見出し画像

【藍の円盤】新ポケモン考察その②※ネタバレあり【ポケモンSV】

はじめに


 今回は事前に公開されていたスカーレットにのみ出現するライコウの古代の姿であるパラドックスポケモン・タケルライコと事前に情報が出ていなかったエンテイの古代の姿ウガツホムラについて考察していければ、と思います。
 ちなみに私はバイオレットしか持っていないため、この2体を実際に使うことができません。そのため今回の考察はYoutubeの動画や種族値を参考にして書いたものになります。

※注意点

・以降『藍の円盤』のネタバレがありますので、見たくない方はクリア後にお願いします。
・ポケモンの型はあくまで私個人の考察です。
・ランクマッチ5桁なので、あまり真に受けないでください。

タケルライコ(古代ライコウ)

タイプ:でんき・ドラゴン
HP:125
攻撃:73
防御:91
特攻:137
特防:89
素早さ:75
種族値合計:590(原種ライコウ:580)
特性:こだいかっせい

 事前に公開されていたライコウの古代の姿とされるパラドックスポケモンがタケルライコです。ナッシー(アローラの姿)よろしく首がとんでもなく伸びたこともあって、その特異なビジュアルからSNSで大きな話題になりました。
 元となった(子孫?)のライコウが電気単タイプなのに対し、こちらはドラゴンタイプが追加。ライコウに比べて耐性が増えた反面、ライコウよりも弱点が増えており、技範囲の広さもあちらが勝っています。

 そんなタケルライコのモチーフは竜脚類という恐竜の一種。長い首+前脚が後脚より長いことから雷竜ことブラキオサウルスがモチーフになっていると思われます。
 鈍重そうな見た目から原種ライコウより素早さ種族値が下がることが予想されていましたが、その予想は当たり高HP鈍足という配分になりました。ただ、それでも素早さ種族値75は鈍足というよりは中速であり、この見た目でキノガッサ(70)やハッサム(65)よりも素早かったりします。
 また、準伝説ポケモンのパラドックスということもあって専用技も獲得。専用技・じんらいは言うなれば電気タイプ・特殊版のふいうちともいえる技で、相手が攻撃技を選んでいる時に先制(相手が攻撃技を選んでいない場合失敗)できるので、中速でありながら高い特攻種族値で相手の上を取ることができるようになります。

チョッキフルアタ型

性格:ひかえめ
持ち物:とつげきチョッキ
努力値:H244 C252 BDS4
テラスタイプ:フェアリー(対ドラゴン)飛行(対地面)
確定技:じんらい/ボルトチェンジ/りゅうせいぐん
選択特殊技:テラバースト/バークアウト

 とつげきチョッキを持たせたオーソドックスな型。りゅうせいぐんでCが下がってもボルトチェンジで逃げることでデメリットを最小限に抑えることができます。バークアウトで相手のCを下げつつ、ボルトチェンジで対面操作も可能です。
 テラスタイプは上からドラゴン技を撃たれることを避けるためのフェアリーか地面技を透かすことができる飛行あたりが候補。ただ、地面を半減にできるタイプはいずれも氷弱点が一貫するので注意が必要です。

こだわりメガネ型


性格:ひかえめ
持ち物:こだわりメガネ
努力値:H244 C252 BDS4
テラスタイプ:フェアリー(対ドラゴン)飛行(対地面)
確定技:じんらい/ボルトチェンジ/りゅうせいぐん
選択特殊技:10まんボルト/テラバースト

 上の型の持ち物をこだわりメガネに変えただけの型。チョッキ型と比べて小回りが利かなくなる代わりに一撃の火力が上がりました。ちなみにじんらいは強力ですが、補助技を選択され続けるとPPを枯らされてしまうので注意。

こだわりスカーフ型

性格:おくびょう
持ち物:こだわりスカーフ
努力値:CS252 H4
テラスタイプ:フェアリー(対ドラゴン)
確定技:ボルトチェンジ、りゅうせいぐん
選択特殊技:10まんボルト orほうでん、テラバースト

 タケルライコのアイデンティティともいえるじんらいを捨てる代わりに最速スカーフで相手の意表を突く型。最速スカーフでブーストエナジーを持っていないテツノツツミを抜くことも可能です。

瞑想型

性格:ひかえめ or ずぶとい
持ち物:たべのこし or オボンのみ or ブーストエナジー
努力値:C252 HBDS調整 or H244 B252 残りADS
テラスタイプ:フェアリー(対ドラゴン)
確定技:じんらい/めいそう
選択特殊技:ほうでん/りゅうのはどう/テラバースト/バークアウト
洗濯補助技:でんじは/ちょうはつ/みがわり/ほえる

 原種ライコウと同様にめいそうを覚えるので、めいそうで特殊方面を上げつつじんらいで攻めていく型。ちなみに防御補正+B252振り+C無振りで実数値がB=Cとなり、ブーストエナジーで防御を上げることができるようになります。

ウガツホムラ(古代エンテイ)

タイプ:ほのお・ドラゴン
種族値
HP:105
攻撃:110
防御:121
特攻:65
特防:93
素早さ:91
種族値合計:590(エンテイ:580)
特性:こだいかっせい

 事前に公開されていたタケルライコに対し、DLC配信後にその存在が確認されたのが古代エンテイことウガツホムラです。古代スイクンともいえるウネルミナモも併せてジョウト準伝説のパラドックスポケモンが確認されていたこともあり、エンテイのパラドックスポケモンも出るのでは?と思われていましたが、その通りになりました。
 元となった(子孫?)のエンテイが炎タイプなのに対し、こちらはドラゴンタイプが追加。ドラゴンの弱点である氷とフェアリーを炎が補い、炎の弱点である水をドラゴンが補っています。また、ドラゴン技の通らない鋼相手に炎タイプで弱点を突くことができるようになりました。
 一方でエンテイは準専用技であるせいなるほのおが健在、テラスタルでしんそくをタイプ一致で撃てるようになりました。せいしんりょくによるいかく無効も相まって、前作より強くなったと言えるでしょう。

 そんなウガツホムラのモチーフは角竜類という恐竜の一種。角竜類の代表的なものといえば三本の角が特徴のトリケラトプスがいますが、巨大な頭部のフリルと鼻先の一本角から、同じ角竜類のスティラコサウルスがモチーフと思われます。
 ウネルミナモがティラノサウルスやヴェロキラプトルのような獣脚類、タケルライコがブラキオサウルスのような竜脚類と来たのでエンテイも恐竜モチーフになるとは言われていましたが、こうしてみると案外違和感ないデザインに落とし込めていると思います。プロって凄い。

こだいかっせい(ブーストエナジー)型

性格:ようき or いじっぱり
持ち物:ブーストエナジー
努力値
Sブーストの場合:ようき@H84 A164 BD4 S 252(実数値S>AでA最高値)
Aブーストの場合:いじっぱり@H36 A252 BD4 S212(S↑1でブーストエナジーなしテツノツツミ抜き)
テラスタイプ:炎(技威力アップ)、フェアリー(対ドラゴン)、草(対地面)
選択物理技:フレアドライブ or だいふんげき or ヒートスタンプ or ニトロチャージ/げきりん or ドラゴンクロー or ワイドブレイカー/じしん/ストーンエッジ/アイアンヘッド/かみくだく
選択特殊技:テラバースト
選択補助技:りゅうのまい

 オーソドックスなブーストエナジー型。素早さ>攻撃になるには最速で実数値157なので、攻撃実数値156になるように振ってあとは耐久に振りましょう。ちなみにHPに84振ることで実数値191となり、16n-1になります。
 攻撃にブーストをかける場合は全振りでいいですが、ニトロチャージやりゅうのまいで素早さを補うことができるので、素早さは最低でも準速カイリュー抜きとなる実数値133、もしくは素早さ1段階アップでテツノツツミまでを抜ける実数値138くらいまで振っておいていいでしょう。
 ちなみにウガツホムラは現状こだいかっせい持ちで唯一の炎タイプになるので、晴れとの相性は歴代の古代パラドックスポケモンの中では最高クラスと言っていいでしょう。

こだわりハチマキ型

性格:いじっぱり
持ち物:こだわりハチマキ
努力値:AS252/H4 or A252 HBDS調整
テラスタイプ:フェアリー(対ドラゴン)、炎(一致技強化)、ステラ
確定技:フレアドライブ or だいふんげき or ヒートスタンプ/げきりん
選択物理技:じしん/アイアンヘッド/かみくだく
選択特殊技:テラバースト

 高い攻撃力を活かしたこだわりハチマキ型。ブーストエナジー型との違いは交代しても火力を維持できる点ですが、撃ち分けができなくなるので相手の裏を見ての技選択が求められます。

いかさまダイス型

性格:いじっぱり or ようき
持ち物:いかさまダイス
努力値
いじっぱり@H36 A252 BD4 S138(素早さ1段階アップで最速テツノツツミ抜き)
いじっぱり@AS252
ようき@AS252
テラスタイプ:フェアリー(対ドラゴン)、ドラゴン(スケイルショット威力アップ)、鋼(対ドラゴン、神速)、ステラ
確定技:スケイルショット/りゅうのまい
選択物理技:フレアドライブ or ヒートスタンプ or やけっぱち/じしん/アイアンヘッド
選択特殊技:テラバースト
選択補助技:みがわり

有利対面を作ってりゅうのまい→スケイルショットで全抜きを狙う型。炎技の影響で鋼テラスタルをけん制することができるため、他のドラゴンよりもスケイルショットを撃ちやすくなっています。スケイルショットの命中が地味に不安なのは他のドラゴンにも言えることですが。

物理受け型

性格:わんぱく
持ち物:たべのこし or オボンのみ or 混乱実 orゴツゴツメット
努力値
H244 B252 ADS4
H228(16n+1)B252 D12 AS4 ※たべのこしの場合
テラスタイプ:フェアリー(対ドラゴン・対一撃ウーラオス)水(対連撃ウーラオス)
確定技:ワイドブレイカー/かえんのまもり/あさのひざし
選択物理技:やけっぱち orニトロチャージ/ドラゴンテール/じしん/アイアンヘッド
選択補助技:ほえる

 専用技のかえんのまもり火傷版キングシールドといえる性能でもあり、直接攻撃をしてきた相手を火傷にする効果を持っています(変化技は防げません)。また、原種のエンテイと異なりおにびを覚えないので、この技をうまく使って相手を火傷にしましょう。
かえんのまもり・ワイドブレイカーを共に無力化してくる両ウーラオスが天敵ですが、テラスタルとあさのひざしを駆使して渡り合いましょう。

こうして書いていると……

 前述したとおり、私はバイオレット版しか持っていないため現状この2体を手に入れることはできません。しかし、この2体のことを考察しているとだんだん使いたくなってくるという現象に襲われつつありません。
 スカーレットを買えばいい話なのですが、決して財布に余裕があるわけではなく……なので次回考察予定のテツノカシラ・テツノイワオで頑張ってみたいと思います。
 ちなみにテツノイワオは一応育ててカジュアルマッチで使っていますが、現状使いこなせていません。決して弱いポケモンではないので、うまく運用できるようにはしていきたいですね。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?