自由で気ままな生き方

問題が出てくると、ついつい逃げ出したくなるのが人情というもの。それを乗り越えると自信になるし、信頼も高くなる。わかってはいるけれど、なかなかそういうことに立ち向かえない場合の方が多い。

逃げているわけではない、と思う。しかし上手く仕事をやろうと思うと、問題点はどんどん大きくなっていく。仕事なんか、何かのマニュアルがあって、それを順次、こなしていけるほうが楽だ。それであれば事務処理能力の高い人間が、仕事ができることになる。でも、はたしてそうだろうか。頭が良くて、おっしゃることはもっともだが、この仕事がうまくいかなかったら報酬を受け取れない現実とその恐怖がわかっていないからかもしれない。当然、そういうことばかりだと体も心も疲弊してしまうから、適度にわがままがいえる仕事もあったほうがいいが、それは人に頼んでいては難しい。

そこはバイタリティだろうな。イチローの強みは派手なものではなく、努力するスタミナが人よりもあるということだと読んだことがあるが、まさにそこに秘密があると思う。

要するに、学者然とした解説はもう結構。こういう難局は、ではどうしたら解決できるのかやって見せてほしい。その論理でいえば、条件が揃わなければ、良い仕事ができないことになる。それは嘘だ。以前ならば、どうぞお好きなようにやってみてください、と思っていたが、こういうできる人には早く気がついてもらって、少しでも問題解決能力を身に付けてもらいたい、と思っている。いいたいこともよくわかる。いらいらするのもよくわかる。しかし見ているほうはそれだけで疲れてしまうのだ。いいぞ、かっこいい！自分のカラー、そしてスタイル。そんなに若くして身に付けちゃって、これから先どうなっていくの？

なんだか愚痴のようでいやですね。本当は愚痴ではない。これも私のわがままかも知れないが、要するに仕事がしにくくて仕方がない。こっちは何とかならないか、と方法を探っているのに、なぜにそんなに見つめる視線が冷ややかなのか。ああ、組織のなかの人間関係に私を巻き込まないで欲しい。私はただ、自分の仕事をすることで、毎日を充実させて報酬をいただき、家族を養っていくことをしたいだけだ。こんな野望も欲望もない人間を、そんな目で見ないでくれよ。誰の味方でも、誰の策略でもなく、私は私自身の考え方や人間関係で生きているだけの話。無意味な推測はお顔に出てくるからすぐわかる。

さてさて、人間界はどこにいっても、何をやっても、このしがらみからは抜け出せそうにもない。人が動くことで、周囲の人の波動にも影響を与えることは避けられないのだ。自由に、そして気ままにやっているわけではないが、そう思われることにも最近、慣れた。だからこそ、いまこそ力強く生きていかなくてはならない。多少のことでへこんでいられない。悩む暇があったら、どんどん周囲の人を巻き込んでやろう。どうにも避けられない状況にして、巻き込んでいこう。そういうことを経て、きっと信頼関係につながったりするんだろうな。

人間って本当に不思議な生き物だ。

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クライアントが順調に増えていけばいくほど
さまざまな問題に直面し
利害のない存在として
当時の私に持ち込まれることが多かった。

当たり前の話だが
それを解決する術など持ち合わせていないし
それを相手も分かっているけど
依頼された仕事以上の時間を咲くことになる。

それでも
その役割が「信頼」という言葉に変わり
次も注文が来るというのが
社会の構造だと実感した。

何がマーケティングだ。

もしかすると
究極の仕事獲得する方法を
実践していたのかもしれない。

今となって考えれば。

#あの頃のジブン ｜20