャン》を経て《天零號アーゼウス》を出してくるなどX召喚を駆使するケースもあります。
 また、【御巫】デッキを見抜くわかりやすい方法としては、コイントスで表が出たのにも関わらず、先攻を譲ってきた。そんな場合、相手のデッキはだいたいが【御巫】でした。

【ギャラクシー】5回

 なんと私も使用した【ギャラクシー】が【御巫】と並んで同率4位。強さ自体は中堅レベルですが、ストラクチャーデッキの存在やイベントで《CNo.62 超銀河眼の光子龍皇》のロイヤル加工が配布されたことで使用者が増えたと思われます。
 先攻は《No.90 銀河眼の光子卿》による制圧や前述の《銀河百式》による相手EXのピーピング+SSが強力ですが、後攻ワンキルですぐにデュエルを終わらせられるのも魅力的。その反面事故率も高く、大半の誘発が刺さってしまうのが難点。

第5位

【バーン】4回

 様々なレギュレーションでのデュエルが行われるマスターデュエルにおいて、一定の使用率を誇るのが【バーン】デッキです。
 その性質上先攻を取ることが必須となりますが、決まればセットカードだけで相手ライフを削り切ることもできます。4枚セット+《妖竜マハーマ》のような初手だと脳筋テーマである【ギャラクシー】では非常に厳しいものがありました。
 ちなみに【ラビュリンス】対策で入れていた《レッド・リブート》を初手で引いていた場合はサレンダーされました。

同率6位(2テーマ)

【エクソシスター】【ラビュリンス】3回

 このルールのトップメタの一角であり、マスターデュエル最強プレイヤーのたすくさん(今回も1位を獲得!)も使用したといわれる【ラビュリンス】ですが、私がマッチングしたのはわずか3回でした。
 トップメタということで《レッド・リブート》を採用していましたが、あまりマッチングしなかったので、その真価を発揮できたかというと微妙なところでした。強いと言われすぎてメタが流行し減ったのか、それとも2ndステージではたくさん使われていたのかもしれません。
 Xテーマの中では通常のルールでも比較的目にする【エクソシスター】もマッチング自体は3回と少なめ。その性質上【ホルス】には強いと思いましたが、もしかしたらこちらも高レベル帯では流行していたりしたのでしょうか。

それ以外(2回以下)

【EM魔術師】【希望皇ホープ】【グッドスタッフ】【ジェネレイド】【十二獣】【バージェストマ】【幻影騎士団】2回

【アーマード・エクシーズ】【海】【炎王スネークアイ】【クロノダイバー】【軍貫】【時戒神】【自爆】【ヌメロン】【ピュアリィ】【青眼(激臨ワンキル)】【マドルチェ】【LL】【RR】1回

 Ⅹテーマもあれば、全く関係ないテーマもちらほらと見かけました。このルールでも【自爆】とマッチングしたのは笑ってしまいました。個人的には強力テーマの【ピュアリィ】と1回しか当たらなかったのは幸運だったと言えますね。

デッキレシピ

 デッキレシピは対戦を重ねるうちに幾度か調整を入れていましたが、最終的には上記のような構成に落ち着きました。普通の【ギャラクシー】にまず入らないカードとして《コズミック・サイクロン》《御前試合》がありますが、前者は【クシャトリラ】の《六世壊-パライゾス》や《クシャトリラ・パース》、【ホルス】の《王の棺》のフィールド魔法や永続魔法、【御巫】の装備魔法に撃つ用に、後者は属性のばらけている前述の3テーマに対するメタとして入れました。
 ただ、3積みのコズミックはともかく制限カードの御前試合はまず素引きできず、結局入れてもあまり効果を発揮しなかったので、別の妨害カードを入れるなどしての対策が必要だったのかな、と思います。

勝因と敗因

 今回記録をつけるにあたり、勝因と敗因もつけていたのですが、勝因は相手のサレンダー(こちらの制圧盤面を突破できない/先攻を取られたから/プレイングミスをしたなど)が最多でしたが、それ以外で多かったのは《CNo.62 超銀河眼の光子龍皇》による後攻ワンキルでした。
 普通に与えるダメージでは進化前にあたる《No.62 銀河眼の光子竜皇》の方が多いのですが、《銀河眼の光子竜》をX素材にしている場合モンスター効果を受けない、という効果目当てに超光子龍皇にすることが多かったです。そういった点では通常レギュレーションとやること自体は大差ないですね。
 ちなみに敗因の最多はこちらの手札事故。これ自体はどんなデッキでも避けられないことですが、《増殖するG》が初手に2枚来るというものから《銀河眼の光子竜》や《銀河眼の残光竜》がセットで来て動くことができない、という上級モンスターを入れざるを得ないデッキならではの事故も多かったですね。
 最も【クシャトリラ】や【ホルス】にはこちらの妨害次第では盤面を崩されて敗北したり、【御巫】には【ギャラクシー】の攻撃力を逆手に取られて反射ダメージだけでライフを0にされるなど、デッキ自体の相性の悪さが露骨に出たケースもありました。

おわりに

 今回のイベントですが、SNSなどの評判はあまりいいものではありませんでした。マスターデュエルのイベントは基本的に評判は悪いですが、レギュレーションが甘めであること(【ラビュリンス】や【ホルス】などテーマ内にXモンスターを持たないテーマのカードが未規制)は私自身も実際に戦っていて感じました。
 とはいえ、【クシャトリラ】のようなXモンスターがテーマ内に存在する相手にも普通に負けているので、そもそもの構築やメタカードの知識があやふやだったということは認めざるを得ないと思いました。
 ちなみに、今回記録をつけ始めたのはマスターデュエルの裏率の高さを統計を取って証明したいというのがきっかけだったのですが、結果的に表裏の確率はそんなに差がないことがわかりました。
 なので裏が理不尽に多い、というのは本当の時の運でしかないということなのですね。勝ち負けの数よりもそっちの方が負けが込んだ時の逃げ道に使えなくなるのが悲しいところでしたorz



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