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LIMITZ #4 OVERWATCH 選手紹介

LIMITZ #4 OVERWATCHが2/28の18:00から開催されます。

今回のイベントではかなり懐かしいメンバーが勢揃いしており、昔を振り返るついでに当時の自分目線で選手達を紹介していこうと思います。
昔のOverwatch(以下、OW)を知らない人や、懐かしい思い出を掘り返したい人向けの内容にしてみました。

一応LIMITZの方からは許可を頂いていますが、突発的に書いた内容なので誤字脱字あるかもしれません。ご容赦ください。

ちなみに紹介の順番はLIMITZ公式の画像に準拠しています。


Team1「FIRST GENERATION」

DTN(DeToNator)・元DTNプレイヤーが集まった古の兵器。
自分が記憶する限りではDTN1期が最も人気の高かったOWのプロチームであり、当時はまだ根付いていなかったプロプレイヤーによる配信と動画投稿を積極的に行ったことで、国内OWシーンは大いに盛り上がりました。

StylishNoob(@stylishnoob)

現在の彼はストリーマーとしてのイメージが定着していますが、OWの最初期における国内最強のラインハルト使いでもありました。
リリース当初はラインハルトという独特なキャラクターを上手く使いこなせるプレイヤーが本当に少なかったので、そういった状況下での彼のラインハルトは頭一つ抜けていました。
「関さんウルトは?」でイジられるイメージがあるかもしれませんが、全盛期時代のラインハルトはかなり強かったです。少なくとも当時対面していた日本人ハルトの中では唯一読み合いを効果的に仕掛けてくるプレイヤーでした。

OWにおける主な実績(以下の全ての人に共通の項目とする)
2016年度日本代表
国内大会優勝多数

delave(@delave_fps)

DTN1期を支えた(※1)アタッカー。後述のsiorinさんのウィンストンと合わせてdelaveトレーサーが飛び込んでくることで、8~9割のチームが壊滅してました。これは誇張抜きのマジです。また、delaveさんは当時のアタッカーの中では珍しく「ゴリ押し型理論派」であり、それがDTN1期の躍進に繋がっていたのは間違いありません。彼のトレーサーにはカリスマ性がありました。
また2期の選手としても続投しており、1期の中ではかなり長く選手活動を続けたプレイヤーです。

2016年度日本代表
国内大会優勝多数

※1・・・現在の正式名称は「ダメージ」ですが、あまりピンと来ない方もいらっしゃるかもしれないので、アタッカーと表記します。

siorin(@siorin001)

siorinさんはザリア・ロードホッグ・ウィンストンなどの複数のタンクを使いこなしながら、マップによってはゲンジやジャンクラットなどのアタッカーも使えるという、幅広いピックプールを持っていた珍しいタンクプレイヤーです。当時は(※2)ロール制限が実装されていなかったため、siorinさんのようなサブタンクがいることでDTNの柔軟な構成が実現できていました。また、DTN2期(DeToNator.BLACK)としても続投した競技志向の強いプレイヤーです。
ちなみに勝利者インタビューにて「バランスボールに乗りながらOWをプレイしています」と答えていたのが衝撃すぎて今でも覚えています。

国内大会優勝多数

※2・・・現在はタンク2・アタッカー2・サポート2というロール制限が一般的には敷かれています。OW2ではタンク1・アタッカー2・サポート2になる予定です。

YamatoN(@yamatonjp)

DTN1期のチームリーダーであり、DTNOW部門の土台を築いた人です。競技シーンにおける人気、優秀なメンバーを集める人脈と交渉力、国内戦での連戦連勝。こういったDTNの躍進はYamatoNさんの尽力抜きでは有り得なかったと断言できます。
最初期の競技シーンにおいてはマーシーを使用していましたが、当時のマーシーはアルティメットが範囲蘇生だったのもあり、アルティメットを使う際は事前に居場所を悟られないように隠れるのが主流でした。そしてYamatoNさんは隠れるのが非常に上手かった。当時はどのチームも必死にYamatoNさんを探していたと思います。

国内大会優勝多数

SPYGEA(@spygea_jp)

DTN1期のヒーラーであり、DTN1期の中では恐らく最もOWをソロでプレイした男です。ヒーラーを担当しているのにスナイパーなどのヒットスキャンも上手いという異色なタイプで、それもそのはずスペシャルフォースというゲームで一級のスナイパーだったという話を聞き、当時は驚いた覚えがあります。2016年のルシオプレイヤーの中では毛並みの違う存在でした。
ストリーマーに移行した後もしばらくはソロでOWをプレイしていた時期があり、OWに対する深い愛(?)を感じます。

国内大会優勝多数

dohteloff(@det_dohte)

Dota2の元プロプレイヤーで、DTN2期(DeToNator.GOLD)にてOW部門に編入したMOBA系GODのプレイヤー。編入当初はアタッカー、途中からヒーラーとして活躍。DTN2期は台湾などの国外で活動することが多く、熾烈化した競技シーンでDTNを支えた一線級のサポートプレイヤーでした。dohteloffさんがOW部門に編入した時期は国内のプロシーンが激変していた時期でもあり、DTNが急激な環境変化に適応できたのはdohteloffさんを含めた2期メンバーの底力があってこそだったと思います。

国内大会優勝多数


Team2 「SECOND WAVE」

DTN1期がOWから離れた辺りに頭角を現し始めたプレイヤー達が中心になっています。この時期はプレイヤーの熟練度が上がってきたのもあり、かなり熾烈な争いが繰り広げられていました。プロチームが半ば乱立状態になっていたのもこの時期です。

jasper(@Jasper7se)

2017年度における最強格のサブタンクプレイヤーです。特にJasperさんが使うザリアは異常なほど練度が高く、当時所属していたプロチーム(USG Supreme・Libalent Supreme)の快進撃を支えただけではなく、国内全体のサブタンクのレベルを一気に引き上げました。2017年のワールドカップで惜しくもオーストラリアに破れ、その試合後に一人で泣いていたところを当時のトッププレイヤーであるTaimouが優しく抱きしめてくれたというエピソードは今でも深く印象に残っています。
現在の彼は「面白くてゲームが上手い人」みたいな印象があるかもですが、自分の中では「最強のザリア」というイメージがいつまでも残っています。

2017年度日本代表
国内大会優勝多数


sasatikk(@sasatikk)

元Rascal Jester MaVeNick所属のアタッカー。当時からコミュ力が高く、色々な人に仲良く絡みに行く底抜けに明るいプレイヤーという印象がありました。また当時のSasaさんは兼業プロゲーマーであり、昼はガレリアでPC機器を売り、夜はOWでプロ活動を行うというハードな毎日を送っていたようです。恐らくSasaさんが売ったPCでOWをプレイした人も居ると思うので、実は国内OWに対する貢献度はかなり高かったのではないかと思ってます。
ちなみにTeam2にはメインタンク専が存在しないので、恐らくSasaさんがメインタンクを使うことになるんじゃないかと思ってます。頑張ってください。

国内大会入賞多数

hoshimi(@tf2hoshimi)

元Green Leaves所属のアタッカー。あらゆるアタッカーを満遍なく使いこなしますが、特にファラの練度が極めて高いです。OW最初期から数年に渡って競技シーンでアタッカーをプレイし続けた稀有なプレイヤーであり、2019年度の日本代表選手でもあります。自分の元チームメイトであまりにも特別な存在でもあり、逆に公平な紹介がしにくいので彼の説明はこれくらいにしておきます。

2019年度日本代表
国内大会優勝多数
アジア大会優勝

MaTtyo(@MaTtyofps)

サポートとアタッカーもこなせる万能プレイヤー。元USG Supreme、元野良連合所属。色々なチームを渡り歩き、荒波に揉まれながらもOWの世界に適応し続けた男なので、その腕前と鋼のメンタルは折り紙付きです。前述のJasperさんや後述のkeisukeさんと同じチームで活動していたこともあり、経験も非常に豊富。チームの発奮剤としてメンバーを盛り上げてくれるかもしれません。
彼の人となりはコチラで確認できます。
https://www.youtube.com/watch?v=tNEO0r8kb1s

国内大会入賞多数

keisuke3(@keisukeniko)

元USG Supreme所属のヒーラーであり、現Libalent所属のシャドウバースプロプレイヤーという異色の経歴の持ち主です。OW時代は国内大会で何度も優勝を重ね、2017年度の日本代表にも選出されています。いわゆるチームに一人は必要になる「絶対的司令塔」が彼です。当時のUSG Supremeは圧倒的なフロントラインと、攻撃的なチームプレイが特徴でしたが、その中心には常に彼の戦略的思考や閃きがあったと思います。しかも現在もシャドウバースでバリバリ活躍しており、つい先日のプロリーグでも優勝を果たしています。シャドウバースでの二つ名は「陸奥の豪傑」。

国内大会優勝多数

yoz(@Yoz_ow)

元RPG(RPG-KINGDOM)、元CAG(CYCLOPS athlete gaming)所属。軽妙なトークと独特な人となりで人気を博していたサポートプレイヤーで、彼の使うアナやゼニャッタは大会でもかなり活躍していました。勝負勘みたいなものが凄く優れていて、いざという時にミラクルプレイを起こすことが多々あり、接戦であればあるほど輝くタイプのプレイヤーです。Valorantなどでもプロとして活動していた時期があり、どんなFPSでも活躍するポテンシャルを持ちあわせています。
あと恐らくですが日本のサポートプレイヤーとしては類まれなる恵体をお持ちになられています。

2017年度日本代表
国内大会優勝多数


Team3 「LAST LEGENDS」

本イベントにおける大本命チームです。元OWリーガーであるta1yoさんを筆頭にした実力派のチームであり、OW後期を代表するプレイヤー達が集結しています。ちなみにイベントでは何かしらのハンディキャップを設定するとのことですが、どのようにバランスを取るか気になります。

ta1yo(@ta1yo_tv)

海外最高峰のeスポーツリーグとして知られるOWL(Overwatch League)に日本人で唯一参戦したアタッカーです。彼は2017年頃を皮切りに国内OWシーンで一気に頭角を現し始めました。USG iridata→CAG→JUPITER→Third Impact(アメリカ)→San Francisco Shock(OWL)という流れでチームを移籍してきましたが、それら全てのチームで優勝を果たしています。国内大会、アジア大会、アメリカリーグ、世界リーグ、その全てで優勝を経験した日本人は後にも先にも彼だけかもしれません。正に生ける伝説です。元チームメイトのプレイヤーがよく言っていましたが、ta1yoくんは「持っている人」です。

2017年度日本代表
2018年度日本代表
2019年度日本代表
優勝多数

BATA(@bata11336)

知る人ぞ知る国内屈指のメインタンクです。メカニクスに非常に優れており、特に扱いの難しいと言われるピーキーなタンクなども使いこなしてしまうセンスを持ってます。OWの初期の頃はヒーラーを使っていましたが、2017年あたりからメインタンクを扱うようになったことで覚醒しました。2017年の年末、当時最強と呼ばれていた強豪CAGをBATAさんが所属するNaturals北海道が打ち破ったのは印象的なジャイアントキリングでした。

国内大会優勝多数

ろく6935(@roku6935)

元RPG、元CAG所属のメインタンクであり、2016年から活躍し続けた古豪。目まぐるしく変わるOWのメタに対し、常に適応し続けた実力派のタンクです。柔らかい物腰と忍耐強さを併せ持ち、また飄々としているところもあるので、チームの雰囲気にポジティブな影響を与えていたのではないかと思います。そんな彼が繰り出す腹の据わった威風堂々たるプレイングは、数々の名試合と勝利を生み出してきました。個人的なベストバウトはNVIDIA CUPの決勝戦USG Supreme(Jasperさん所属) vs KINGDOM-eX6(ろくさん所属)のリージャンタワー戦です。

国内大会優勝多数

AmeKen(@ameken3d)

DTN.Gold→DetonatioN→CAG→JUPITERと輝かしい経歴を持つアタッカー。ずば抜けたゲームセンスを持ち合わせており、あらゆるロールをハイレベルに使いこなす国内随一の万能プレイヤーです。小学校1年生の頃からPCゲームに触れていたという経験もあってか、箸を操るように軽々と敵を倒していくんですが、その雄姿には何度も舌を巻きました。ゲンジを得意キャラとしていた時期から一転、ブリギッテというサポートもすぐさま使いこなすという、異常なほどの器用さがAmeKenさんの最大の武器だと言えるでしょう。

国内大会優勝多数
アジア大会優勝
2018年度日本代表

CLAIRE(@ow_claire)

ta1yoさんの育ての親。チーム変遷もほぼta1yoさんと同じで、Team3の根幹とも言える最も重要なプレイヤーです。モチベーター、研究、プレイング、指示出しなどIGL兼チームリーダーとしての責務をこれ以上なく果たし、結果を出してきた正にOWの権化。勝つための冷静かつ冷徹な判断は、彼でなければ実行出来ない事も非常に多かったはずです。才能+努力でストイックに勝利を目指す姿勢はチームメイトだけではなくファンに対しても多大な影響を与えてきました。今は現役を退き、陰ながらta1yoさんを応援しているとのこと。

国内大会優勝多数
アジア大会優勝
2017年度日本代表
2018年度日本代表

Sabagod(@SABAGOD2)

DTN.Gold→Naturals北海道→CAG→JUPITERと移籍するごとに強く成り続けたサポートプレイヤー。実力一本でのし上がり続け、最終的には他を寄せ付けない圧倒的なスキルを身に着けました。正にプロフェッショナル。全盛期の彼はポジショニング、ダメージ量、駆け引き、それらの全てが日本人としては異質なレベルにまで磨かれていました。またValorantリリース時もプレイヤーとしての力量を大いに発揮しており、複数のタイトルにおいて活躍できるポテンシャルを持ったプレイヤーであるのは間違いありません。

国内大会優勝多数
アジア大会優勝
2018年度日本代表


以上でプレイヤーの紹介を終わります。

ちなみに選手ではないので敢えて上記では紹介しなかったのですが、実況の岸さんは2016の最初期の頃から実況でOWを盛り上げ続け、2017のワールドカップでは日本代表競技委員会として渡豪、2018・2019もOWの実況を続けてくれた人で、OWとの縁が非常に深いです。LIMITZ #4も上手く盛り上げてくれると信頼しています。

解説役の自分は2018年の3月までプロゲーマーとして活動し、それ以降はチームマネージャーとなり、ワールドカップ含むOWの大会解説も並行して務めていました。今回の貴重な機会には感謝していますが、イベントでは解説要素よりも応援要素多めで行こうと思っています。


なるべくコンパクトにまとめたつもりでしたが、18人も居るので少し長くなってしまいました。勢いで書いたので、間違いなどがあればDMなどで知らせていただけると助かります。

本記事がイベントを楽しむ一助となれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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