がんであることを公表する勇気
先日、日テレの菅谷アナウンサーが膵臓がんであることを公表されました。
膵臓がんは大変過酷ながんの一つです。
僕はこのインタビュー記事は凄まじいものだなと思いました。
自分の病気、現在、未来に対しての理解の深さがすごい。
理解という言葉か、覚悟という言葉が最適かはわかりません。
がんというものを受け止め、自分の未来を
「僕の生きる道はこういう道なんだ」
と表現できるのは想像を絶するものだと思います。
不安もたくさん受け止めた上で、それにしっかり立ち向かっている。
本当に勇気をもらったような心地でいます。
がんの告知を受けたのが1月11日、公表が8月18日ですから、
公表まで7ヶ月。
ここまで気持ちの整理をしっかりと付けた上で、公人として、
発表することを決断されたことも凄まじいと思います。
がんであることを受け入れるだけでも大変なものですし、
それを公開するというのはなおさら大変です。
私も先日、がんに罹患した方からの相談を受け、回答に困りました。
その方は、がんであることを子どもに伝えるかどうかで悩んでいました。
がんであることを公表することで、こどもが同世代の子から、
「お前の父ちゃん、がんなんだろー」といじめられやしないかというものでした。
そんなこと、今考えるべきか?ということが頭をよぎりましたが、
その人にとっては、まだ自身のがんの受け止めもできていない状況もあり、
純粋な子どもへの不安も重なってのことでした。
がんに罹患してからの時間もありますけれど、周囲に告知するだけでも大変なことだということが伝われば良いと思います。
菅谷さんを応援したい気持ちでいっぱいです。
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