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【遊戯王】サンダー・ボルトが無制限になる時代ですから【禁止制限】

 2022年10月からの禁止制限改訂で、「流離のグリフォンライダー」と「ユニオン・キャリアー」が禁止カードになり、環境を席巻している【イシズティアラメンツ】【スプライト】に多く採用されているカードが制限・準制限に指定されるなど環境上位デッキにメスが入りました。
 そんな中、禁止カードから復帰を果たしたのが「八咫烏」と「刻の封印」でした。

八咫烏

 八咫烏は風属性・悪魔族・レベル2のスピリットモンスターであり、ステータスは非常に低いですが、相手プレイヤーにダメージを与えた場合、次の相手のドローフェイズをスキップする効果を持っています。
 登場当時はエラッタ前の「混沌帝龍-終焉の使者-」とのコンボで相手のドローを封じ続ける【八咫ロック】が横行し、禁止カードになりました。
 しかし、インフレが加速した現環境においては戦闘を介さないと効果を発動できないということも相まって、禁止カードからの復帰となりました。

 ちなみにどう見てもカラスなのに悪魔族です。違和感しかありませんが、今となっては鳥獣族じゃなくて本当に良かったと思っています。

刻の封印

「刻の封印」は遊戯王黎明期に登場した罠カードで、八咫烏同様に次の相手ドローフェイズをスキップする効果を持っています。
 こちらも環境のインフレ、罠カード故の遅さ、ドローを介さずにサーチ&リクルートが容易になったことが影響してか禁止カードから復帰となりました。ちなみに禁止カードに指定されたのは16年前であり、アニメでいえばGX放映期間になります。そのため、このカードの存在を知らない人も多いのではないでしょうか。

 ネタの範囲を脱し得ませんが、罠カードを活用できる【ラビュリンス】ではこのカードを使い回すことができます。とはいえ、罠カードのため発動ターンのドローは許してしまいます。

新しい禁止カード

遅きに失した?禁止

「流離のグリフォンライダー」は【勇者トークン】ギミックで活躍したカードで、勇者トークンが存在する場合自身をデッキバウンスすることで魔法・罠・モンスターの効果の発動を無効にして破壊することができます。
 勇者ギミックは出張能力が高く、デッキ問わずあらゆる局面で活躍したので起点となる「アラメシアの儀」「聖殿の水遣い」が制限カードになったことで見かけることはだいぶ少なくなりました。
 そのため、見かけなくなってからの規制というのは正直遅いのではないかな、と思います。

誰もが予想していた結末に

 一方で大方の予想通り禁止カードになったのが「ユニオン・キャリアー」。
 条件が合えばデッキからあらゆるモンスターを装備カード扱いとして装備できるため、非常に使い勝手が良く、またリンク2のため【スプライト】デッキでは「ギガンティック・スプライト」のX素材にすることができました。
 ちなみにこのカードの禁止によって制限カードだった同じ【ユニオン】の切り札ともいえる「ABC-ドラゴン・バスター」が準制限カードとなりました。そのためかつて環境の一角を担った【ABC】デッキが回しやすくなりました。

新弾で更に強化される【クシャトリラ】

 新弾では【クシャトリラ】に新カードが10枚追加されるため、出張パーツのみとしてではなく単体のデッキとして組むことも可能になりました。
 特にあらゆるデッキに採用されている「クシャトリラ・フェンリル」をサーチできるフィールド魔法の追加が大きく、環境が変化する可能性が高いです。

 正直1月の制限改訂で禁止になっても驚きません。

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