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初めて聞いた無子率という言葉

先日、日経新聞で以下のような記事が出ました。

OECDのデータベースを見ていく中で、日本で生涯「子どもがいない」人生を歩む方の割合が突出して高い。

確かに27%という数値は驚異的で、これは今の50歳のデータで見ているので、今の20歳の方々とかで見ると、4割近くがそのような状況になることも考えられるということだと思います。

大きく分類していくと、
①結婚困難型
②無子志向型
③出産延期型
④不妊・健康理由型

というような分類をされており、結婚ができない→子が持てない、という方が最も多く、出産延期型や不妊・健康理由型が増加しているとのこと。

子どもがいなくてもいいやという無子志向型も増えているようですが、それよりも、上記の分類の増加が社会的な課題だと思います。

男女雇用機会均等法が制定されたのが1986年。
そこから女性の社会進出の機運が高まりだしました。
今の50歳の方々というのは、上記法が制定されてから、社会進出をしていった第一世代かと思います。

現在はより一層社会進出が進んでいるため、より問題は複雑化しているでしょうし、現代社会の多様性の文脈からは子どもを持つ持たないは自由意志でしかないです。

ただ、現実的に考えた時に、理想的なパートナーがいなくて結婚できない方であったり、経済的な事情で出産時期を遅らせてしまうことは避けるべきですし、子どもがほしいと思う方々には、年齢による不妊問題は対処しなければならない問題だと思います。

企業側ももっと積極的に、ヘルスリテラシーを高めるための教育などの力を入れてほしいです。

また個人的には、潜在的な問題として今後増えてくるのは、「孤独」問題かと思います。

圧倒的な高齢化社会が来るのは間違いなく、核家族化により、コミュニティとの関係も断絶された方が増えていきます。

その中で、身体も心も元気なうちは構わないかもしれませんが、
老後の孤独ということは社会の重大な課題になるだろうと思います。

LOVOTのような見守りロボットが今後増え、そうした方々を見捨てない、見過ごさない社会になってほしいと願います。

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