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世界一周の不思議なこと

こんにちは。試験が終わりましたおのしゅんすけです。

さて。今日は世界一周航海の不思議なことです。


初の世界一周

世界で一番初めて世界一周した船団をご存じですか?

マゼランという人が率いていた艦隊です。

このマゼランという人は世界一周を成し遂げる1年ほど前にフィリピンで戦死していますが、艦隊はマゼランの遺志を引き継ぎ世界一周を成し遂げました。マゼランについては今度書きます。

世界一周航海を初めて成し遂げた功績は偉大でマゼラン海峡マゼランペンギンなどに名前を付けられているほどです。この艦隊が様々な新発見をしたことも偉大な功績として後世にマゼランの艦隊として名を残している要因ですが、一つ不思議な発見をしていたんです。


浦島太郎?

マゼランの艦隊が3年かけて母国・スペインに帰った時にある驚きがありました。

この世界一周はもともとスペインの王様の命令で行ったものなので、毎日欠かさずに航海日記をつけていました。


しかし、航海日記の日付と到着したスペインの日付が1日ずれていたんです。

これは浦島太郎のような話ではなく、現在では当たり前のことなんです。



それは、時差です。


太陽を追いかけるように西に西に走った結果、1日遅れていたんですね。

当然、この時代は世界を一周したのはこの艦隊が初めてなので時差の修正なんて考えもついていませんでした。

この時差というのはクルーズにおいてはどうなっているんでしょうか。


時差の修正

港に居る時や、沿岸を航行している時はその主権国の時間(標準時)に合わせます。

ただ、太平洋のど真ん中とかにいる時は太陽が真上に来た時を正午にして、時差を修正する必要があります。これはどの船でも行われています。

ですから、客船では毎日この修正がおこなわれるそうです。「おやすみの前にお手元の時計を1時間お戻し下さい」と言った具合に。


この時差、クルーズにはどんな影響があるんでしょうか。


一日が長い!

洋上の1日では、西に向かうと1日が長くなり東に向かうと1日が短くなります。

そのため、西回り航路の方が1日が24時間以上楽しめるのでお得なんです

しかし、世の中はそんな奇跡はありません。1日24時間、皆平等と昔から決まっています。その夢を打ち壊す魔法の線があるんです。


日付変更線

世界周航が頻繁に行われるようになった頃にこの日付のずれを修正しようと言うことになりました。

そこで1883年、英グリニッジ天文台を通る子午線を本初子午線とし、これによって東経と西経が合致する180度線を日付変更線としたのです。

日付変更線がこの位置になったのは人の住む土地がほとんどないからです。が、実際は人が住んでるところ避けているため、真っ直ぐではなく少しずれています。


世界一周にはこういった時間の問題も付きまとうですね。時間は皆平等というのは本当でした。それでは。

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