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【就職日記】板前修行開始

つ、ついに板前修行開始のことを書いてみようと思います。

ひたすら掃除

予想通りというか、それしかできないという感じですが、
修行スタートとはいうものの、料理らしい料理をいきなり
させていただけるわけもなく、ひたすら掃除の毎日でした。

今考えても、一番ぼくの思考を革新してくれたのは、
この掃除の考え方だったと思います。

修行中、一番やっていた仕事も掃除です。

掃除ってこんなにできるんだ

高校3年間でロッテリアで働いていた経験があるので、
ファストフードにおける掃除というものは知っていました。

ところが、そのお店における掃除というものは、ぼくが知ってる
掃除とはまっっっっっっっったく別物でした。

一言で言うと、

目に見えるすべての汚れをきれいにする

大掃除並みの掃除を毎日やる感じです。

割烹のお店と、ぼくのいってたファストフード店を比較したら、、、、、
ファストフード店は、ゴミの中で仕事してたようなもんです。
なので、ファストフードの清潔度は今でも少し気になります。笑

一番大変だったのは

掃除の中で、地味に見えて一番大変だったのは床でした。
ちょっとボコボコとした感じの石床だったと記憶しています。
広さは7-8人が座れるカウンターのみ。
(奥座敷だけ1間あり。そこは畳なので)

そのスペースの床が、これほどまでに広いかと感じました。
パッと見て見えるホコリとかゴミは簡単に掃除ができます。

でも、1mmくらいのチリみたいなゴミは、ホウキだと飛んでいってしまい、
見失ってしまうので、手でつまんで濡らした雑巾に確実に付着させて回収していました。

カウンターの拭き掃除でも油断できません。
せっかく床を完璧にきれいにしていても、上から落ちては元も子もない。

もちろん上から順に掃除はしていきますが、何度も何度も確認して、
ゴミがないかチェックします。そのチリはどこにも落とさないように
確実に回収する。

基本的にお店にいる間は、常にそのチリに気を配って過ごします。

もし万が一親方や兄弟子にチリを発見されたら、普通に〇〇されます。

最初、掃除をしていたときにこのチリをゴミと認知できていない自分に
気づかされました。

ゴミ落ちてんだろ!

すいません、どこですか?

ここだよ!

みたいなやり取りを経て、チリがゴミだと理解しました。

一番好きだったのは

一番好きだった掃除はトイレ掃除です。

便器を舐めてもいいくらいきれいにする

なんてよく言いますが、もうひたすらピカピカにするので
本当、それくらいできると思います。

あとは人が立ち入る回数が限定されているので、ゴミの発生が
少ないんです。一回きれいにしたら、それ以降細かいゴミが出づらい。

営業前でも、床はぼくら含めて人が通る場所なのでチリが発生しやすい。
兄弟子のタバコのあとなんかは、タバコの灰のチリが飛んだりするんです。

”きれいにする”の定義が違う
板前修行時代について:
書いていて、もんのすごく書きづらい心境になってる自分に気づいてます。
自分にとってこの経験がなんだったのか、改めて考える機会になってます。自分の過去が恨みや辛みでいっぱいなのですが、それをなんとか昇華させると言うnoteになってる感じです笑 大人の階段上ります。

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