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本気で検討していくどうか

先日の日本産科婦人科学会のシンポジウムの発表と、抄録を見ていく中で、一番感じたものは「熱量」でした。

これまで提供型の生殖医療を実施されてこられた方々からの発表であるため、当然使ってくる主語が「I」だったり、自分の所属する団体をさして「We」です。

論理的な正しさもさることながら、実態を踏まえた発表をされているので、説得力が違いますよね。

一方で、おそらく誰であってもそうですが、主語が自分や自分たち、のように相対的に小さい方は、視野がどうしても限定的になっていくと思います。

この法案を審議していく方々は、当事者ではない方々であり、主語が国民とか我が国、とかそういう単位になる方々が多くなり、より俯瞰的な議論がなされると思います。

この全体俯瞰と局所的に熱量を注ぐことの両方ができないと、
またこの法律案は20年もののビンテージ感あふれる代物になっていくと思います。

とどのつまりは、本気で検討していくかどうか、そのスタンスにかかってきます。

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