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エンジン

こんにちは。ブログの書き忘れが増えてきたおのしゅんすけです。このままだと三日坊主です。

さて。今日はテーマパークについてまた書こうかと思っていたんですが、エンジンのことを書きたいと思います。


舶用のエンジン

僕はあまり車に詳しくないので、車のエンジンはどの程度の総排気量を持っているのか分からないので調べてみました。

するとだいたい1000〜2000ccが一般的なだそうです。

四気筒エンジンといって燃料を中で爆発させてパワーを生む筒が4本入ってることが多いので(2000ccの総排気量だとすると)一本あたり500ccです。

500ミリのペットボトルくらいの筒4本分くらいのエンジンで1トンちかくある車は走ってるんですね。(それもすごい!)


しかし船は桁が違います。


舶用エンジン(船舶のエンジン)はどんどん大型が進み、世界最大の総排気量は2200万ccです。


2200万ccです!

こんなでかいんです。


実は燃料の種類も少し違うのです。

車はご存知の通り、ガソリンです。

舶用エンジンはディーゼルエンジンといって、重油というものを使います。

どう違うかと言うと、簡単に言えばいい油がガソリン、いい油(ガソリンとか軽油とか)を取って残ったカスが重油だと思ってもらって相違ありません。

しかも、今まで重油の中でも特に悪いC重油というのを使ってきました。

理由はただひとつ。安いからです。

しかし、そんなC重油にピンチがやってきました。


排ガス規制

来年の1月から実は船舶の排ガスの規制がグンッと厳しくなるんです。

どんな規制かというと、排ガス中に含まれるSOx(硫黄酸化物)を今までは3.5%以下だったものを0.5%にしなさいというものです。

これをクリアするにはエンジンそのものをより良いものに変えるしかないんですね。

もちろん前もってわかっていたことではあるんですが、今ドックやら造船所やらは工事が立て込んでいてまだ追いついてないそうです。

あぁ、ドックでちょっと思い出したんですけど、人間ドックドックって船のドックからきてるそうです。

悪いところ調べたり、悪かったら直したり。まあ、意味はだいたい同じです。


話は戻って。こんな感じでどんどん規制が厳しくなってもうゆくゆくはC重油のディーゼルエンジンは使えないんじゃないか?A重油(C重油より良質で高い重油)を使うしかないんじゃないか?となってきているわけです。

しかし実はお金に糸目をつけなければもっといいエンジンがあるんです。

それが電気推進船と呼ばれるものです。


電気推進船

電気推進船とは、言葉の如く、電気で進みます

従来のディーゼルエンジンでは車と同じようにエンジンがシャフトを回してプロペラ(車の場合はタイヤ)が回って進んでいました

しかし、この電気推進船はまずディーゼルエンジンで発電します。

その電気でモーターを駆動して、プロペラを回します。


この電気推進船、何が客船向きかっていうと

振動騒音が少ない

船の荷物(客)の入るスペースが増える

といったメリットがあるんです。


まぁ、もちろん現在この電気推進船がマイナーなところを見れば当然デメリットもある訳ですが、そのバランスが最近になって崩れ始めてるわけです。


そこんとこを次回に書きます。ちょっと長くなってしまったのでおわります。それでは。

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