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2025年問題で何が起きるのか?

2025年に団塊の世代が75歳以上になります。
75歳という節目は「健康の境目」と言って良いかもしれません。
統計的に75歳を過ぎると医療保険と介護保険を利用する人が急激に増えるそうです。「80歳の壁」と気にされている人が多いですし、85歳以上の2人に1人が認知症ですから、75歳を過ぎると次々と壁が迫ってくるのかもしれません。治療が必要な体になる、誰かのお世話にならないと生活できなくなる、人生の最後の10年は誰しも「ケアが必要な時期」になるんだと思います。

という事は、
第一次ベビーブーム(1947~1949年)の出生数は約806万人、この団塊の世代が75歳を過ぎて、次々と病院や介護施設を利用すると、団塊の世代の上の世代も利用するのでキャパオーバーを起こします。急激な利用者増加で需要と供給のバランスが崩れて、医療崩壊、介護崩壊となる訳です。近年の健康意識の高まりで崩壊の時期を遅らせることはできるでしょうが、健康的な人が増えれば寿命が延びる、高齢者が増える、人口ピラミッドはさらにいびつに・・・。法律の整備は?施設の数は?スタッフの数は?準備は整っているのでしょうか?コロナウイルスはここにも悪影響を与えていると考えます。準備の手が止まり、整わないまま2025年に・・・。

さて、
「高齢者の問題だから関係ない」と思っている若者はいませんか?
大間違いです!
社会全体が崩れる問題です。
高齢者だけの問題ではありません。
例えば、若者が大ケガをして救急車を呼ぼうとしても、高齢者が救急車を使い切っているかもしれません。病院に何とか行っても、高齢者でいっぱいかもしれません。
例えば、親が、おじいちゃん、おばあちゃんが介護が必要になった時に介護保険サービスを利用したくても利用できない、どこもいっぱいでキャンセル待ち、待つ間は家族が介護、仕事を休んで、長期化すれば介護離職。
例えば、隣の家は独居高齢者、ゴミを出す日が分からなくてゴミ屋敷に、火の不始末でボヤ騒ぎ、詐欺師に騙された、行方不明で捜索活動、孤独死。
問題はすでに起きています。ニュースでよく見るようになりました。
この数が倍々ゲームで増加する、他人事が自分事に、
準備はできていますか?できていない人は・・・。

だから、
どうする?
みんなで考えませんか?
考えて取り組みませんか?

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