回避依存症と恋愛依存症の恋(誘惑、支配、束縛、依存)

回避依存症の猛烈なアタックにより恋が始まります。恋愛依存症が、愛に枯渇しているのを本能的にキャッチし、世話や保護、権力を見せつけます。

仕事で成功した事、実家がお金持ちの事、恋愛依存症に興味を持って話を聞いてあげたり、時には恋愛依存症の世話を引き出すように苦労話、子供の頃辛い経験をした事、過去の恋愛でいつも騙されたり、浮気された事等被害者ぶり、あらゆる事を使って恋愛依存症の興味を引こうとしてきます。

そして、回避依存症と恋愛依存症はお互い理想の相手(実際にはそれぞれ育ての親を相手に見てる)として大恋愛に落ちていきます。

しかし、回避依存症は恋愛依存症が自分の方へ向かって来ると、幼少期の親からの支配、過保護、過干渉、親の面倒見ていた時の息苦しくて窒息しそうになった辛い感覚が蘇り、仕事等を理由に距離を置くようになります。

そして、女性の影を見せつけたり(SNS等で堂々と他の女性との写真を載せたり)恋愛依存症の引き離される恐怖を刺激するように、脅かし支配していくのです。

回避依存症は、とても自信ありそうに見えて実際はその逆で、とてと自信がない人です。

そして支配、コントロールされる事を恐れているので、感情を表に出さないようにしています。

なので、恋愛依存症が自分の手元から離れていく不安も常に持っていて、恋愛依存症が自分の知らない、見えない環境に行くのを嫌がり、無言の圧力をかけてきます。

例えば、恋愛依存症が友達と出かけた事を話せば、回避依存症は女友達と飲みに行ったと言い返したりして恋愛依存症を傷つけ何も言えなくし支配していきます。

恋愛依存症が自分に好意を向けてきたり、依存されたりするのが嫌なくせに、自分から離れないようにする両反する行動は、回避依存症の表面は親密な関係を恐れていて、その裏では見捨てられる恐れを持っているからだと思います。

親密な関係を築きたいのに、築くのが怖いのです。

恋愛依存症は親の愛情を感じられず寂しい思いをしてきて、親の愛情を自分に向ける為に、自分を愛してもらう為に、親の言うことをよく聞く、いい子で大人しい子に育ちました。

でも。どんなに頑張っても親の愛情を感じる事が出来なかったのです。

恋愛依存症は回避依存症が自分を支配してきたり、傷つけてきても引き離されないように我慢します。忙しいから会えないと言われても信じて現実を見ないようにします。

親の愛情を受ける為、幼少期に我慢した時のように。

そして、その痛みを愛だと思いこんでいます。ても、その行為が回避依存症の支配を益々強化していき、お互いの関係は辛いのに離れられない共依存関係に発達させていくのです。

そうなると恋愛依存症は、1日中回避依存症の事を考えて、他の事が手に付かなくなり、自己管理も疎かになっていき、回避依存症が自分に向かってくるように、何回ものメール、焼きもちを焼かせたり、自分に関心を持たせるような行動をします。

でも、その行為は回避依存症からすれば、束縛でしかならず、もっと距離を置かれるようになります。



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