ふりかえりのファシリテーター「事前」

ふりかえりの場をファシリテーターとして私がやる場合に私が何をして何がファシリテーターに起きているかということを考えてみました。


まずふりかえりで出たアウトプットを何に使いたいか、活かしたいか、活かさなくてもいいかを考えます。依頼をされた場合は確認になりますが。そこから、アウトプットの形がホワイトボードなのか、模造紙なのか、A3用紙なのか、スプレッドシートなのかなどが検討します。


次に人数はどうか、参加者の関係性はどうか、全員が参加するかどうか、依頼してきた人が参加するかどうかなど場の想定を一度します。この時点で会議室の選択と机や椅子のレイアウトは考えます。あまり事前にどんなことがアウトプットされるかは考えないですね。


問いかけの言葉はコーチングをやっていたせいもありますが、常にいくつか言い回しを含めてストックされている気はします。有名なKPTというやり方でやる場合は、Keepなど元が英語なので、その場にあった意訳をして、さらに参加者に響いたり、バズッたり、悩ませる言い方をします。Keepから受ける印象が参加者に委ねられるので、思考に刺激を与えるのはありですね。また、フレームワークを入れると、だいたい「これであってますか?」と聴かれるので、その回答も用意します。


参加者の関係性や個人の性格によって、場への発言の感じは変わります。フラットな関係性でない場合や、シャイな人がいるなら(多ければではない)、付箋紙を使って書いてもらうのはよいですが、リアルタイムに思考から出る言葉よりも書き出すという行為によって、発言は少し湾曲する可能性があるなとは考えておきます。見事に参加者がまったき同じ内容を書いてきた場合は、何かバイアスがかかっているかもしれません。まぁ、メチャクチャ仲が良いだけかもしれませんが。(^-^;


あ、もしフレームワークでのふりかえりをする場合は、先ほど言った「これであってますか?」をなくすために初めてへのケアをするか、一度参加者だけで勉強会をしてみるのは良いと思います。ファシリテーターがフレームワークを熟知してなけれはいけないかは、どちらとも言えないのですが、私は試しはしてみるかもですが、熟知はしないでも感覚でやっちゃいます。まぁ、急に○○でやりたいですという依頼を断らないというだけですが…。もちろん熟知、熟練で血肉になっている人はすごいです。先日、そういう方にセッションしてもらいましたが、違和感がないから深い議論や発言がありました。


次回は、ふりかえりの最中のファシリテーションについて書こうかな。

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