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『社会人になっても、30になっても、結婚しても、子供ができても、俺は戦場童貞を死ぬまでやめない! 第1回(第14稿)』

 すみませんでした。前回のアレ、やっぱヤメるわ。

 もうヤっダぁ~、アレって言ったら、ホラ、例の漫画化水面下計画とやらのことに決まってるじゃないのよ。

 水面下だけに…だけに? う~ん、う~ん、あ、もう少しで、゛こ”ってつけそうになったよ。あの~、その~、この気違いう~んこ人め!

 まあさ、この1週間、水面下でいろいろあったわけよ。厳密には、「いろいろあったわけよ」な気がしただけですけどね、一人合点承知の助で。

 兎にも角にも、前回の漫画家水面下計画はやめて、やっぱ前々回計画に戻します。

 二転、三転するくらいなんだって言うんだ、最後に逆転すればいいじゃないか! キャッ、恥ずかし、なんか良さげっぽいこと言っちゃった。夏の『マンピーのGスポット』は臭い。もち『チンピー』は春夏秋冬、臭い臭い。

 で、前々回計画とは、コレだ!

「「有料マガジンを買って、フォローする」という伝家の宝刀を片手に、『note』にいる漫画家さんとつながります。コミュニケーション、いや、大人の飲みニケーションならぬ、大人の金ニケーションですよ、言いにくいですよ。

 そんな伝家の宝刀後、何らかの反応があったら、さりげなく「いや~、今日はいい漫画日和ですねえ。ところで、うちの『ベトナム戦争従軍希望記 「カレン民族解放軍従軍希望記」編』を漫画化してくれませんか? ま、こんなところで諸々の細かい打ち合せもなんですので、ちょっと二人っきりで静かになれるところに行きましょうか」てなコメントをどっかに残して、後はタイマンで食事でもして、それから…ウシシ(笑い方が逆に斬新!)。

 そんなウシシな漫画家さんとのヤリ取りの一部始終を、ココでどうせ毎回毎回、前置きがクソ長いついでに、逐一リアルタイムドキュメンタリーとして報告していきます。大人の金ニケーションドキュメンタリーnoteです。もっと言いにくいです」

 って書いたやつのことね。

 そしたら、前回がね、「もし万が一、お目当ての漫画家さんへのアタックが失敗した場合、当然その経緯も含めて喜々として全部ココに発表するわけですから、2人目以降の漫画家さんにアタックする際、「ああ、本命に断られたから、二番手のところに来たのね」とすぐバレるわけじゃないですか!」ってイジワル言ったの。

 しかもオイラ、前々回が「●とりあえず、漫画化してくれる漫画家さんをゲットするまで続ける」って宣言したからって、またアイツ、前回の奴が「10人目の漫画家さんにお願いする頃になると「なんだよ、『是非とも先生に漫画化をお願いさせてつかわさい』とか言っておきながら、既に9人も断られて、しかもその一部始終が全部書いてあるんじゃないか。そもそも10人目って、野球ならベンチ入りの補欠じゃないか」、「でも、先生、サッカーなら10番はエースストライカーです!」、「いや、お前、サッカーも野球も嫌いじゃん」、「ね~」ってなるじゃん、ちょっとどうすんのよ、コレ!」って悪口を!

 更に、あの前回のクソ野郎が嫌味ったらしく「水面下で漫画家さんと交渉すればよくね。そんで、漫画化の交渉成立後に、それまでの経緯を全部まとめて報告すればいいじゃん。もちろんリアルタイムで途中経過を逐一ドキュメント生報告できなくなるのは残念だけど、水面下方式ならば例え100人目にお願いする漫画家さんにでも「先生こそが、お目当ての漫画家さんだったんです、是非ともお願いします。でも…初めてだからやさしくし・て・ね♡」、「ちょっと待った! この漫画化ネタって1年前のじゃないの? 今、もう2015年だよ」、「…先生の漫画を1年間、徹底的に読み込んで、どう漫画化をお願いしようかずっと勉強してました、漫画喫茶で!」、「そっか、てか、買えよ!」、「あ、その手があったか、テヘペロ」ってイイ感じになりそうじゃん」なんてことまで言ったのよ、信じられんない!

 おいおい、黙って聞いてれば、好き勝手言いやがって。いくら仏の前回さんでも我慢の限界だ、辛抱たまらんです! ちょっと早く生まれたからってだけで、前々回のくせに調子コキやがって!

 そもそも、貴様、前々回が「●月々のお小遣いは4000~5000円(うちは毎週水曜更新ゆえ、月4~5回発行となるので、1回あたり1000円分の有料マガジンをショッピングする感じかしら)」なんて適当なことを場当たり的に言うから、前回的には以下みたいに言うしかなかったわけ。

「当然水面下であろうがなかろうか、漫画化の交渉する際に銭の話もするわけじゃないですか。とりま、

●「漫画化し、それが売れた場合の捕らぬ狸の皮算用の山分け具合は、原作者の俺と漫画家さんでどうするのか?

●「それとは別に漫画家さんに原稿料を支払うのか?(この記事の元ネタはコチラ)」

 って疑問が出てきたんですが、まあ、水面下でゆっくりと一人で考えますけど、月々のお小遣い4000円~5000円で、有料マガジンのショッピング代と漫画化の原稿料に足りるかなあ」

 こうやって、精一杯フォローしてやっただろ、なのに言いがかりつけやがって、前々回め! 

 ふん、ナニさ、具体的に漫画家の原稿料をいくら払うかについては、何も答えてないじゃない、前回の腰抜け! 

 水面下でゆっくりと一人で考えるって書いただろ、日本語も読めないのか、前々回の文盲! 

「まあまあ、おふたりさんがた、コピペ引用で水増し喧嘩はいい加減におやめなさい」

前々回&前回:「今回さん!」

今回さん:「オホホッ~。では、さっそく今回さん裁きで、喧嘩両成敗どころか一挙両得にしてやろうかの~。まず前々回よ」

前々回:「へい」

今回さん:「前回の言う通り、前々回計画では、もし一人目の漫画家さんに断られた場合、その一部始終も公開するから、二人目の漫画家さんにお願いするとき、ハードルが少し上がるのは分かるな?」

前々回:「へい、二人目にお願いする漫画家さんは、どうしても二番手というか補欠扱い感はぬぐえません」

今回さん:「それが三人目、四人目、五人目となるたびに、ハードルはドンドンあがっていく。じゃあ、どうすればいいと思う?」

前々回:「へい、うちの『ベトナム戦争従軍希望記 「カレン民族解放軍従軍希望記」編』は全53回を予定しているので、1回につき1人の漫画家さんに漫画化をお願いすることにすれば、正々堂々と53人の漫画家さんに同時多発的に漫画化をお願いできます。

 しかも、うちは今まで全回、第1回ばかり方針なので、漫画化をお願いした漫画家さんに「第14回なんて、中途半端な回の漫画化だけ頼まれてもねえ」ってのを極力減らすことができそうです!

 尚、『俺のベトナム戦記 第1回(第6稿)』で、「現状、リライト済みになったら、100円投げ銭販売スタイルを取ってます。近い将来、リライト量産体制に入り、リライト済みのバラ売りノートを増やし」と記載しました。

 しかし、漫画化をお願いした漫画家さんに「じゃあ、とりま俺の原作ノートを適当に選んで、買ってから漫画化に取りかかってください」なんてとてもとても言えません。

 だもんで、漫画化計画がすべて終わるまで、『ベトナム戦争従軍希望記 「カレン民族解放軍従軍希望記」編』に関するうちのノートはリライト済みでも全部無料のままとします。不幸中の幸いで、まだリライト済みのが1コもないのが救いです。

 こんな感じでよいか、今回さんよ」

今回さん:「へい…って、前々回が全部答えちゃダメだろ! もう前々回の顔も見たくない、とっとと下がるがよい。今度は、次回、ちょっと来なさい!」

次回:「ヘイ、アッシは水面下漫画化計画と称して、漫画家さんリサーチ名目で漫画喫茶巡りなぞしながらも、水面下でいろいろ考えやした。

 53人の漫画家さんに、うちのノート1回分の漫画化を、各回とも原稿料一律2万円(些少で申し訳ございません)でお願いする。

『ベトナム戦争従軍希望記 「カレン民族解放軍従軍希望記」編』は全53回(予定)で、各回原稿料一律2万円で漫画家さんに漫画化をお願いするゆえ、合計106万円の原稿料が必要となる。

 俗に言うS資金こと、セックスヘソクリがあるから大丈夫です。

 そんなエロいお金で大丈夫かなどの心配もございましょうから、もし漫画化を承諾頂けましたら、漫画化に取り掛かって頂く前に、各漫画家さんのご指定口座にあらかじめ原稿料2万円を振込みます。

 漫画化が完成した玉稿は、各漫画家さんご自身のノートに、お好きな値段設定でアップしてください。ノートに掲載し、売れた分に関しては、「ちょっくら原作料分の分け前をくださいよ、えへへ」とか七面倒臭いことは一切抜かしません。漫画化した玉稿が売れたら、それはすべて各漫画家さんのお力です。私の力は一切関係ございません。

 ちなみに、漫画化のページ数はもう1ページでも、100ページでも、何ページでも構いません。

 ストーリー漫画でも、ギャグ漫画でも、4コマ漫画でも、1コマ漫画でも、チラシの裏の落書きでも、もう何でも結構でございます。

 その回のダイジェストあらすじ漫画でも、その回のハイライトと思しき部分のみの抜き出し漫画でも、その回とまるで関係のないエロ漫画でも、もう何でもござれ!

 原作なんかドンドンいじって、ドシドシめちゃくちゃにして! 原作にない登場人物やセリフ、シーンなどなどをドンドン増やしたり、ガンガン減らしたり。もう話の本筋と関係なく、バンバンJCやJKやBLにセックスとかさせちゃってください、俺は覗き見役とかで構わないので(でも、チンコはデカ目で!)、ああ、もう好きにして!

 もちろんペン入れまでして頂いた完成原稿でなくても、下書き原稿状態でも、ネームのままでも、走り書きのメモ程度でも、もう何でもカモン、バッチコ~イ!

 また、『ベトナム戦争従軍希望記 「カレン民族解放軍従軍希望記」編』の主人公というか唯一の登場人物の俺は、男でも女でも、お兄さんでもお姉さんでも、おじさんでもおばさんでも、おじいさんでもおばあさんでも、中2男子でも小4女子でもクリィミーマミでも、1人でも双子でも透明人間でも、もう何でもいいです。

 贅沢は言いませんので、俺の目鼻や口に髪、手足や服などもいりませんので、丸ハゲのっぺらぼうのチンコ丸出し全裸ダルマ(もちのろん、チンコだけは何卒どうか、デカ目で! 仮に、少女設定でも)で構いませんし、もう背景とかは一切なしの真っ白けっけでも望むところです。

 もう何から何まで全部お任せします。漫画化したい回を選んで頂くだけで結構でございます。特に最初の方は、お好きな回が選び放題です。

 もしイチイチ選ぶのが面倒臭いと言うことであれば、コチラでお願いする回をお決めさせて頂きます、ともう至れり尽くせり!

 後は、「う~ん、1回分を漫画化して原稿料2万円ぽっちで、いくら漫画化したら自分のノートで勝手に値付けして売ってもいいたって、いくらなんでもこんな原作が元じゃなあ…」って捕らぬ狸の皮算用から逆算して、「ま、鉛筆の下書き段階の1コマ漫画の漫画化で十分っしょ」って御自由にお決めください。

 捕らぬ狸の皮算用の逆算ついでに「締切はこれくらいでいいっしょ」とご指定ください。ご指定なければ、漫画化承諾後の振込みから2~3ヶ月後を目途にお願いします。

 原稿料一律2万円なので、2ヶ月に2回くらい原稿催促だけはさせて頂きますが、それ以外は一切口出しをしません。

 もちろんご質問やご不明点や資料等が必要でしたら、何なりとお申しつけください。

『ベトナム戦争従軍希望記 「カレン民族解放軍従軍希望記」編』と名乗ってますが、バリバリの「戦場童貞歴四半世紀か15年間」なので戦場とか鉄砲とか難しい専門的な話とかは一切出て来ません(漫画では出てきても構いません)。

 こんな戦場童貞にできることは当然、全部、精一杯ご協力させて頂きます。

 だって、ココだけの話、漫画家さんに漫画化して頂ければ宣伝になるし~、漫画化の過程もドキュメンタリーとして書かせて頂くし~、漫画化して頂いた漫画を叩き台に再ノンフィクション化させて頂く予定だし~、それにどんな漫画になるか読んでみたいじゃん、いちいち言わせんなよ、と1粒で何度もおいしい隠密作戦でござい、しっ~」

今回さん:「ぜ、前回! 全部言うな! とくにセックスヘソクリの件!」

前回:「メインバンクはみずほ銀行です」

今回さん:「S資金だけに、あ、みずほ銀行はMか、ハッ、SM資金!」

前々回&前回「この手の前置きでのやっすい三文芝居も漫画化して貰うんですか?」

今回さん:「それも漫画家さんの自由だ! もし俺が漫画家だったら、俺こと今回さんのイラストを一枚描いて、『ハイ、1コマ漫画、できたよ。ま、2万円ならコレくらいだろ』って吹き出しに書いて、漫画化の承諾から3ヶ月後くらいに自分のノートにコッソリ1万円でアップしておしまいだ」

前々回&前回:「でも、こんな原作で、そんな1コマ漫画じゃ、いくら漫画家さん自身のノートにアップしても1コも売れないんじゃないっすか?」

今回さん:「ノートの最高値付け、1万円にしても確実に1コは売れる!」

前々回&前回:「え? どんな資本主義さんで? …ハッ、ま、まさか今回さん、漫画化された53回分、すべてを買う気じゃ?」

今回さん:「買取り保証! もちろん一番最初だけ1万円で値付けして頂き、俺が買ったのを確認後、1000円とか100円とか無料とかにして頂いて構いません。ここまでやってこそ、初めて金ニケーションを名乗れるちゅうもんだ」

前々回&前回:「ちゅうちゅうたこかいな、もし漫画家さんが全員、漫画化したノートを1万円で売ったら、53万円追加じゃないですか!」

今回さん:「豪儀じゃのう~、アッパレアッパレ」

前々回&前回:「こ、今回さんが段々、『誰だよ、お前!』状態に! もし万が一、漫画化したノートが全部100円で大売出しされたら、5千300円の追加出費で抑えられますけど」

今回さん:「ごっつあんです!」

前々回&前回:「銭勘定をまとめると、

●まず最低でも53人の漫画家さんのマガジンやノートを、1回につき上限1000円で購入するので、マックスで計5万3千円。

●続いて、53人の漫画家さんに1回分の漫画化を原稿料一律2万円でお願いするから、合計106万円。

●漫画家さんがご自身のノートにアップした漫画化完成ノートを53冊買うから、1冊1万円で売りに出された場合、サイコーで計53万円

 となります」

今回さん:「願いましては!」

前々回&前回:「160万とんで4万3千円なり!」

今回さん:「いや~~~~~!!!!!」

前々回&前回:「キャ~~~~~!!!!!」

今回さん:「うるさい、黙れ! こちとら、伊達と酔狂で四半世紀だ15年間だ、戦場童貞やってんだ、舐めんなよ。金ニケーション上等だ、160万とんで4万3千円なり、全部持ってけ、ドロボー!」

前々回&前回:「やだ、カッコいい。でも、親分、それだとセックスヘソクリがほとんどなくなっちゃいますよ」

今回さん:「そんなもん俺の知ったことか! 160万とんで4万3千円なり分、オナニーで我慢すりゃいいだけの話じゃねえか」

前々回&前回:「あ、そうか。超ラクショーじゃないですか」

今回さん:「ねぇ~…って、いやいや、おまえら、そんなすぐ納得するなよ。

 こう、なんて言うかさあ、『やっぱ1人の漫画家さんにコソコソと水面下で、全53回の漫画化を100万円でお願いした方がよくないですか? そしたら60万とんで4万3千円なり分、セックス節約できまっせ。手間暇だってかなりの軽減に!』とか『ココだけの話、漫画家さん全員に断られたら、160万くらい節約できますね』とか『てか、そんな漫画化とか大変なことはやめて、普通に活字だけで自費出版しちゃえばいいじゃないですか』とか言えんのか」

前々回&前回:「フフフ」

今回さん:「な、なに、笑ってんだ? コチトラ、見世物じゃねえぞ!」

前々回&前回:「なんやかんや言ったって、いつだって、人生の別れ道じゃ、できるだけ茨の多そうな道の方を選んできたじゃないですか」

今回さん:「…ったく、それにしても、たけえ、茨代だぜ。ちょっくらスイミングで頭冷やしてくらあ」

前々回&前回:「入水自殺入水自殺」

今回さん:「さようなら」(2014年7月16日(水)15時過ぎ)


 恥ずかしながら生きて帰ってまいりました、早くて安くておいしい丸亀製麺から(2014年7月16日(水)19時過ぎ)。

前々回&前回:「節約意識! じゃあ、やっぱヤル気満々なんですね?」

今回さん:「フン、またお前らか。ま、頭冷やしても、バカはバカのままだからな。バカは死ななきゃ治らない」

前々回&前回:「バカって言った人がバカだよ…あ、いいのか。てか、お前らって言うな! よくよく考えたら俺たちの方が先輩じゃん。中学で言えば、前々回が中3、前回が中2で、今回さんは中1じゃねえか!」

前々回&今回さん:「プッ、前回、中2病だってwww」

前回:「お前らも同じようなもんじゃねえか!」

前々回&今回さん:「いやいや、前回さん、前回『ビックボーイ』行ったじゃないですか」

前回:「ちゃんと胃もたれしたから、中2病じゃない、中年病だ!」

今回さん:「いやいや、俺なんて、さっきスイミング後の外食ディナーで丸亀製麺に行って、カレーうどん食いましたから。丸亀ではいつもぶっかけ一本槍なんだけど、もちろん「ぶっかけください」って言うとちょっとドキドキするから、おばちゃん相手でも」

前々回&前回:「中2病丸出しじゃん!」

今回さん:「それがなぜ、今日に限って「カレーうどんください」なんて頼んじゃったんだろうって疑問が解けたのは、チュルってしたら、カレーうどんの汁が服にぶっかかっちゃったときだった」

前々回&前回:「セルフぶっかけ! 自服射!」

今回さん:「しかも、なんと今日の俺ってば、真っ白なシャツ着てるじゃない! カレーうどんのぶっかけ跡なのに、うんこのぶっかけ跡みたいに…」

前々回&前回:「あるあるある~」

今回さん:「ん? あ、『クイズ100人に聞きました』だ! 先輩たち、古いっすよ」

前々回&前回:「へぇへぇへぇ~

今回さん:「もうね、ヤルと思ったよ、ホント白い服着てるときに限って、無意識にカレーうどんが食いたくなるんだよ。こんなことなら、子供が行きたいって騒いでた、ケンタッキーとかマックとかラーメン屋とか、カレーうどんのないとこに行っておけばよかったよ。もしくは傘でもさしながら、カレーうどんをすするかだな。…何の話だっけ?」

前々回&前回:「さぁさぁさぁ~?」

今回さん:「ああ、使えない、もう先輩たち、いらね。ヨッコイショーイチ、ただいま!

 今回さんの表紙画像は戦場特派員家計簿2冊ですね。黄色と赤色なんて信号で言ったら、「注意して進めて」の黄信号と、「構わず突っ込め!」の赤信号じゃないですか。

 この『ベトナム戦争従軍希望記 「カレン民族解放軍従軍希望記」編』の元ネタって、実は初海外取材の53日までシコシコとメモったこの戦場特派員家計簿2冊のみ。

 なのに、そこには1日のタイムスケジュール的メモとその日の家計簿しか書いてないというお粗末ぶり。

 だって初海外取材の約2ヶ月間、取材ノートは1文字も書いてないもん。もちろん戦場特派員取材ノートも持って行ったけど、カレン民族解放軍の従軍取材か、カレン族の難民キャンプ取材まで取材ノートは大事に取っておこうと思っていたからさ、カメラのフィルムやビデオカメラのテープを後生大事に取っておいたように。

 つまり「取材ノート0ページ」、「カメラ0枚」、「ビデオカメラ0分」の0のターキー、トリプル0with戦場家計簿2冊のみですから。

  だから、初海外取材から帰国後、まずwith戦場特派員家計簿2冊を元に、初海外取材2ヶ月間の戦場特派員日記をシコシコ書いては、チョビチョビと加筆修正を加えつつ、『カレン民族解放軍従軍希望記』を書き上げようとするも、なかなかうまくシコシコできなかったわけよ、ちょっと、15年間くらい。

 最初は「俺の筆力なら、トリプル0with戦場家計簿2冊のみでも全然余裕でイケる」と思ってましたが、いやいや、どう考えたってムリゲーですよ。

 正直、「ああ、もう、どこの戦場でもいいから取材へ行って、楽になりたい」、「タイムマシーンで運命のベトナム戦争へとか、いつか新しい運命の戦場に出会えるとかそういうのはもう一切やめて、どんな戦場相手でもいいから、早く戦場童貞を捨てたい!」などと思ったこともありますよ、そりゃ。

 あ、もちろん初海外取材以降も、戦場特派員家計簿的なモノはずっと現時点で15年ばかし書いてますよ!

 あ、こんなコピペ話より、アッチの話、漫画化話ね。うん、ちょうど今、最後の追い込み中だから、漫画読んでるだけだけど。

 まあ、今週末、7月20日(日)を目途に、漫画家さんに初アタックします。その一部始終を余すところなく、来週水曜、7月23日にココで!「ムリムリムリ~、やっぱムリだった、noteにいる漫画家さんをナンパするなんて」って何回か引っ張りそうな予感がしますね、そうですね。

 いやいや、そんなゆっくりもしてられないよ、この『ベトナム戦争従軍希望記 「カレン民族解放軍従軍希望記」編』は、1999年12月15日~2000年2月5日までの初海外取材53日間に、中・高・大・社会人・初海外取材前の準備期間・初海外取材後の事後処理期間の戦場特派員エピソードを詰め込む形にするので、全53回(第1回が53個、もしくは第1回(第53稿))で完結する予定ですから!

 2014年4月23日(水)スタートの毎週水曜更新なので、ちょうどキリよく1年後の2015年4月22日(水)に最終回、第1回(第53稿)というゴールを迎えるはずです。

 なんだ、まだ9ヶ月もあるから超余裕じゃんとか言ってないで以下、中3の前々回先輩中2病の前回先輩のとき同様、簡単に『ベトナム戦争従軍希望記 「カレン民族解放軍従軍希望記」編』がどういうノンフィクションなのか補足説明しておきます。

「中2のとき、『あ、俺ってば、ナチュラルボーン戦場特派員だった』と天啓を受けた俺がその10年後、戦場童貞を捨てるため、ビルマの軍事政権相手に半世紀以上、民族闘争を続けているカレン民族解放軍の従軍取材と、ビルマの軍事政権に迫害を受けて、隣国タイに国外避難しているカレン族の難民キャンプ取材をしに行くも、初海外取材の約2ヶ月間ことごとく失敗に失敗を重ねるだけ。でも最後の最後に『あ、ちょっと間違ってたや。正しくは、俺ってば、生まれつきベトナム戦争の戦場特派員だった』と再天啓を受けた」感じのノンフィクションです。

 いいんです、ノンフィクションの醍醐味は成功譚ではなく、大失敗譚にあり!

 というわけで、基本的に初海外取材の2ヶ月間、何も起こりません。もうね、そんな戦場とか難民キャンプとかそんな危ないところには、全然余裕で超たどり着きませんからご安心ください。

 そんな失敗の連続以外は何も起こらなかった戦場童貞の青春の日々を、いかに素敵なノンフィクションに書き上げるかが俺のヤルことで、漫画家さんには是非、その自称素敵なノンフィクションを叩き台の原作にし、見違えるように素晴らしい漫画にして欲しくて欲しくて、もうたまらないんだ、な、だから、いいだろ?

 と、いきなり迫られてもアレでしょうから、じゃあ、ちょっとどんな感じのノンフィクションで、どう漫画化すればいいかなあなんてイメトレ練習がてら、お試しというか社会見学してみませんか?

 えっ~とまず、漫画化の練習台になるような日を初海外取材の53日間からセレクトしてみました。

 適宜、文中の()内で「こんな感じで、漫画化して欲しいなあ」とつぶやきます。気にしたり、気にしなかったりで前向きに善処して頂ければ幸いです。

 それではお時間ある際に、お気が向いたら、どうぞよろしくお願いします。


【2000年1月31日(月)】

 10時、起床。完全に寝不足だ。昨日、半裸にカメブラ姿でバイクを乗り回したせいで一晩中、身体中の火照りに火照りきった日焼け痕の激痛のせいで眠りがひどく浅く、寝返りどころかちょっと寝身動きするだけで激痛が走り目を覚ますハメに。

 まあ、こんなもんは二日酔いみたいなもんで、差し詰め、二日日焼けヒリヒリ。こういうときは迎え酒よろしく、迎え日焼けヒリヒリに限る。

 歴戦の結果、もう体は日焼けヒリヒリどころか、どこもかしこもボロボロだが、決して枯れ果てることなき、老いらくの根性を見せつけてやる。

 とりあえず、キャーキャー水シャワーに三連泊目することを即決し(180B)、挨拶程度に軽く根性を示す。

 今しがた謙遜したばかりで恐縮ですが、本当はかなり大掛かりな根性試しなんです、バンコクでいたすのとは大違い、このメソトで連泊する勇気たるや。

 あ、もちろん水シャワーに3日連続挑戦する気になった時点で既にすごい大偉業なんですが、いいですか、メソトでも障子に目アリ壁に耳アリ。命が惜しければ、連泊は絶対避けたほうがいい。バンコクからメソトへ向かうバスが、3回も検問にあったのは伊達じゃないぜ。

 うるせえ、例え命知らずとののしられようが、大の男がビビって、毎日毎日コロコロとホテルを替えられるかってんだい。

 こちとら、お肌がヒリヒリしてんだよ。だから、もう気分は「来るならいつでも来い、何人だって相手してやるぞ」だ。

 先日の度重なる検問も無事に突破突破突破したから、自信満々みたいね。まあ、確かに俺だって、もう完全にスパイがどうこう言うゴッコ遊びには完全に飽きているけど、なんかこんなお肌じゃ外に出たくないから、難癖つけてはウダウダ言うしかないっしょ。

 さすが月曜の朝だぜ、ヤル気マイナススタート!

 ようやく苦行、朝水シャワーでひとしきりキャ~キャ~悲鳴をあげた後、服を着るのに「日焼け痕にコスれて痛い」と当たりまえだのクラッカーな大騒ぎをしてみる。

 ぶっちゃけ、昨晩よりはいくらかマシなヒリヒリ具合ではある。まあ、よくなったというより、単に痛みに慣れたのであろう。どんな状況にもすぐ適応できなくて自称プロ戦場特派員が勤まりますかっての。

 え、そうなの。どうしよう、日焼けはお肌によくないだの、年とってシミやソバカスになったらどうしようだの、でも乳首はキレイなピンクのままだのとそんなこんなでまだまだウダウダと部屋で時間が過ぎ去るのをひたすら待つ。

 ちょっと待って。これじゃあ、まるで部屋干しの半渇きの洗濯物みたいじゃん。もっと湿っぽ臭くなっちゃう!

 意を決して、お外に飛び出す。実はね、お腹すいちゃったの。そんでもって、大騒ぎしてるけど抜け目なく、もしかして大丈夫かなと一応試しにソッ~とカメラバックを背負って歩いてみたら、振動で皮膚がズリムケそうになったので当然、部屋に堂々と、もう部屋のド真ん中にド~ンとカメラバックなんか置いてきてやったぜ。

 盗むなら盗め。そしたら、大手を振って、「くやしいです、あのカメラバックさえあれば、もうちょっとで大スクープをものにできたのに、憎い、コソ泥が憎い。自称プロ戦場特派員の引退記念にそっとカメラを置いてくるって人気取りのパフォーマンスもできませんでした」って笑顔で帰国できるわ。

 11時30分、ようやくホテルから出て、身軽だけど歩くたびに皮膚と半袖がコスれて痛いので、ゆっくりとなるべく建物の日陰を選びながら、バイク屋へと急ぐ。

 バイク屋で昨日ガソリンを残したまま返したバイクがないか探すが見当たらない。仕方がないのでバイク屋の親父の言うがまま、他のボロバイクをまたパスポートを人質に借りる(160B)。

 男がいつまでも昨日残して返したガソリンのことでクヨクヨしてられねえぜ。明日の12時まで24時間、コイツが俺の相棒バイクだ。

 颯爽と新しい相棒に跨り、キーをスポッっと差し込み、エンジン始動。右ハンドルのアクセルを軽くひねり、バイク屋の前からゆっくりと走り出す。いいよいいよ、エエ感じだよ~。

 バイク慣れもメソト慣れも早三日目。昨日一昨日は慣らし運転みたいなもんだったから、今日が本番だ。だからって、まだ半裸になって、迎え日焼けヒリヒリするには早すぎる。

 しかも今日は、両乳首だけを守るカメブラこと、カメラバックがないから、せっかく被害ゼロだったピンクの両乳首まで全部コンガリ真っ黒に焼けちゃう。“まだら日焼けのビーチクピンク野郎”って仇名がなくなるのは惜しい気がする。

 もちろん、バイクを借りた本来の目的は片時も忘れちゃいないぜ。メソト慣れもバイク慣れも済んだんだから、後はメソト周辺に点在するカレン族の難民キャンプを目指すのみ、だろ。

 だけんども、ココまで来て今更、急に発生した大問題があるんべよ。そう言えばさあ、俺ってばよう、カレン族の難民キャンプの正しい位置なんて1コも知らねえんだわさ。

 だって、そんな大事なこと、最高学府でも幼稚園でも教えてくれなかったんだもん。でも俺は自称プロ戦場特派員ですから、なんとなくでいいなら難民キャンプの位置が薄ぼんやりとなら分かるけどな。

 だって俺は日本でいろいろと新聞・雑誌はもちろんのこと、大宅壮一図書館や都立図書館で専門書も徹底リサーチし、カレン民族解放軍やカレン族の難民キャンプについての資料を片っ端から集めたもん(2012年の俺です。確かに集めましたが、集めることに満足し、中身は読んでません。その証拠に1999年10月のバンコクのビルマ大使館占拠という大事件すら知らないままです)。

 でも、そういう一切合切は全部日本に置いてきたからね。重いし、邪魔じゃん。ただでさえ、従軍中のジャングル泊もできるようにとでっかいザックと重いカメラバックを後生大事に抱えてるんだから。

 そりゃね、全部持ってくるのがクソ重ければ、必要なところだけ抜粋メモで書き出すなりコピーするなりして持って来ればよかったじゃん、と素人さんは簡単に言いますが、初海外取材の諸々の準備でバタバタしているときにそんなことにまで気が回るか!

 てか、お言葉ですが、そんな、もし捕まって拷問されたりしたとき、そんな資料や抜粋メモすらあったら、単なる観光客だ、人違いだ、勘弁してつかわさいって泣きながら土下座して言い張っているのに、おかしいじゃん、超ヤバイじゃ~ん。

 そういう類のものは、ちゃんと全部記憶して、頭に入れて持ってくるもんだぜ、自称プロならば。えっ~、私は一切記憶にございません。全部美人秘書がやったんじゃないっすか。でも、確か俺には美人局秘書しかいなかった気が…しかも勝手に自主退職系しやがって。

 ちゅうことは、仮にカレン族の難民キャンプの取材パスを首尾よくゲットしていても、肝心のカレン族の難民キャンプには行けなかったってことか。

 ふぅ~、危うく宝の持ち腐れになるところだったぜ、ギリセーフ。そんなすぐ宝の持ち腐れになるようなカレン民族の難民キャンプの取材パスを持たざるものの強み! と開き直って腐っていても仕方ない。

 でも本当、どうやってカレン族の難民キャンプに行くつもりだったんでしょうね、おっちょこちょいさんの俺は。現地に行けば何とかなると思っていたか、端の端、初っ端から「カレン族の難民キャンプなんて更々行く気がなかった」か、「あくまで形だけのアリバイ作りでとりあえず2ヶ月くらいタイへ行ってこれば、それでいいっしょ、それで文句ないんでしょ」だって。

 もはや、なんとなくうろ覚えの記憶だけが頼りだ。まかり間違って、無事にどっかのカレン族の難民キャンプに辿りつけた暁には、取材パスがなくても、胸を張ってコッソリ潜入すればいいさ。

 そうと決まれば、記憶を洗い直し、さる情報筋こと、俺のあやふやな記憶に拠ると、バイクで行ける距離に●●難民キャンプと●●難民キャンプがあるはず。

 メソトから一番近いのはメラ難民キャンプ。確か●年に夜陰に紛れて越境してきたビルマ軍に襲われたはず。

 後、かすかな記憶ならまだまだあるぞ。なんたら難民キャンプに、かんたら難民キャンプなどなど全部で10コ近い、カレン族の難民キャンプがメソトの周辺に点在している。

 あ、コレはもう言ったっけ? でも、どんな些細なあいまいな情報だってどう転がって役立つか分からない。

 メソトの右上のあたりにカレン族の難民キャンプのどれかがあったりなかったりした気が。ホントこれなんていいヒントだ、記憶が正しければ。

 方角だ、距離だ、走行時間だが分かっても、とりあえず北西とか言われても、コンパス持ってねえからにんともかんとも。

 昔、あるお父さんが言った。西から登ったお日様が東に沈む、エッ、本当!?

 バカボンのパパの言うことの反対が正解なのだ、だから、太陽は東から昇るらしいけど、今、太陽さんは真上だから、どっちから登ったか分からないじゃん。太陽のバカヤロ~!

 ああ、すっきりした。ま、とりあえず、小さなできることからコツコツとやるっきゃナイト! そう、今できることから、一個一個確実にやるしかない。

 まずガソリンスタンドへ行き、ガス満タン(48B)という異国の地でいまだ下っ端丁稚仕事。

 バイクのエンジンを給油ノズルの前で切って、ボッ~と突っ立って、ガソリンスタンドの兄ちゃんや姉ちゃんが立ち代りガソリン入れるのを眺めているだけだが。

 薄ボンヤリ、ガソリンスタンドを後にして、しばらく走っていると道路標識の看板にこのまままっすぐ、国境へ8キロみたいなことが書いてあるのに気付く。

 キョロキョロ注意しながらしばらく走るも、残念ながら難民キャンプの案内は出てないなぁ~。国境への案内はそこかしこに登場するけど。う~ん、国境かあ。逆にいいかもよ、発想の転換だ。

 タイとビルマの国境に流れるのがモエイ川。そのモエイ川にかかる、最近出来たばかりの●橋を渡るとすぐにビルマ側の国境の街・ミャワディーだ。

 とりあえず一度正規に国境を越えて、ビルマの空気を吸ってみよう、話の種に。反政府ゲリラ闘争を半世紀続けるカレン民族解放軍の従軍取材をするときは、当然密入国するに決まっているだろ。

 その後、予定通りというか希望通り、カレン民族同盟解放軍に従軍取材し、不正規に国境を越えればいい。

 まるでまっとうな自称プロ戦場特派員みたいなことを思いついたばっかりに、この後とんでもないことが!

 その後も幸い、国境への看板は道々に立っているし、まだ多少迷いもあったが、バイクで風になり、時間が経つにつれ、国境を越えて見るのも悪い案じゃない気がドンドンしてきた。

 一仕事というか、なんか、こう、成し遂げた気にはなれそうじゃん。そうだ、今日はやっぱ国境を越えようと改めて固い決意を。偉大なる第一歩を。

 そうと決めると鬱屈としていた気分が晴れ晴れと高揚してくる。ビルマに入国すれば形になるんじゃねえ。もし万が一、従軍取材とか難民キャンプ取材とかが全部アレでも。

 じゃあ、態度で示そうよ~というわけで、道路が波打っているところをわざと通りグワングワンしたり、大穴にわざとガクンと落ちて、おっとっとなんてユニークなところを浮かれた自分に披露したり。

 そんなこんなで国境への標識を追いながら、真実一路国境をまっしぐらに目指す。かならず今日中に国境を征服してやるぜ。もうヤル気満々。

 遠目に目的の立派な国境の橋がチラリと見えてきた。もう間違いない。早く国境を越えて、ビルマへと逸る気持ちを抑えて安全運転を心掛ける、焦らしプレイとか下品なこと言わないで、もっと~。

 グングン迫ってくるかの如く、ドンドンと大きくなる国境の橋。しかし、目の前に見えた途端、気が変わるというか、この期に及んでウダウダしようと思い立つ。

 おいしいものは後から、まずはまずいものから。つまり、お腹ペコペコなの、バイクにはエサやったけど、俺は朝から何も食べてないもん。

 とりあえず腹が減っては戦ができん、まずは腹ごなしだと、目についた国境の橋近くの観光客用のおのぼり食堂みたいな駐輪場にバイクを頭から突っ込み、エンジンを切っ…、ん? アレレ? ???

 えっ~とね、男だと思ってパンツ脱がしたら、女だったと申しましょうか、要はあるべきところにあるべき肝心のモノがない。

 つまりマンコじゃ~ん! 穴だけじゃん。チンチンこと、つまりバイクの鍵がな~い。

 なにこれ手品? ちゃんと鍵穴にブスリと鍵を差したはずだし、今の今まで走ってたというか、今だってエンジンはブルンブルンとかかったまま、鍵はないのに。

 というか、どうやって鍵なしでエンジンとめるんだ。イリュージョン? 宇宙人の仕業? とにかく寄ってらっしゃい見てらっしゃいのイッツショータイム!

 これから、どうやら走行中にどっかにバイクの鍵を落としちゃったみたいな人のモノマネします。

 必死に下だ、バイクの周りだ、見える範囲内の来し方だを見やるも鍵は落ちてない。いやん、ばかん、似てない。

 いつ落ちた? 最後に鍵を見たり使ったのはガソリンスタンドのとき、確かに鍵はあった、ガソリン入れて貰った後、鍵でエンジンかけたもん。 

 てか、落ちるもんなのか、カギって、走行中に? どんなけガバガバの大穴だ、どんなけホソホソの細棒だ。そして、鍵が落ちてもバイクは走り続けるもんなのか。すげえな、さすがホンダ。

 これだけタダで宣伝してるんだ、ホンダ、スポンサーにつかないかなあ。うちのスポンサーになってくれたら、3行に1回はホンダのCMを打つから、こんな風に。

 これ以上、余計な詮索は後回しだ。過去を見るな、現在を未来を見ろ。不幸中の幸いでまだエンジンはブルブルと掛かっている。鍵がないからエンジン切れないおかげだ。よかった~、鍵がなくて。「さすがホンダ、バイクはホンダ!」。

 しかし、ここでエンストしたら、もう二度と金輪際エンジンをかけられない。右ハンドルのアクセルをゆっくりそっ~と手前にひねる。エンジン音が急に高まり、空回しっぽい音を経て、低いブルブルエンジン音。「がんばれ、ホンダ、やっぱバイク乗るならホンダだね!」

 とまあ、こんな感じでホンダのヨイショ記事を連発しますから、一つご検討の程を、車業界用語で言うところの、よろしくメカドック!

 そのままゆっくりバックしようとした途端、一瞬エンジンが止まりそうな音が。「びっくりさせんなよ! クソホンダ!」

 一気に昇天しないようにそっと触るか触らないか程度にサワサワとアクセル操作。もちろん両足で補助しながら、ゆっくりゆっくりバックバックオ~ライ。

 大丈夫大丈夫、バイクにやさしく話しかけながら、なだめすかすようにゆっくりとバイクの頭を方向転換し、今来た道へと戻す。

 もうこうなったら、こっちのもんだ。とにかくもう時代は国境どころの騒ぎじゃない。我、遂に越境す、なんて甘っちょろい、安っすい男のロマンをいつまでも追い求めている訳には行かない。

 もう落ちる鍵もないが、何かの拍子にエンストしたり、事故を起こすといやなので、超安全運転で来た道を、スタートのバイク屋を目指す。

 道中はパーフェクト無意味と化した往復約16、7キロのガソリンの無駄使いのことばっかし考えていた、後、セックスのこと。だって、そうでもしないと泣きそうだったんだもん。

 一体何のつもりよ、誰の仕業、どこのどいつが毎回毎回小まめな嫌がらせの数々をするのよ。

 ちょっと国境越えて、話のタネとなる思い出作りでもしようと思った途端にコレだもん。国境なんて観光客でも越えられるのに、わしゃ、観光客以下かい。

 別に難民キャンプに行こうとしたわけでもないのに邪魔しないでよ。従軍取材なんて夢のまた夢の状態なのに。

 いっつもいっつも、こうよ! ちょっと何かがうまく行きそうになると、ここぞというタイミングで邪魔ばっかする!

 ココまで一字一句漏らさずマジメに読み進めたキミなら、あ、お前は違うだろ、斜め読み専門だろ、きっと分かるはず。

 もはやこれは、CIAだ、KGBだ、KFCだなんてコソ泥レベルのちっぽけなもんはもちろん、国家レベルなんてそこそこ大きいものじゃなく、全世界レベルや地球規模でも物足りない、やっぱ宇宙規模くらいの大きな意思を感じざるを得ない。

 その真犯人に繋がる唯一の人物はレンタバイク屋のあの親父だ。そういや、あの野郎、どことなく顔が宇宙人っぽかった気がしないでもない。

 昨日、ガソリンが残ったままのバイクを返してやった上に、今日も別のバイクを借りに来てやった太客に、余程の恨みかすんごいやんごとなき事情か宇宙人じゃなきゃ、恩を仇で100倍返しみたいな、こんな欠陥バイクを貸すわけがない。

 まあ、確かに鍵が落ちるような走り方をした記憶もございますが、キレイサッパリ消去済み。

 もちレンタバイク屋の宇宙人親父と未知とのタイマン張るときにはそんな素振りは露とも見せないつもりだ。

 そもそも、あれくらいで鍵が落ちてたら、地球上の道路という道路はバイクの鍵だらけじゃないか。

 俺は完全無欠の無罪だ。こうなったら、あのレンタバイク屋の親父風宇宙人をとっ捕まえて、こっぴどく拷問してやる。

 ようやく、どこにも寄り道しなかったのに、行きはよいよいの倍以上の時間をかけて、レンタバイク屋に到着。

 平静を装った宇宙人親父がちょうど店の前にボッ~と突っ立っていた。まるで俺が来るのが宇宙人のテレパシー的なものであらかじめ分かっていたように。

 そっちがそのつもりなら、俺にも考えがある。バイクを宇宙人親父の前でとめる。先手必勝!

 おもむろに鍵穴を指差し「鍵が落ちてなくなった、お前の仕業だろ、てか、オ~マ~エ~は~う~ちゅ~じ~ん~だ~ろ~? 調べはついてんだ」と矢継ぎ早に日本語で問い詰める。

 宇宙人ならきっと日本語も分かるはずだ。宇宙人親父はわざとらしくウンウンと頷く。

 ほら、やっぱり、ビンゴ! 本人が頷いたからバイク屋の親父、宇宙人確定!

 え~、只今、未知との遭遇中です! バカみたいに頷いた宇宙人親父はやっぱりかというしたり顔で、「もちろん知ってるよ、そのバイク、鍵穴がガバガバなんだよ」みたいことをタイ語で言うと店の奥へ。

 どうしよう、宇宙人仲間を呼びにいったのかなあ。どうしよう、このままレンタバイク型のUFOに連れさらわれちゃう。そんでもって、「ワレワレはウチュウジンだ」とのバカ丁寧な自己紹介後、いきなり手術で頭に変なチップとか埋め込まれるんだ。でねでね、宇宙人のスパイとして今までと寸分違わぬ生活を営むの。

 じゃあ、別にいいじゃんと軽くてんぱっていると、宇宙人親父が長いヒモのついたスペアキーらしきを片手に戻ってきて、モノも言わずに俺のバイクの鍵穴にいきなりムンズと差し込んだ。

 本鍵が落ちて留守なのをいいことに、そんな間鍵が間男みたいな真似を、借主の俺に断りもないどころか、目の前で堂々と。

 しかも、いくらガバガバ不貞妻とは言え、前戯なしのいきなりって、レイプでももう少し段階踏むだろ!

 でも、うちの不貞鍵穴妻は別にどの鍵でも前戯なしでもよかったらしく、宇宙人親父が鍵をひねるとエンジンはとまった。

 そして、立て続けに抜かずの二回戦とばかりに、反対側に鍵をひねると再びエンジンがかかる。

 二カッと宇宙人っぽく笑うレンタバイク屋の宇宙人親父。そんな宇宙っぽい笑顔に、「こんな欠陥不貞鍵穴のバイク貸すなよ、昨日ガソリン残してバイク返してやったばかりの上客に!」とよっぽど他の貞淑鍵穴のバイクに取り替えてもらおうかとも思ったが、よくよく考えるとガソリンを入れたばっかりで、まだレンタバイク屋と国境を往復しただけのバイクと、ガソリン空っぽの新しいバイクの交換を天秤にかけた結果、この不貞鍵穴妻バイクでいいことにする。

 思わず自分で自分を強引に納得させてしまったが、コレぞ、まさに宇宙人の手口。たぶん、いけないテレパシーか何かでそう仕向けたのだろう。くやしいが今日は地球人の俺の負けみたいだ。

 負け犬よろしく、ヒモのついた鍵っ子みたいなバイクでトボトボとバイク屋を後にし、あてどのない旅に出ることにする。

 とりあえず験直しに半裸になってスタートだ。国境にすぐさまカムバックも考えたが、ひも付きの新しい鍵になったが、鍵穴はガバガバのままで不安も残るので、安全策を取ってとりあえずメソトの街をウロチョロと試走することに。

 誰よりも遅く疾走す。超安全運転ゆえビュンビュン抜かされまくり。たまにプップップッ~なんて、道の端っこを走っているのにクラクションを鳴らされる始末。

 なんか途端に、超安全運転なのに半裸が恥ずかしくなり、人の少ない町外れに向かう。宝探しみたいに、さっき落とした前鍵でも探そうかと思ったが、別段鍵代も請求されなかったから、やめておく。

 宝探しゲーム中断のどさくさに紛れて、もはや国境を越えようという勇ましい気持ちは霧散、今や五里霧中。元気でなあ~。

 そもそも親しき中にも礼儀あり。そんな出会ったばかりで、いきなり超えてはいけない一線があるはずと考えを改めたのだ。

 もう少し親しくなって、両者合意の上で一線を越えるってのが万国共通の礼儀作法っしょ。

 俺にモエイ川を渡る資格はまだない。ちゃんと手順を踏まないとA、B、C、D、E、F、G、H、I、J、K、L、M、N、O、P、Q、R、S、T、U、V、W、X、Y、Z、もう一巡いってみよう、ABC~って。

 よくよく考えるまでもなく、何の用も一切ないのに、わざわざ国境を越えて、ビルマに入国する行為なんてのは完全に観光だ。こちとら、別にビルマに合法的に入るのが目的じゃない。「ビルマ入国しましたよ」ってアリバイ作りに何の意味がある、思い出作りや話の種以外に。

 仮にビルマ入国を果たしても、ビルマ側の国境の町ミャワディーにしか行けない、しかも時間制限あり。ボッタクリバーみたいな国ですよ、ビルマは。

 おとなしく目暗滅法にミャワディーを散策したところで、カレン族、しかも軍隊のお偉いさんに会えて、従軍取材を申し込めるわけでもない。

 道端に難民キャンプの取材パスと、難民キャンプが記載された地図がたまたま落ちているわけでもあるまい。

 ビルマ側の国境の町ミャワディーをコッソリと抜け出し、不法入国状態でビルマ国内のカレン州を潜入取材するつもりなんて更々ない。道とか全然分からないから。

 外国人は行くところが厳しく制限されているビルマで、好き好んでそんな危険なことするわけないでしょ、物好きな自称プロ戦場特派員じゃあるまいと小市民チックなことを思うわけですよ、さすがの俺でも。

 つまり国境越えても、従軍取材や難民キャンプ取材の足しになるわけじゃない。

 もしかしたらもしかしたら、そのよすががあるかもしれないが、そんな幽かな希望のためだけに、この期に及んで観光ごっこしている場合じゃない。

 例え、据え膳食わぬは男の恥と後ろ指さされようとも譲れないものがある。

 郊外の路肩にバイクを停める。もちろんエンジンはかけたまま。アイドリングノーストップ。

 さあて、どこに行こうかなあとガイドブックのメソトとにらめっこ。特に行きたいところなし。

 肌がチリチリ焼かれる。ハッ、宇宙船からレーザーか? もう全部、アレもコレもソレも一切合財宇宙人のせいにして、今すぐ帰国しちゃいたい。

 すっごい本音がポロリ。あ、ココで最新情報が飛び込んできました!

 本当はもうホテルに帰る気満々だったくせに、見栄張ってポーズだけは「次はどこ行くべさ」と路上でガイドブックを眺め、それだけならまだしも、ガイドブックを眺めながら、あわよくば国境に行った気になろうとさえしていたわけですが、ひょうたんからこま、改めてガイドブックを見直すとなんと国境越えに18ドルもすることが判明。

 18ドル、つまり700B、つまりつまり2000円もするんだぜ、ボッタだよ。今日はもう遅いし、ケチがついたから、明日なら改めて国境に行ってやってもいいかなあなんてちょっと思ってたけど、前言撤回、仮に従軍取材の伝手なり、難民キャンプの足がかりなり、ができるとしても、誰が18ドルも払うか、橋なんかに!

 俺はよう、わざわざ橋に大枚払うために、人生棒にブンブン振って、タイくんだりまでノコノコやってきて、こんな馬鹿げたことしてんじゃねえ。足元見られて、言われるがままヘイコラしてたら、商売上がったりだ。

 こちとら、どこに出しても恥ずかしくない真っ当なビンボー自称プロ戦場特派員だ。ただただ、ホントお金がもったいないだけ。

 危ない危ない、この世は落とし穴だらけだ。まさに災い転じて福となす。国境の橋なんて、ドテって寝ているだけのタダマンのサセ子マグロかと思い込んでたよ。

 まさかその正体はボッタクリの売春マグロだったとは、メスマグロは怖い怖い…。そりゃね、確かに据え膳食わぬは男の恥だけど、据え膳はやっぱタダでこそ。

 これじゃあ、あんまり身も蓋もねえから、じゃあ結論はと言うと、18ドルもしたからイチ抜け~た。

 でも、そういうとまるで単なるドケチみたいだから以下の言い訳をどうぞ。

 やっぱ夢は残しておきたいじゃん、いつか立派な金持ち自称プロ戦場特派員になってきっと迎えにくるから、それまで待っていてくれ、メソトの国境ちゃん、そんときは喜んで一線越えちゃうから(突然、2012年の俺だけど、後もう少しだけ待って、後もうちょっとだけ、そうだなあ、とりあえずまた12年ばかしでいいからさあ。行き遅れもいいもんさ、徹底的な行き遅れなら尚更ね。男は12年行き遅れよりも24年行き遅れが好きな生き物だから。それもまたいい思い出、いい思い出。そもそもそんな簡単に結ばれると思うなよ、誰にでもすぐにちんちんおったてて、一線越えちゃうチン軽じゃねえぞ、俺は)。

 ハイ、というわけで、もう行かなきゃな、リングで世界一の男が、世界一の難民キャンプがどっかで待ってるから。

 じゃあ、国境越えは諦めて、とっとと難民キャンプを探せばいいって結論でようござんすね。

 でも~、もう今日は昼過ぎだし~、なのにお昼ご飯まだ食べてないし~、こんなケチがいっぱいついちゃったから、やっぱ仕切り直して明日の朝イチあたり、ってことでうまく処理しといてちょ。

 14時30分、セブンイレブンで昼飯を買い込み(58.5B)、ホテルの部屋に名誉の撤退。焼きが足りなかったのか、両乳首が中途半端に日焼け。

 昨日ほどではないが、新たな新入りヒリヒリが。水シャワーを恒例のキャーキャー浴びして、ファンの下でフテ昼寝。 

 この一連の流れが、主にバイクの鍵を走行中に落としたあたりが、犯人は宇宙人と言い当てる場面が、いわゆるメソト二大事件の第一発目の大事件と呼ばれるものである。

 遠いビルマ、国境の変と名付けた想い出1ができる。もしお疑いならば、おのおの方の身近のバイク乗りに聞いてみな、走行中に鍵が消えてなくなるのが大事件か些細な事件かどうか。

 18時、昼寝おきぬけにキャーキャー服を着て、鍵っ子バイクで薄暗くなりつつある街を流す。服越しに吹く風がヒリヒリとビーチクを撫でて気持ちいい。まるで夕涼み乳首。

 ちょうどバイクの向かう先で、今日もまたでっかい南国の太陽が果てしない地平線にゆっくりと沈みゆく。侘び寂びヌキでもなかなか風流なもんじゃな。

 とある下世話な歌を歌いながら、アッチが西だなと確認。きっと明日になれば忘れちゃうけど。

 タイ飯屋で昨日とまるっきり一緒のディナー(58B)。

 19時、ガソリン代がもったいないので、食後はセブンイレブンにだけ立ち寄り、憂さ晴らしし(81B)、すぐホテルに戻る。

 1時、明日こそは朝イチで難民キャンプを絶対目指す、どこにあるか分からないけど。

 メソトを訪れた誰もが行けるであろうタイとビルマの国境すら見に行けなかった俺が言うのもなんですが、まあ、アレは不可抗力さ、バイクのカギが走行中に落ちるなんて。後、国境の橋代が18ドルってのも不可抗力の範疇だし。

 さすがに2日連続で鍵は落とさないだろう。そんないい夢が見れることを祈って就寝(また2012年の俺ね、予告通り今日、メソト二大事件の一発目が起こったばかりですが、こんな一発目の大事件なんて目じゃない二発目の大大大事件の伏線が、早くも明日、難民キャンプを目指す明日にはもう張られます。まあ、あくまで伏線ですからね、勘違いしないでよね。さ~て、何が起きるのでしょうか? そうそう、本日の宇宙人ネタも、すぐ未来の宇宙への伏線へと繋がります)

○本日の出費、「計算するのが面倒臭いから、各々で適当にしといてよ」B。ついでに一日の流れも「いちいちうっとうしいから誰か簡単にまとめといて」ジャ~。


 以下は、もうすぐ夏休みなので、カレン民族解放軍やカレン族の難民キャンプに興味を持った方用の課題図書です。

 ほら、あくまで俺のは初心者用というか、戦場童貞用の入門書みたいなもんだから。

 とりま説明や感想抜きで、書名と書影のみアップしておきます。


●『カレン民族解放軍のなかで』(西山孝純著 アジア文化社 (1994/1/20))

 カレン民族解放軍に身を投じた日本人義勇兵、西山孝純氏の著書である。この本をタイはバンコクのマックで読んでたら、逆ナンされたよ。妙に読み込んでボロボロになってるのは、べ、別にまた逆ナンされようと思って、アッチコチのマックに連れ回したとかじゃないからね!

●『戦うカレン民族―ビルマ辺境訪問記』(岩永友宏著 凱風社 (1995/02))

●『ミャンマー難民キャンプ潜入記』(吉岡逸夫著 高陵社書店 (2008/11/20))

●『ビルマの大いなる幻影ー解放を求めるカレン族とスーチー民主化のゆくえ』(山本宗補著 社会評論社 (1996/05))

●『閉ざされた国ビルマ―カレン民族闘争と民主化闘争の現場をあるく』(宇田有三著 高文研 (2010/01))

●『地図にない国からの報告』(加藤博著 晩聲社 (1982/09))

●『黄金の三角地帯―ゴールデン・トライアングル』(竹田遼著  めこん (1977/09))

●『タイ・ビルマ国境の難民診療所―女医シンシア・マウンの物語』(宋芳綺著 松田薫訳  新泉社 (2010/7/22))

●『国境に宿る魂―紛争の狭間に生きるカレン・カチンの若者達と同じ屋根の下で』(黒岩揺光著  世織書房 (2010/10))

 アレ、なんかもう写真が貼れなくなっちゃったから、おしまい。

 と思ったが3日後、2014年7月20(日)3時には貼れたので、オマケでカレン族同様、ビルマの少数民族で、ビルマの軍事政権相手に反政府ゲリラ活動を長年続けていたカチン族に関する名著もどうぞ。

●『森の回廊―ビルマ辺境民族解放区の1,300日』(吉田敏浩著 日本放送出版協会 (1995/09))

●『ビルマ・アヘン王国潜入記』(高野秀行著  草思社 (1998/10))


 以上です。気が向いたら、また課題図書を紹介します。 



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