見出し画像

7、8、9日 お墓探し

この3日間は千葉の実家に帰り、父親のお墓を見に行った。地元から少し行った駅の15分くらいのところ。

母親も行きやすそうで、とても静かなところ。
この日は晴れていて、すごい爽やかな空気が流れる。

いわばここが新しいお父さんが住むところか、いいねと思う。

今回、専用のお墓ではなくて永代供養にしようかー、そこまで豪勢にする必要ないしねと話していたが、いざ見に行ってみると意外にお墓がちっちゃい。そりゃそーかと思う。

話を聞くと、そこに一緒に入れるのは母親と2人分。
2人の名前が刻まれてから最大12年はそこにあり、
その後は整理されて永代供養墓の中に入ってしまう。

なんだかそれだと寂しさが残る。

いわゆる永代供養は相部屋、お墓は一軒家みたいなものだ。お墓は8人まで一緒に入れるみたい。
お墓の人が色々と説明してくれた。

それを何食わぬ顔で聞いていた慎太朗(孫小4)がすかさず、
絶対お墓がいい、みんなで入れるからじじもそれだと寂しくない、と激しく推し。

確かにそうだな、これから先我々も入り、慎太朗たちも入り、少なくとも3代渡って約100年はお参り出来るところがあるのはとてもいいな、と。

今回、父親が家族の絆を強く取り戻してくれた。
私自身も本当に大切なものを思い出された。

だからこそ、この想いを永く続けていこうと思い、
色々考え、お墓の方向で母親とこれから進めていこうと思う。

父親はとにかく人を大事にしていた。
ほとんど父親は喋らないので生前そんなことはわからなかったが、死んでから生き様が分かるものだ。
特に家族の事を大事にしていた。

私にも慎太朗にもそれは引き継がれている。
無意識のところで引き継いでくれている。
これからそれを胸に生きていこうと思う。

本当に大切なものを大切にする。

帰りには、生前に「またみんなで行こうね」と話していた地元の美味しいイタリア料理店へ。雰囲気も良く、とても美味しい。

父親も一緒に。


丁度昨日はミュージックフェア70年〜80年代曲特集やっていた。寺尾聰や南佳孝、ジュディオングなどを聞きながら母親は当時の父親と出会った頃のことを思い出していた。泣いていた。
沢山話を聞いてあげよう。少しづつ少しづつ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?