惣流・アスカ・ラングレーに恋した

新世紀エヴァンゲリオンに出会ったのは
中学2年生の頃
双子の兄に勧められ、双子で仲良くイッキに観た
綾波レイの儚さ、可愛さに惹かれたけど
惣流・アスカ・ラングレーの格好良くて、それでいて可愛くて、自分をしっかり持ってるところに惹かれた
1番好きなエピソードは
瞬間、心、重ねて
2人のトレーニングからのバトルシーン
最高！！

勝気だけど、寂しがり屋
シンジにツンケンしていたけど、はじめて弱さを見せることができるようになって
バカシンジって言いながらいつも気にしてました

ネタバレあります
ここから先はシン・エヴァを観てから読んでください

綾波レイは碇シンジが気になるようにプログラムされている
※これは綾波ユイ（碇ユイ）の母性が原因だけど、綾波レイは最後まで碇シンジを本能で心配していたし、碇シンジも最後まではじめて微笑んでくれた時から救いたい人だった
2人とも最初から最後まで「綾波」だし「碇くん」だった

帰国子女だから、最初から名前呼びだったのかもしれない
2人とも気がつけば「アスカ」だし、「バカシンジ」だった
レイのことは勿論、最後まで名前で呼ばない
アスカが名前で呼ぶのは最初から最後までシンジだけだった
気づけば、角がとれて？、クラスメイトを愛称で呼んでたけど
アスカはシンジのことが好きだったし
シンジもアスカで自慰するくらいには好きだったのだと思う

アニメ版でもアスカは可哀想だった
報われない
救いがない
信じたこと貫いて、死にかけたり、死んだり
絶望から吹っ切れて、めちゃくちゃかっこいい戦闘シーンの後に量産型に臓器ぐちゃぐちゃにされたり
アニメ版のトウジの身代わりに使徒になり、暴走した初号機にボコボコにされたり
兎に角、アスカファンは毎回毎回泣かされてきた

今回こそはアスカに救いがありますように

日本中のアスカファンの願いだっただろう
エヴァの真のヒロインになってほしい
綾波レイよりも惣流・アスカ・ラングレーを選んでほしい
兎に角、アスカに幸せになってほしかった
アスカに救いがある物語であってほしかった

破

レイがシンジとゲンドウ、みんなに料理を振る舞って、仲良くなってほしい
と食事会を開催して
その日が誰かがエヴァに乗らないといけなくなって、みんなのためにエヴァに乗って、それが使徒に乗っ取られてあんなことになるなんて夢にも思っていませんでした

天空の城ラピュタのシータのような
空からパラシュートで舞い降りた新キャラに美味しいところを持っていかれるなんて夢にも思っていませんでした

アニメ版にいなかったじゃん！
破で出てきた新キャラじゃん！
アスカとシンジの25年（物語では14年）ってなんだったの？！
毎回、歌いながら登場して、にゃにゃにゃにゃ言うて

泥棒猫ーー！

アスカファンもマリファンに寝返りました

泥棒猫ーー！！

声が反則だよ、坂本真綾さんの声は惚れてまいます

アスカのこと姫って呼んでたのに
マリがヒロインで、姫やったんかーい！

そこだけはすごく悔しかったけど
物語としては最高でした

セカンドインパクトも
サードインパクトも
東日本大震災も
人災も
沢山の人が亡くなりました
けど、トウジの家族やケンスケの生活をみて
生まれたものもある
それが自然災害だろうと
それが人災だろうと
目に見えない
教訓かもしれない
絆かもしれない
失うだけじゃないのかもしれない

だから、どうかシンジは自分がエヴァで起こしたことかもしれないけど、悔やんで落ち込んで過ごさないでほしい
トウジみたいにそれが縁で家族ができて、子どもが産まれて、幸せになった人もいるし
第三村の生活も昔ながらの農業で、慎ましい暮らしも悪くない

親友のカヲルの死はトラウマだし
ずっと心に残るだろう
初めてできた友達だから
その死は定められたものけど
自分の抜いた槍がこんなことになるなんて
チョーカーにトラウマ生まれるし
食事食べれないし、吐いてしまう

けど、シンジが戦って救ったケンスケとトウジの言葉でシンジがまた救われることができた

レイもおはよう、おやすみ、ありがとうと感情を知ることができた

これは災害からの復興の物語だと思う
そして、死んだ人にまた会いたい歪んだ愛の物語だと思う

世界中を巻き込んだ
ただただ大切な人に会いたい
けど、明日を生きることが生きられることが幸せというお話だと思う

1回だけじゃわからなかったので
特典が変わったら2回目に行こうと思います
特典コンプリートしても考察が追いつくかどうか

庵野秀明監督、長年楽しめる作品をありがとうございました
アスカに救いと希望を残してくれてありがとうございました
お疲れ様でした

鬼滅の刃超えてほしい