Episode:18 マリオはIMAXかドルビーシネマか?字幕版か吹替版か?
すでに全世界興行収入1000億の男を突破した「スーパーマリオブラザーズ・ムービー」ですが日本での興行収入も100億突破は余裕だと思います。最終的に200億くらいはいくのでは?夏休みでマリオにコナンとTOKYO MER、GotG3、スラムダンクとも相まって映画館が夏フェスみたいになってました。
特典のPET素材スタンド目当てにスラムダンク7回目おかわり行きましたが、人があまりにも多すぎてドリンク買うのにまさかの30分かかり、入場するのにさらに10分かかり…ようやく着席したらもう前半戦が終了してました笑
人がごった返した館内はもうフェスのごとく大混乱してまして、本当に映画館のスタッフさんお疲れ様でございます。GWは年一番の稼ぎ時と言えどコナンとマリオをぶつけてくるのはもうスタッフ殺しの公開スケジュール…もぎりのスタッフさん、売店のスタッフさん本当にありがとうございます。
さて大ヒット御礼、高評価、ロケットスタートのマリオですが、どのシアターで観るか迷いに迷っている人も多いのではないでしょうか。初回ドルビーシネマ3D字幕版、2回目IMAXレーザーGT3D吹替版で鑑賞してきました。少しでも参考になればと思いまして、以下それぞれのポイントを書いていきたいと思います。
なお先着で冊子が貰えますので、気になる方はどうぞお早めにご鑑賞を。中身も4種類なのでこれはコンプリートしたい!
①ドルビーシネマ3D
ドルビーシネマの良さはなんと言っても画面の発色の良さ。スラムダンクといい、アバターといい3D CG作品との相性は一番だと思っています。
ドルビーシネマの映像の特徴であるドルビービジョンの最大の売りはハイダイナミックレンジの効いた映像。つまり黒は本当に漆黒の黒が映し出され、光り輝くエフェクトは立体感が生き生きと表現されます。
冒頭のILLUMINATIONのロゴからもう凄い。黒い背景にミニオンがカートに乗っているその奥行きの凄さ。黒色に立体感が乗ってるんですよ。もうこの時点でドルシネ3Dやばってなりました。「あんなぁ、黒って200色あんねん」って声が脳内で聞こえました。
キノコ王国のキノコのぶよぶよで柔らかそうなクッションみたいな存在感。本当の金貨のようなコインの輝く金色。まるで熱さを感じるようなクッパが吐き出す炎の色味のリアリティ。キラキラと煌めくレインボーロードの鮮やかさと奥行き。
本当に目の前で3Dゲームをしているような、まるで自分があのマリオの世界に入り込んだような、そんな特別な没入感を味わえました。映画館のシートに座っているだけなのにキノコ王国の地面を踏んでいる感覚。CG映像の没入感をトップクラスに味わえるのはドルビーシネマだと思います。
ドルビーアトモスが表現するサラウンド効果も最高でした。ジャンプの音、はてなブロックを叩く音、ファイアーボールを飛ばす音、さまざまな位置で鳴る効果音たちが没入感をさらに高めてくれます。
②IMAXレーザーGT 3D
本作のアスペクト比は基本2.39:1のシネスコサイズ、作中の一部のシーンは1.78:1(おそらく作中のあのCMのシーン)となりIMAXフルサイズシーンは一切ありません。つまりどのスクリーンで観ても映像のアスペクト比は全て同じものとなります。
IMAXの最大の魅力はやはりその大きすぎるスクリーン。本作は画面の中の情報量が凄まじいので、単純に大きいスクリーンで観れたことはかなりメリットだと思いました。画面の中に所狭しとブロックやキノコなど様々な配置物があるので、バカでかいIMAXのスクリーンは大変観やすかったです。
ちなみにドルシネでいきなり凄みを味わったILLUMINATIONのロゴですが、IMAXではやや霞がかった黒色だったので、奥行きの凄さはそこまで感じず。やはり黒の表現力は圧倒的にドルシネに軍配が上がります。
とくに1.43:1のシーンが出てくるわけではないのでIMAXを選ぶ際はIMAXレーザーGTではなく、IMAXレーザーまたはIMAXデジタルで十分かと思います。
③字幕版
なんといってもアニャちゃんの素晴らしさに尽きました。
現場で自ら先導して戦い、勇気を持って民衆を率いるピーチ姫。ただ攫われるだけのトロフィーワイフ的な立ち位置ではなく、マリオとともに最前線でアクションを繰り広げるピーチ姫に完璧にアニャ・テイラー=ジョイの声が合ってました。
パンフレットに「新しいピーチ姫を表現したかった」的なコメントが掲載されてました。まさに今の時代にふさわしい女性リーダー像を完璧に演じきったと思います。ちなみに殺意バリバリのあの槍みたいな斧みたいな武器ハルバードっていうらしいですね。むちゃくちゃ似合ってました。
そしてクリプラの完璧なマリオ。ワッフー!とかゲームそのまんまでした。
クリス・プラットのあの優しい声がマリオのちょっと頼りない、だけども勇敢な心意気を持っている感じとすごく合ってました。
何度も何度もコンティニューする姿は涙もの…子供の頃クリアできずに何度も何度もスタートボタンを押していたあの頃の記憶が浮かんで胸が熱くなりましたよ。まさにその姿は諦めることを知らないヒーローそのもの。何度も練習するあのシーンでは、サントラもまさにHEROにちなんであの曲が流れるとかほんと最高。エンディング直前ではクリプラのためにあの曲を流すとかもう…涙
④吹替版
本作はILLUMINATIONと任天堂の共同制作ということで、なんと英語版と日本語版で脚本が異なります。細かいセリフまでは覚えていませんが、日本語吹替の方はかなりわかりやすいセリフに変えてくれていたと思います。
例えば、冒頭でルイージが初仕事の電話を受けるシーンで「やったー」ではなくて「やっと」お仕事が来ましたってことです、に変わっててわかりやすくなってました。
宮野さんは本家マリオの声に近くなるようかなり練習をされたそうですし、クッパをされた三宅さんもピーチの歌を喉が潰れそうなくらい熱唱しまくってまして、子憎たらしい関さんのピノキオといい、吹替版でも全く違和感なかったです。
あとなんといっても吹替版の一番のメリットは字幕を読まなくていいこと。って当たり前のことなんですけど、本作のように画面の中の情報量が多いと字幕を読んで、画面を観てと大変なので吹替版は画面に集中できるのが特に良かったです。
なお本家マリオの声優であるチャールズさんがあるシーンでカメオ出演しています。どうやらたくさんの国々の吹替版にも全て出ているとか。
番外編 スーパーマリオシアター
ちなみに5/7(日)まで、全国5ヵ所のみですがスーパーマリオシアターなるものもやっているようです。
マリオとルイージが劇場でお迎えをしてくれたり、館内にレインボーロードがあるらしかったり、とにかく力の入れようが凄いですね。というかめちゃめちゃ行きたいからこれ1ヶ月くらいやってほしかったです…
マリオやルイージの帽子を被って観に来ている人がいたり、子供たちが楽しかったー!と言っていたり、お祭り状態の映画館でめちゃめちゃ賑わっていて。ようやく映画館に人が完全に戻ってきましたね。とことん売れまくって欲しい。
エンドロールのあとのおまけ映像ではアレが映ってたので、これは確実に続編はあるでしょう。死ぬほど売れまくってますから予算はたっぷり。
とにかくどんなシアターで観てもむちゃくちゃ楽しめるので、今すぐ映画館へヒアウィーゴー!!
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