「References」 2023/04/15

・Podcastラジオの「いんよう!」をず~~~っと聴いている。前も紹介したかな?すべてが信用できるラジオなんです。医学系の40代のおじさん二人がサブカルチャーと科学の話をしてくれる。理系大学院生を順当に進化させた姿…

・ラジオパーソナリティの一人である牧野先輩の部屋の壁に少女終末旅行の絵が飾ってあって…もうこれは凄いことじゃないですか。なんか、40代男性に対する漠然とした"諦め"みたいなものが薄れたというか。

・僕が40代になってアニメを観るとして、最近の作品から少女終末旅行みたいな名作を掘り出せるだろうか。10代後半~30代前半がターゲットになっている作品にアクセスできる気がしない。2010~2025年の時期に触れた作品を延々と反芻するだけなんじゃないか。尊敬しかない。

・なんとなく彼らの物事の捉え方が身近に感じられる。彼らは基本的に構造的な分析、個人的な感想、想定される反応の三点から考察を深めているように見える。主観と客観を行き来していることをメタ的に認知している感じが僕の理想形であり、僕の気質の指向性もまさにそっちなのでどんどん参考にしたい。

・今の話とは別に感激した話があったな。論理的思考は感情より下位レイヤーにある、みたいな話をしていて、まさに僕もそう思ってたぞ、と心の中で叫んだ。



・ヤンデル先生にもっとアニソンを投げてほしい。音楽をたくさん聴いているけど音楽的な分析を行っていない、みたいな人はなかなか居なくて、まさにその該当者であるヤンデル先生の分析は毎度新鮮で助かる。「声優曲はボーカルが際立つように楽器編成から音響処理まで独特である」という指摘は本当に新しかった。歌手の持つ経歴がそう影響するのか、歌手の印象が提供される楽曲の雰囲気を決めるとは思っていたけれど編曲とミキシングに影響するとは考えたことも無かった、みたいなことを思った。


・この前の日記でも書いたように、ここ最近自分の考え方に焦点を当てざるを得ない時期が来ていて、こうやって考える度に他人の考えを引用している割合の大きさを再確認する。ただ、引用元を選ぶ過程で自分の考えが介入するから、少なくとも何か僕の軸があることもまた理解する。考え自体は他人ベースだけれども、考えを取り込むのを決めるのは紛れもない自分の意志であって、これを俯瞰できるようになったのは成長かもしれない。

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