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女性が働く時間について思うこと

先日、日経新聞の記事を見ていて、日本は世界と比べて、男性と女性との働く時間の差が大きく、アメリカの2倍、スウェーデンの3倍とされていました。

育休などの普及で少しずつではあるけれど、男女の働く時間の差は縮まっているとのことで、それはそれで素晴らしいことです。

しかし、僕自身は一つの違和感を感じていて、
その違和感を気づかせてくれたのは、共に働く秘書さんの存在です。

彼女は、フィジカルな問題から8時間労働できず、毎日半日の勤務をしています。

やらなければならないことがたくさんあり、非常に密度の濃い時間を過ごしていると思います。何より楽しそうに働く姿に、毎日のように勇気をもらっています。

時間制限があるがゆえの、高いコミットメント、周囲への感謝、体調の安定(勤怠の安定)などいろいろなものが相まって、もしかして、ですが、8時間労働のときよりもパフォーマンスが高いかもしれないとさえ感じます。

エジソンが残した言葉に、

『一日8時間労働制に感じた危機感は、労働時間の不足などではない。働くということが、ただの決まりきった作業になってしまうということだ。』

というものがあります。
8時間労働するのが基本とし、能力給と言いながら、時間給のような評価をしているからこそ、男女の時間の差に注目が集まってしまうのではないかとさえ思うのです。

これからの世代の方々には、時間ではなく、才能や結果で評価される時代が来てほしいと思いますし、そのために評価をする側がもっと結果に対して目を向けないといけないと思います。

結果=直接的な売上、というような簡単なものではなくて、人との関係性、外部との接点などを総合的に見ないとならないから、一筋縄ではいきません。

例えば、先の秘書さんがいてくださるおかげで僕はいろいろな業務がはかどっているし、そのようにして、つながっていくものだと思うんです。

評価する側がしっかりと変わっていかないと、優秀な方々は企業や組織で務めることが嫌になってしまう。

僕自身の価値観もアップデートしていかないといけないと思わされる雑感でした。



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