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「便乗値上げ」という言葉

速報ベースではありますが、出産費用の保険適用化が検討されているようです。

現在増加傾向にある無痛分娩などがどのような対応となるのかどうかも、今後注目していきたいところです。

個人的には、一番気になった点は文中にやたらと感じられる「便乗値上げ」という言葉です。

薄利で行うことを強要され、善意で行ってきたものの、人件費の上昇や材料費の上昇により、費用を上げざるを得ない状況であった可能性は、なぜ書かれないのだろうか、と。

言葉の受容はセンスによると思いますが、ただただ「便乗値上げ」と言われますと、僕は良い響きには思いません。

町中でも、様々な便乗値上げが起こっていませんか。
それに対しては、同じ目を向けるのでしょうか。

産婦人科を志す方々、特にお産を担当されている施設の負担はとても大きなものだと思います。

保険適用になることで良いこともあるとは思いますが、海外と異なり、日本の医療機関には寄付だとか、どういう収入のルートがありません。

医療機関とて、しっかりと利益を出さないといけません。
過剰なのは良くないでしょうけれど、医療者とてただの人、だと僕は思うので、この点を忘れないでほしいと感じます。

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