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しめ縄作り

お米農家になってから始めたことはいろいろありすぎるけども、いま話題にすべきはこれだな。

"しめ縄作り"

実家のお正月では飾ったこともなかったし、記憶を辿れば90年代にはよく車のフロントグリルにしめ飾りをつけてる人がいたような。いつからなくなったんだろう。(今なら手作りしめ飾りを自分の車につけられるな。)

それくらい特に縁のなかった日本の風習。

しかし、コメ農家になってふと気づいた。
年末になるとこの辺では直売所にしめ縄が並んでいるのだ。直売所に並んでいるということは、おそらく農家さんが作っているのだろう。よく見たら、これ、藁でできてる。ということはお米農家さんの仕事ということか。

僕はコメ農家としてお米作りは、もちろんやりたいわけだけども、その次にコメ農家たる仕事を全部やってみたいのだ。コメ農家とはどんな生き方、生活を送っているのかに関心がある。稲作が日本で始まって以降、いろいろな風習や作業、行事が生まれてきたわけだけども、それぞれに何かしらの理由があって行われている。もしくは行われていた。

コメ農家を生業としている以上は、コメ農家にまつわる仕事はくまなく知って、お客さんにお伝えしたい。

そんなわけで、しめ縄作りを見よう見まねで始めたのは、数年前。最初は公民館で開催されたしめ縄作りのワークショップに参加したり。本でやり方を見たり。毎年年末に1本のごぼう締めを作っている。

今年も一年前を思い出しながら、藁をすぐり、水に湿らして、叩いて柔らかくして、60本ほどの藁の束をよってしめ縄を作った。格闘すること1時間写真のようなしめ縄が完成した。

その後は妻にバトンタッチ。
水引や南天、稲藁などで飾り付けをして、晴れてきょう飾り付けを終えることができた。夫婦の共同作業である。うーん。満足。

しかし、ここ数年。形にはなっているがレベルアップしていない。そりゃそうだ。年に一回ではね。そこで考えた。月に一回はしめ縄作りをしよう。12/27に毎年作るのだから、毎月27日はがんも農場のしめ縄の日。12回作れば流石にうまくなるだろう。最近、デッサン教室に行っているせいか、作品を作ることに対してモチベーションが上がっている。コメ農家として、しめ縄作りを上達させていこうと思う。

ところで、しめ縄は、藁でできる作品のほんの一部。藁をよってできるものはたくさんある。本を参考に藁の世界を楽しんでみよう。
次は1/27。しめ縄の日。

なにを作ろうかなー!

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