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黒すぎて白く見えること

先日、Twitterで「欠勤理由」がトレンド入りしていて、
不意に身体が硬直したような感じになりました。

昔を思い出してのことです。

今となってもいい思い出ではないですが、前職時代の思い出を書いてみます。

僕が勤務していた会社では、とにかくど根性系のスタイルで、
時間と成果が比例する、という風に信じている社風でした。

実際、僕自身も、かける時間を伸ばすことで成果が比例していたことを思い出します。

ただ、スタイルとしては、サッカーで言えば、ロスタイムの方が、前後半の時間より長いようなものです。

朝6時から夜の12時まで働くのが当たり前。
土日も会議があり、それに出ないと、コミットメントが足りないとか、
幹部にはなれない。みたいな感じです。

実際、僕は家族を置いて、毎週土日は勤務していました。
何度も妻とも喧嘩をしたし、仕事もどんどん嫌いになるんですよね。
でも、こういうトランス状態になると、なぜかそのサイクルから離れられなくなります。

そして、謎ですが、主語が大きくなったり、自分以外のものになっていったりしました。

今の事業は、社会を〇〇する。そのためには今の努力は・・・

今の自分のままではだめで、将来の自分のためには○○・・

という感じで、明らかにおかしなプレースタイルを正当化してしまうんですよね。

黒すぎて、白く見えちゃうんです。

その中で、どんどん心の調子を落としていきましたが、
幸いにも、もしズタボロで、朽ち果てた自分になっても支えてくれる人たちがいてくれたので、僕はその環境を抜け出すことができました。

でも、今でも時々悪夢のように、その時に追い詰められている夢を見ます。

僕自身はこれと付き合っていくしかないし、これぞトラウマだと思う。

なので、僕自身は職場の人にも、友人にも、家族にも

いつ休んだっていいし、それがどんな理由だって良い。
極端な話、いつ辞めたっていいし、どうにでもなる。
どんな状況になろうとも、自分の価値は変わらない。
いつも大切だよ。

そうやって伝えるようにしています。

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