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マスクにイデオロギーを求めないで

先日、

#マスクを外そう

というキャンペーンが起こりました。

マスク、外したら良い、と思います。

でもね、ちゃんと考えてほしい。

コロナの後遺症があって、トラウマを抱えている人がいるかもしれない。

身内に大きな病気を抱えている人がいて、病院に行く予定があるかもしれない。

家に帰ったら妊婦さんがいるのかもしれない。

いつ妊娠しても良いように、準備して治療を頑張っている人かもしれない。

コロナでいろいろなものを奪われて、嫌気が指しているかもしれない。

マスクで肌荒れが酷くなってしまう人かもしれない。

健康管理のためにウォーキングしていて、歩いているのかもしれない。

マスクはただの道具です。
つけていてもいなくても、中身の人間は同じ人。

そこに、その人の考え方とか思想、イデオロギーみたいなものを勝手に込める必要はありません。自分とその人は違うんだから。
勝手に自分の色眼鏡で見ないで下さい。想像力を働かせましょうよ。

マスクは、僕にとっては、大切なエチケットツール。
病院にいる時は当然つける。外を歩く時、人と話さないならつけない。
電車ならマスクつけています。つけたところで不自由がないし、関わる患者さんや身内の都合もありますので。でも不自由なんてしてないですよ。

同じ思想の、同じ人間が、ただ使い分けているだけです。
人様にマスクつけろとか、はずそうとか言われる話じゃない。

もちろん、マスクを外していい、っていうことは、特にマスクを義務付けられてきた子どもたちには伝えていかないといけないと思いますけどね。

僕は、自分自身も子どもにも、マスクは外してもいいよってことより、

・相手の立場で想像してみよう
・自分が知らないことは思っているよりも沢山あって、自分の考えだけが正解じゃない

ってことを先に教えたいし、体現していたいですね。

この前も電車でマスクつけなさいよ!って大声で言っている人がいた。
飛沫感染を怖がるなら、その大声の方がリスクあると思うし、
マスクつけても、優先席で延々と大声で井戸端会議的な会話をしているご老人たちの方がよっぽどリスキーに見えました。

もっとしなやかに、もっと優しい社会がいいなって思いました。


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