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家事・育児は称賛なきファインプレーだ

なかなかの衝撃でした。

この記事です。

無性に腹が立ちました。岸田さんなのか、この記事を書いた人なのか、そこはわからないです。
なんでだろうと思うと、どっちにしても育児に対しての認識に違いが大きすぎるからだと思います。

まず、家事について

僕は週末くらいしか家事らしいことをしていません。
甘えっぱなしなので、頭が上がらないし、だからこそ土日については、料理を中心とした家事くらいだけれど、全て引き受けてやっています。

家事というのは、本当に大変な作業です。
ホコリって、なんにもしていないはずなので、ふと気がつくと、そこここにいるんですよ。
何もしていないからキレイでいられるかというと、そうじゃないんですよね。
常に環境は悪くなろうとするから、良くしようとする力を加えないと、現状維持ができない。

家事はこの現状維持をするための作業の要素がとても大きいと思っています。

毎日、着た服を脱ぎ、洗濯に出すでしょう。
それ、誰が洗うのか、干すのか、たたむのか、しまうのか。
雨の日であれば、乾かすのも一苦労。冬であれば、手が凍るほどに寒い。
それでもできることは、現状維持なんです。

派手さはない。誰かにお金をもらっているわけでもない。
そういう家事に支えられて日常は成立しています。

この家事のいくつかは現状維持をもとに成立しているので、称賛もされないし、時給も発生していないです。

共働きの世帯であれば、ここに様々な家電を費やして、できるだけ家事の負担がどちらかにいかないように、しているところも多いと思います。
ルンバを始めとした掃除機もそうでしょうし、食洗機、乾燥機能を備えた洗濯機などを導入して、この称賛なきファインプレーを誰の所属ともしないことが、家庭を円満に成立させるために必要なのだと思います。

これが、そもそもの家事のベースだと思います。

育児

育児は、家事の上に成立してくるものだと思います。
つまり、先程の称賛なきファインプレーが更にもっと多く求められるようになるわけですね。

お子さんの様々なケアはもちろん必要になります。
ゴミ出しの量もどんどん増えていくでしょう。
お子さんにかかる費用もどんどん上がっていくわけですよね。

スキマ時間くらいならあるかもしれないけれど、育児と家事をこなしたら、もう時間はおろか、体力が残ろうはずもないですよね。

保育園にあずけて自宅にいるって状態であれば、少々違うだろうけど、保育園に預けるような方はおそらく、職場復帰してしまっているでしょうからね。

ましてや今は働き方も多様で、リモートワークなどができれば、上手な職場復帰もしやすくなってきます。

それなのに、資格取得?、という文脈のトンチンカンさが怒りを通り越して、滑稽にさえ思えるという。

これは一般社会の感覚とずれてるわ、って受け取られてもしょうがないですよね。

僕は生産人口に入る世代なので、その立場から言わせてもらえば、
生産人口の人たちをどうしようかじゃなくて、非生産人口の方、特に年配の方々の労働力や経験値をどう活かすかをもうちょい本気で考えたらどうでしょうか、と思います。

ただし、僕はこの国会にいたわけではなく、全ての答弁を聞いたわけじゃないですから、

産休中・育休中「も」学び直しを支援する、ということが本当の意図だったんだろうと信じたいですね。

そして、もしそれが本意であれば、このような報道自体が無意味なのでやめてほしい。

今、一気に少子化対策に動こうとする機運があるので、その気勢を削ぐようなことは謹んでもらいたいですよね。

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