コピーライターを夢見たあの日②

この歳になって、夢をみるとは思いませんでした。
「コピーライター」
名前を聞いたことがあるぐらいで、
どんな事をする職業かさえ、ほとんど知らなかったのに。
よく夢をみたもんだと、自分で今も思います。

さて、前回は1冊の本と出会うまでのお話し。

そして、今回は、夢をみるまでのお話しです。



本「これから、絶対、コピーライター。」を購入し、
2018年3月から、
twitter・ツボ伝ツイートでコピー投稿に参加しました。

子育て中の私は、子どもの待ち時間にコピーを考えることが
楽しみになりました。
空き時間を見つけては、ノートに殴り書き。
気にいったコピーを頻繁に投稿して、先生に評価してもらっていました。

ある日、ツボ伝ツイートで
「黒澤塾・塾生募集」と書いてありました。
塾は東京だから通えないと思い、一度目はスルー。
家で楽しくコピーが書ければ、それでよいと思っていました。

それから2か月後、

黒澤塾では通信生も募集していることを知りました。

「習いたいです!」

即決でした。

こんなことを書いていいのか分かりませんが、
黒澤先生はとても良い先生です。
お金儲けメインでは考えておらず、
コピーライターになりたい人を真剣に育ててくれます。

だって、考えてもみてください。
本を1冊買っただけなのに、
無料で何度も、投稿したコピーをみて、評価までしてくれるなんて。
どれだけ自分たちに労力をかけてくれるんだろう、
本当に先生、良いんですか??ってお話しです。

黒澤塾・通信生としての代金も、とても良心的。
自分のパート代で、安心して払える金額でした。

その夏、twitterで黒澤先生から、ツボ伝や塾生にお誘いの文面が。

「ビアガーデンで、オフ会をやります」

私は迷いました。
なぜなら、下の子がまだ保育園児。
主人も仕事が忙しくて、良いと言ってくれるか分からない・・・。

当時の私は、いつも自分のことは後回し。
でもどうしても今回だけは、行ってみたいと思いました。
先生にお会いしてみたかったし、投稿仲間ともお話ししたかったから。

なかば強引に主人を頷かせ、参加が決定。

当日、台風で荒れるなか、高速バスで東京に行きました。

参加して、良かったです。
台風なのに、先生を囲んで、15名くらい。
コピーライターをしている生徒さんもいれば、
今まさにコピーライターを目指して転職活動中、
また、就職活動中の学生さんもいました。

先生の仕事の経験談、
コピーライターに転職を成功された方、
転職をしようと試みている方のお話し。

すべてが夢のようで、この空間にいる自分が、
いつもの自分じゃないように思いました。
結婚する前に戻ったような、学生にもどったような。
不思議な感じがしました。

一歩踏みだしてみれば、
同じ日のうちにこんな場所にも行けるんだ・・・。

夢があるって良いな。
夢を見ることが普通のことみたい。
みんな、イキイキと話してる。

カルチャーショックでした。


コピーを書くのが好きになって、
私はいま、東京のこの場所にいる。
夢につながる小さな一歩を、
踏みだしているような気がしました。


家に帰ってから、
育児、家事、仕事の合間に、コピーを書く日々がまた始まりました。
しかしながら、
東京で先生達にお会いしたことで、気持ちが変わりました。

東京のことを思いだしては、
いつか私もコピーライターになれたらいいな・・・。
少しずつ、淡い夢をみるようになりました。

未経験から、コピーライターになんて、
どうやってなったら良いんだろ?
無理じゃないか?

コピーを書くたびに、
コピーライターになれたらいいなと考えが出てきてしまい、
無理だよ・・・と自分の夢を否定する日々。

その当時、わたしはパートの仕事をしていました。
仕事にたいして色々と思うことがあり、
下の子が小学生になるまでは続けるけれど、
その後は転職したいな、と思っていました。

今は転職のタイミングではない。
それまではこの会社で働いて、しっかり稼ごう。

そう思っていたのです。

しかしながら、ショッキングなことが起きました。
その仕事を、クビになったのです。
8月の終わりのことでした。

子どもが風邪をひいてしまい、何度か続けて休みをもらいました。
さらに、当時保育園の役員もしていたため、
シフト申請時にお休みをもらうことがありました。
「採用時に話をしていた勤務日数を満たしてない。」
人数が少なく、忙しい会社だったので、
コンスタントに入り続けることができない私は、
いらなくなった。
そういう事だと思います。
ショックでした。

これからどうしよう・・・。
わたしは、考えました。
違うパートを見つけるか、
コピーライターになることを目指してみるか。

しばらく悩みました。
ある日、
いつもお世話になっているファイナンシャルプランナーさんに相談に行きました。

会社をクビになりました。
わたしは夢ができました。
夢を目指しても、我が家のお金は足りますでしょうか?

私の無謀でバカみたいな夢を、その人は真剣に聞いてくれて
こう言いました。

「がんもどきさん、良かったですね、クビになって。

 これはきっと、神様から与えられたチャンスですよ。

 クビにしてくれて、ありがとうって思ったら良い。」

わたしは、とても単純です。
心配性なのに、単純。
その方に背中を押してもらい、やる気満々に。


コピーライターになりたい!

わたしは、夢見る道を、進むことにしました。


本と出会ってたったの半年。
単純なわたしは、気持ちの良いぐらいに
夢に向かってまっすぐ進みだしました。
そして、迷いながらの修行の道が始まります。

この続きは、また次回!
長い文章をここまで読んでいただいて、
どうもありがとうございました!!