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ナウシカに会いに行った話

香川に風の谷からナウシカが来るらしい

ジブリ大好き
銀魂大好き
アンパンマン大好き
な私は迷わず休みを確保しました

ナウシカの声でお馴染み
島本須美さん
はナウシカ以外にも、クラリス、しょくぱんマン、音無響子、沖田ミツバ、泉かなたなど大好きなキャラクターの声優さんです

島本須美さんが香川にやってくる!
しかも、映画仲間が主催の映画祭で!

夢だけど、夢じゃなかった!!

音無響子、沖田ミツバ、泉かなた
に共通するのは儚い女性像に感じます
沖田ミツバ、泉かなた
に至っては若くして病気で亡くなっていて、アニメでは少ししか出てきません
それでいて、忘れられないエピソードのキャラクターでもあります

銀魂は沖田総悟推しなので、ミツバ篇は大好きだけど、切なくて、涙なしには見れないお話です
土方十四郎の(おそらく)好きな人であり、(おそらく)両思いであり、沖田総悟が土方十四郎に(本気か冗談か)隙あらば命を狙う関係になったきっかけは沖田ミツバさんです
死と隣り合わせ故に結ばれず、沖田総司が短命で結核で亡くなった設定は沖田ミツバに引き継がれ、沖田ミツバも若くして亡くなる人物です
島本須美さんの優しい声は本当に素敵で、沖田ミツバのイメージにピッタリで、銀魂で1番好きなエピソードはミツバ篇と言っても過言ではありません
ミツバ篇を島本須美さんが歌う
幸せ願う彼方から
という曲で編集したMADが良すぎて何度も観てしまいます
編集がうまいとかじゃなくて、このエピソードとこの歌と島本須美さんが歌うから沖田ミツバの思い出がすっと心に落ちてきます

幸せ願う彼方から
この曲は名曲で、7分で笑って泣ける
らき☆すたの泉かなたのエピソード
の挿入歌であり、キャラソンだったりします
日常系アニメですが
「ここにある彼方」
というエピソードが笑えて泣けて、京都アニメーションらしい名作回です

お母さんはどうしてお父さんを選んだの?
イケメンでもない普通の父がめちゃくちゃかわいいかなたと結婚した理由を話し始めるところからが最高すぎます
シンプルな答えだけど、心に優しい気持ちが舞い込んでくる何回観ても泣けます

ミツバ篇もかなた回も島本須美さんの声が優しくて、暖かくて、何回観ても泣いてしまうエピソードです
なんて、癒される声なのか
何年経っても変わらない声に感動します

大人になって、漫画アプリで
めぞん一刻
を読みました
音無響子と五代裕作のじれったい恋のお話で、笑って泣ける昭和の素敵な日常のお話に感じました
最後までイッキに読み進めて、最終回
2人が結婚して、赤ちゃんと一緒にめぞん荘に帰ってきます

何も知らずに読み進めていたら

女の子でしょ?名前は決めた?

春の香りではるか

と突然に名前がでてきて

春香ちゃん、お家にかえってきたのよ
ここはね、パパとママがはじめて会った場所なの

この最終回はただでさえ、泣けるエピソードなのに、はるかとして幸せすぎる作品でした

島本須美さんが香川にきたら
はるかちゃん
って呼んでもらいたい
もう名前呼ばれるだけで、めぞん一刻です

そんなことを思っていたけど
島本須美さんは今回の映画の主役ではなく、ゲストなので、映画を引き立てるために自粛しました
あわよくば、呼んでもらいたかったけど
私も映画の作り手として、監督の作った作品を語る舞台挨拶にしたいので、欲望はいつか叶えたいと思います

映画のタイトルは
「時には昔の話を」
言わずと知れた紅の豚の主題歌です

紅の豚のポルコ・ロッソの声をあてた
森山周一郎さん
のテレビ聡明期からの思い出話です
当初は森山周一郎さんの今までを振り返る作品だったが、撮影の途中で亡くなり、結果として、遺作、自叙伝のような映画になったそうです
日本に外国の映画、ドラマがはいってきて、吹替俳優という仕事を始めた頃の苦労話から紅の豚のポルコ・ロッソの話まで今では当たり前になった
声で演じる最初の頃の貴重なお話です

島本須美さんに会える

少し邪な気持ちで観に行った映画だったが
森山周一郎さんの生き様、考え方
にこれからの人生への金言が散りばめられていた気がします

チケットノルマは役者に売るな
素人に売れ

これはこれから映画を作る時、ノルマを与えられた時、これからの仕事でも刺さる言葉に感じます

小原正至監督と森山周一郎さんの関係だからこそ作られた唯一無二の映画で
森山周一郎さんの思い出話をカメラの前で引き出して、亡くなる前に貴重ななお話を聞けた素晴らしい映画でした

ジブリオタクで
紅の豚が大好きで
けど、それ以上に
テレビ聡明期、吹替のはじまり、声優とは、演じるとは
映像を作る人、映画が好きな人、俳優になりたい人、声優になりたい人
沢山の人に観て頂きたい映画でした

森山周一郎さんが亡くなって、2年あまり
小原正至監督がインタビューをして、森山周一郎さんの生き様を世に遺してくださって、ありがとうございます
遺作を編集するということは多分、いつもの編集以上に大変な作業に感じました
しかも、昔を振り返る自叙伝です
亡くなる前に聞けた貴重な話を昔ながらの映画館で観れる
とても貴重な映画でした

東京上映は
島本須美さん
加藤登紀子さん
も登壇されたとのことで、ジブリファンなら必見の映画だったのですが
なんと日本一小さな香川での上映が今のところ、観客数一位とのことです

本当に素晴らしい映画で、ジブリに釣られ、島本須美さんに釣られ、今回観に行ったのですが
これから沢山の人に観ていただきたい映画です

因みに!
折角の舞台挨拶なので、今回も元気に手を挙げて、質問させて頂きました
島本須美さんに
はるかちゃん
と呼んで欲しい
というのは控えたのは
今回の主役は島本須美さんではなく、森山周一郎さんであり、監督の小原正至さんだからです

質問の1番目だったので、少し気を衒いましましたが
観客であり、スタッフだったので、2番目以降の人のための質問に場を盛り上げる質問にしました
ちょっと笑かして、場が和んだなら作戦通りです
内容はネタバレなので、控えます
けど、キツネリスは気づいてもらえて、指でハートを飛ばしてもらって、キツネリスは最後の撮影会で大活躍をして、島本須美さんとハイタッチしました
監督を通して、島本須美さんにファンレターも届いていたら幸せです

島本須美さんを知らない人にもキツネリスがいるので、ナウシカが伝わるかと思います

受付にも私のジブリコレクションを沢山並べさせて頂きました
宮崎駿監督と宮崎吾朗監督のサイン
多分、香川で観れることはないと思います
我が家にしか存在しない逸品です

キツネリスのぬいぐるみとポルコのフィギュアを持参したので
キツネリスがいるので、天空の城ラピュタのシータの格好をしていました
風の谷のナウシカは本物がいるので、キツネリス繋がりでシータという安直な考えです
髪も伸びてきたので、三つ編みが似合う長さになりました
三つ編みをはずすと普通のワンピースになりますので、コスプレじゃないですよ、私服です

四国と言わず、日本のあちこちで、沢山の人に観て頂ける映画になりますように
森山周一郎さんを一言で表すと
カッコいいとは、こういうことさ
なのかもしれませんね

ポルコ・ロッソみたいにお茶目で優しい方でした

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