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未来の客船

こんにちは。なんでエジソンが一日三食を広めたのか不思議で仕方ないおのしゅんすけです。

さて。今日は未来の客船というテーマで、といいますか、乗ってみたい、造ってみたい船を想像する回です。

船の形

現在の世界中の船のメジャーな形は単胴船です。いわゆる普通の船です。

他には双胴船三胴船があります。名前の通り、船体を2つ、あるいは3つを繋げてひとつの船にしたものです。

双胴船

三胴船

三胴船は軍艦や空母などによくある形なのであまり見慣れない形ではありますが、双胴船はフェリーやヨットなどでもよく見られる形です。

今回書きたいのはこの双胴船です。

古い船の歴史において、双胴船はかなり古くから登場してます。

丸太をくり抜いて造っていた時代から安定させるためにふたつを繋いでひとつの船にしていました。

現在でも波の影響を受けやすい小さなヨットなどではこの双胴船が使われています。


この双胴船のメリットは大きくは2つあります。

1つは甲板面積が広く取れることです。2つ分の船の甲板に加えて、接続部分の甲板があるので貨物を載せることの出来る面積が単胴船に比べて多くなります。

もう1つは安定性が高いからです。詳しく説明すると船舶工学がどうこうとややこしい話なので、書きませんが、上の写真を見ていただければ普通の船(単胴船)より安定しそうなのは一目瞭然かと思います。


つまり、双胴船は単胴船に比べて客船に向いているはずなのです。


ではなぜ、現在の世界の船舶では単胴船が主流なんでしょうか

答えは単純で、双胴船は船体が水流と接する面積が広いので抵抗が大きくなり、速力が出ず、燃料費がかさむからです

少し前までの社会(今もそうですが)より速く、より安くが正義でした。

そんなスピード社会において、双胴船はあまり需要がありませんでした。


しかし、最近では研究が進み、双胴船での速力や経済面での問題が解決されたものが相次いで開発され始めました。SSTHと呼ばれるものもそのひとつです。(2枚目の写真です)2つの船体を極端に細長くして抵抗を小さくしたものです。


つまり、ゆったりとした快適な船旅の需要が増えてきた今、双胴船の客船の需要も増えていくんじゃないかと思います。揺れない船を追求されていくのではないかと思います。


近い将来、客船には双胴船の時代が来るかもしれません。それでは。



《扉落描》
カジノにより現実世界にまで名を轟かせるほどの富豪となった男。囚人番号038通称マネーと呼ばれる囚人は後の世紀の大事件『ドッペルゲンガー脱獄戦争』の引金となる男である……

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