【100枚解説/PiEDH 】ドラゴンの打擲、オーグニス(2023/8/9更新)

こんにちは、あるいはこんばんは。
がんばらないと申します。

普段はDiscordで主にEDHをプレイしています。
方々で『100枚解説は書き得。軽率に書くべき。』との声を耳にするようになってきました。

愛用しているパイオニア EDHのデッキについて、とても拡張性が高いデッキなので、今後の最適化のためにまとめてみたいと思います。

(2023/8/9リスト・解説更新)

デッキリスト

https://www.hareruyamtg.com/decks/565806


統率者について

女性です。

ニューカペナの土建組一家に所属する伝説のヴィーアシーノ・戦士。

速攻持ちが攻撃するごとにタップ状態ではありますが宝物トークンを出すというなかなか優秀なマナ加速ができます。

自らも最前線で働き(戦い)つつ、ジアトラのために資金集めを頑張っているオーグニスにぴったりの能力だと思います。

わかりやすい能力なので、とにかく速攻クリーチャーを入れればデッキとして成り立ちます。正直採用カード候補がありすぎてよくわからないのでおすすめカードがあれば教えてください。

ゲームプラン/キープ基準

とにかくオーグニスと速攻持ちのクリーチャーを並べて攻撃しながら使えるマナ域を伸ばし、対戦相手より早く魔王モードに入ることを目標にしています。

キープ基準はオーグニスが3ターン目にキャストできる(2ターン目は構造上無理)、もしくは4ターン目のオーグニス着地時に他の速攻持ちクリーチャーが一緒に殴れるか、の2点です。

100枚解説

可能な限り役割別に纏めて紹介していきます。

《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
《エルフの神秘家/Elvish Mystic》
親の顔より見たマナクリーチャー。
基本のゲームプランであるオーグニスのキャスト前倒しのために必要で初手に来てくれるととても嬉しい。
ただし、オーグニスのキャストに必要な緑マナは1マナのみのため、3ターン目までにRRかRBが土地から出せるようになっていないといけない点には注意。

《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》
一応全色出るマナクリーチャーということになっているが、パイオニアEDHは通常の EDHほどフェッチがバンバン切られるわけではないのでそこまで信頼してはダメ。
どちらかといえば墓地に睨みを効かせたり、膠着してしまった後半に死儀礼ビームでライフを詰めに行く時の方が輝いている。

《硬化した屑鉄喰らい/Armored Scrapgorger》
墓地対策兼なんでも出るマナ加速。強くて偉い。
2マナ域のマナ加速でキープする時は可能なら1ターン目にトライオームをフェッチする。

《ラノワールの壌土語り/Llanowar Loamspeaker》
タフネス3、何色でも出る、速攻持ちのクリーチャー供給も可能。オリカかと思うほど強そう。
が、パイオニアEDHはどこの盤面もそこそこ強い盤面になりがちなので土地のクリーチャー化は思ったより使う場面がない。
こいつ経由でオーグニスを出した次のターン(4ターン目)、手札にキャストできる5〜6マナのカードがなかった時にはしっかりマナを伸ばせて偉い。

《隠遁した剥製師/Reclusive Taxidermist》
マナクリを焼かれる動きがそこそこ辛いのでタフネス2が偉い。
最初は獣呼びの学者を採用していたが、速攻持っていることが活きる場面が少なかったのでスタッツ優先でこちらに差し替え。

《水蓮のコブラ/Lotus Cobra》
何色でも出るが土地が置けないとマナが出ないのであまり信用できない。
コイツ+土地2枚でキープするか無限に悩む。
極楽鳥再録はよ

《秘儀の印鑑/Arcane Signet》
嗜み。強い。


《兎電池/Rabbit Battery》
速攻持ち。
クリーチャーでありながら換装能力で後続の非速攻クリーチャーに速攻付与できる便利カード。
エターリ or 骨齧りにつけてあげるととても良い。

《流星の信奉者、ゴロゴロ/Goro-Goro, Disciple of Ryusei》
(ほぼ)速攻持ち。
全員に速攻付与できるのがバグレベルに強く、マナクリーチャーが殴ろうが宝物を出すことができる。
意外と+1+1カウンターがのることも多いデッキなのでドラゴン生成能力を狙える機会もそこそこ。

《傷頭のアーニ/Arni Brokenbrow》
速攻持ち。
後半になっても味方参照してパワーが上がるのでモジモジすることが少ない。強い。

《風雲船長ラネリー/Captain Lannery Storm》
速攻持ち。
使い心地はほぼラガバン、は流石に嘘だけど普通に強い。軽率にパワーが上がるので後半もそこそこ安定して殴りにいける

《無謀な嵐探し/Reckless Stormseeker》/《嵐蓄積の斬鬼/Storm-Charged Slasher》
速攻持ち。(のようなもの)
自分にも他人にも速攻付与できる器用なヤツ。強い。
オーグニスの宝物生成条件は『速攻を持っているかどうか』なので状況によっては前のターンに出たクリーチャーに速攻をつけることを忘れないようにしたい。

《ウラブラスクの溶鉱炉/Urabrask's Forge》
速攻持ち。(のようなもの)
継続的に速攻クリーチャーを供給でき、気がつけば無視できないサイズで殴り始めている。強い。
貴重なアーティファクト除去をわざわざコイツに当てたいかどうか微妙なところも強い。

《ナクタムンの侍臣、サムト/Samut, Vizier of Naktamun》
速攻持ち。
速攻持ちでありながらこのデッキ最強格のアドバンテージソース。ティムナより強い。
コイツをジェネラルにしてもう一つデッキ組みたいまである。絶対抜けない。

《結ばれた者、ハラナとアレイナ/Halana and Alena, Partners》
コイツ自身は速攻持ちではないが周りに速攻と+1+1カウンターをばら撒ける。強め。
なんらかの方法でコイツのパワーを上げておくとばら撒けるカウンターが増える。
オーグニス本体を育てるか飛行持ちのデカブツのサイズをさらに上げたい。

《探索する獣/Questing Beast》
速攻持ち。
警戒・接死が偉い。雑出しでも強い。
 EDHだとプレインズウォーカーあまり見たことないので下の能力はほぼインクのシミだと思っている。

《ウルヴェンワルドの奇異/Ulvenwald Oddity》/《ウルヴェンワルドのビヒモス/Ulvenwald Behemoth》
速攻持ち。
裏面になったら流石に強いだろうということで採用しているが、いかんせん起動が重すぎて数えるほどしか変身したことがない。
7マナ払えるならコイツの変身より手札のドラゴンを出した方が強い場面がほとんどで、差し替え候補となっている。

《栄光をもたらすもの/Glorybringer》
速攻待ち。
飛行がとにかく偉く、どこかしらは殴れる。督励効果も対象範囲が広く、そのとき一番嫌な生き物を落とせることが多いのでとても信頼している。

《黄金架のドラゴン/Goldspan Dragon》
速攻持ち。
宝物から2マナ出るようになるのは完全にオリカ。
ドローソースと並んで着地できた時は完全に宇宙で、生きてターンが帰ってきた日には5体くらい巨大な速攻クリーチャーが出てきて相手を押し潰せるようになる。

《嵐の息吹のドラゴン/Stormbreath Dragon》
速攻持ち。
飛行はもちろんのこと、プロテクション(白)が意外と強く、アトラクサやバカでかい天使をすり抜けて殴れることが結構ある。
怪物化時の能力もライフを削っていく本デッキのプランと噛み合っていてとても偉い。

《移り気な放火魔/Volatile Arsonist》/《凶兆の血の騒擾者/Dire-Strain Anarchist》
速攻持ち。
通常のEDHよりはPiEDHの方が裏返りやすいイメージ。一度裏返れば威迫もおまけでついてくるのでなかなかのダメージソースになる。システムクリーチャー、チャンプブロッカーも殴りながらどかせるのがとても強い。しばらくは抜かないと思う。

《異端の法務官、ウラブラスク/Urabrask, Heretic Praetor》
速攻持ち。
自分は通常ドロー+衝動ドロー、相手は通常ドローを衝動ドローに置換できる。
単純にリソース稼げるのが偉い。
種父と出せばソフトロックがかかるのでトップ解決ありそうな相手から殴り倒そう。
序盤に出せれば相手の切り札重スペルを追放できる。

《シヴの壊滅者/Shivan Devastator》
速攻持ち。
いつ引いてもちょうど良いサイズで殴りに行けるのが使いやすい。
X=10以上で出てきて突然フィニッシャーになることもある。

《溶鉄の始源体/Molten Primordial》

速攻持ち。個人的No. 1ロマンカード。
各対戦相手の1番強いクリーチャーをパクって速攻持たせられるすごいカード。
コイツ自身と合わせて4対アタックで宝物4つはほぼ確実に出せる。
サクリファイスのギミックはあまり入っていないが、コルヴォルドかジアトラが出ていれば除去+αにもなる。


《厚顔の無法者、マグダ/Magda, Brazen Outlaw》
強い。抜いてはいけない。
軽率に宝物がポコポコ出るデッキなのであっという間に複数回サーチ圏内まで入る。
が、あまりに強すぎて出した瞬間からヘイトがやばくあらゆる除去が飛んでくるので、確実にサーチを決めたい時は宝物を5個以上貯めてからマグダをキャストして優先権を離さずに行動した方が丸い。
コイツ自身もオーグニスも宝物を出すのは攻撃と同時のタイミングなので、【攻撃と同時に宝物出る→ブロック宣言前にサーチ起動してファイレクシアへの門】という黄金ムーブも頻出。


《無謀な炎織り/Reckless Fireweaver》
アーティファクトが出るたびにダメージを飛ばせるすごい奴。
クリーチャーには飛ばせないが、全員の顔を一気に詰められる可能性がある。
タフネス3あるのも相手のワームで落ちないのでありがたい。

《波乱の悪魔/Mayhem Devil》
こちらはクリーチャーにも飛ばせる万能火力。
こちらは宝物使って強いクリーチャーを呼びながら相手の盤面を掃除できるという嘘臭い動きができる。最終盤は宝物が20個以上出ていることもザラなのでそのまま勝てたりもする。
相手のサクリファイスにも誘発するので忘れないようにしたい。

《顔壊しのプロ/Professional Face-Breaker》
宝物生成サポート+アドバンテージ源でいぶし銀の活躍が見込める強カード。
他クリーチャーの戦闘ダメージでも宝物生成ができるので速攻はなくとも出したターンから仕事ができる。
コイツの能力で出るマナはアンタップ状態で出るので、オーグニスから出るマナとごっちゃにならないよう丁寧に分けてカウントする方が良い。

《ゾーン/Xorn》
宝物の生成が倍になるスーパーカード。頭がおかしい。オーグニスから出る宝物も倍出るが、ゾーンの効果で出る方の宝物はアンタップ状態なので丁寧に分けt(ry

《蠱惑的な船員/Captivating Crew》
たった4マナで相手のクリーチャーを盗んで速攻付与できるやばいカード。
盗んだクリーチャーは返す前にジアトラ様に献上できるとさらにグッド。マナがたくさん出ている終盤ではエンドカードになることもある。
50円レアなのが信じられない。今のうちだぞ!

《生類の侍臣/Vizier of the Menagerie》
最強クラスのアドバンテージ源。
その強さは第4期の統率者神挑戦者決定戦でもアニマーデッキで大活躍した通り、マナをインチキできるタイプのクリーチャーデッキでは無類の強さを発揮する。

相手にする時は本体の貧弱さに油断せず見たらすぐ焼きたい。

《フェイに呪われた王、コルヴォルド/Korvold, Fae-Cursed King》
こちらも最強クラスのアドバンテージ生物。
宝物を大量に消費するこのデッキではあっという間に大きくなり何十枚もカードを引かせてくれる。
速攻は持っていないため、うまく兎電池やゴロゴロなどでサポートしてあげたい。速攻を付与できた場合は相手のライフ計算を大きく狂わせる10点以上のパンチが見込める。

《虐殺のワーム/Massacre Wurm》
タフネス2以下を焼き払う全体除去持ちワーム。
素で飛行やトランプル等を持っているクリーチャーはそこまで多くないので、トークン戦略など、チャンプブロッカーが多いデッキは結構キツいはずだがコイツ1枚で大体解決する。なんならライフルーズ能力がとどめになることもある。強い。

《狂気の種父/Sire of Insanity》
他プレイヤーより先にある程度の展開ができたら蓋を締めるようにサーチから持ってくる。
展開が遅いコントロール、コンボ系のデッキ相手には1枚で勝てるほど強い。
自分より盤面ができている人がいたり、変身エターリやザカマなど、出ただけで盤面優位をひっくり返せるジェネラルがいる時はキャストよく考えよう。
ヘイトは死ぬほど上がる。

《原初の嵐、エターリ/Etali, Primal Storm》
全員のライブラリートップを盗むことができる最強の恐竜。
コルヴォルドと同じく、なんらかの手段で速攻を付与してあげたい。素出ししてターンを回すだけだとイタズラにヘイトをあげてしまうので注意。
通常EDHよりも骨太なパーマネントカードが重視されがちなPiEDHでは当たりが捲れる確率にもそこそこ期待が持てる。一度でもアタックできれば御の字。

《原初の征服者、エターリ/Etali, Primal Conqueror》/《原初の病、エターリ/Etali, Primal Sickness》
エターリその②
アタックせずともキャストだけで効果がある&トップが土地でも大丈夫なのがとても良い。
変身もこのデッキならマナに困ることはそこまでなく、毒殺も狙えるので打点が非常に高い。

《龍王コラガン/Dragonlord Kolaghan》
速攻持ち。
飛行持ちがもう少し欲しかったので増量した枠。
骨齧りやジアトラなどの非速攻デカブツもそこそこいるので、オーグニスパンチの次ターンアクションとしてかなり丸い。

《星山脈の業火/Inferno of the Star Mounts》
速攻持ち。飛行持ち増量枠その②
ブレス能力でアタックが上がるのでプレッシャーがすごい。ゼナゴスやゾパンドレルがいれば3回起動でパワー9→倍化誘発でパワー18→2回起動でパワー20達成できる。

《鼓動盗み、ザグラス/Zagras, Thief of Heartbeats》
速攻持ち。飛行増量枠その③
オーグニス出ていれば5マナで出せる。全体接死付与が地味に偉く、オーグニス本人が後半でも積極的に殴りに行けるようになったり、壁で立たせたマナクリの強度が上がる。

《焼却するもの、ジアトラ/Ziatora, the Incinerator》
最初は入れていなかったけどフレーバー的に入れてみるかと思って入れたらとても強かった枠。
速攻こそ持ってないものの、宝物生成ができて顔面を詰められるので重宝することが多い。
溶鉄の始源体や蠱惑的な船員で奪った敵クリーチャーを投げつけたり、ゾパンドレルやゼナゴスでパワーが膨れ上がったクリーチャーを投げたりできる。
フィニッシャーとしては十分。

《年老いた骨齧り/Old Gnawbone》
与えた戦闘ダメージ分の宝物が出るドラゴン。
書いてあること合法か?と思うほどやばい。
コイツが殴って宝物7個出るのだけでもやばいのに他のクリーチャーのダメージでも誘発する。1回の戦闘で15個くらい宝物出ることもザラ。流石に勝てる。
ブロック指定後のタイミングでマグダから連れてくるのもかなりオシャレプレイ。

《飢餓のドミヌス、ゾパンドレル/Zopandrel, Hunger Dominus》
クリーチャーサイズが倍になる。勝ち。
ゼナゴスも出ていれば1体は4倍になる。勝ち勝ち。


《運命の神、クローティス/Klothys, God of Destiny》

神その①
複数枚の神の採用はこのデッキ構築の中で1番好きな部分。オーグニスが出ているだけで赤3つ、黒1つ、緑1つ分の信心を稼ぐことができるため、赤を含んだ神の顕現が容易に達成できる。

顕現しなくてもダメージソース、戦闘サポートとして強力だが、顕現後はタップアウトしがちな速攻持ちクリーチャーの代わりに無敵のブロッカーになったり、全体除去で流された返しにオーグニスを再キャストして一気にクリーチャー化して復讐パンチしたりと本当に神。

クローティスはクローティス+オーグニスで赤緑6信心まで貯まるため、他に赤か緑のパーマネントが一つでもあれば顕現する。
基本は2点ダメージとしてライフを詰めていく使い方になるが、宝物じゃぶじゃぶになる前にはマナ追加がありがたい。さすが神。

《青銅血のパーフォロス/Purphoros, Bronze-Blooded》
神その②
パーフォロス+オーグニス+赤一つで顕現。
全体速攻付与の熱情神。
コルヴォルドや骨齧りが速攻持てるだけでも十分だが、騙し討ち能力でエターリシュートもできるすごいやつ。パワーも7で圧が強い。さすが神。

《歓楽の神、ゼナゴス/Xenagos, God of Revels》
神その③
ゼナゴス+オーグニス+赤緑いずれか一つで顕現。
パワーを倍にする神。
それだけではなくなんと速攻も付与できる。最強。さすが神。

自身は対象に取れないことだけ注意。

《盗み癖/Sticky Fingers》
宝物生成サポート+威迫付与。
オーグニスにつけることが1番多いかな、という印象。回避能力持ってない子が多いので重宝する場面は結構ある。
死んだ時の1ドロー忘れがちなので注意。
特にジッパーは関係ないがキャストする時は『スティッキィ・フィンガーズッ!!』と叫ぶようにしている。

《バード・クラス/Bard Class》
本デッキ最強のアドバンテージカード。
これを強く使うために意識的に伝説のクリーチャーを多めに取っている。レベルアップにかかるマナは決して安くはないがその価値は十二分にある。

展開が思うようにいかない時、死んだふりをしながらレベルアップしておくと手札がない状態からでも1ターンで速攻持ちのデカブツが10体近く出て突然逆転勝利することがある。
2〜3ターン目にバードクラスを置けた場合、次のターンにオーグニスキャストする前に忘れずにレベル2にしておきたい。

《野生の律動/Rhythm of the Wild》
速攻を持っていない生物は速攻を与え、元々速攻持ちにはサイズアップの恩恵がある無駄のない置き物。強い。
初めて握ったデッキがFiresだったこともあり、熱情系のエンチャントはそれだけでエモい。好き。
マナクリ→律動→オーグニスと動けたら勝敗に関わらず気分は最高。

《ガラクの蜂起/Garruk's Uprising》
ドロー+戦闘補助ができる。強い。
後半はパワー4以上しか出ないのでかなり引ける。
回避能力持っている子が少ないのでトランプルが沁みる。

《大勝ち/Big Score》
インスタントドロー。追加コストないと打てないので多少制約はあるが宝物が2つ出るのは嬉しい。
ゾーンが出ていればフリースペル、黄金架もあればマナが増える。

《野生語りの帰還/Return of the Wildspeaker》
大量ドロー呪文。
3枚以上引ければ及第点なのでいつ引いても嬉しい。
サイクロンリフトはどうしようもないが、至高の評決や精霊龍ウギンのリセットくらった時のリカバリー用に怪しいターンには構えておきたい。
なお、心情的に全除去を打ったプレイヤーに復讐パンチをしたくなるが、その裏でドローを進めているイゼットターン系かコンボ系のジェネラルがいたらそちらを殴った方が良いと思う。

《リシュカーの巧技/Rishkar's Expertise》
抜いてはいけないドローソース。
これも欲張らずにクリーチャーいるうちにとっとと撃ったほうがよい。
オーグニスしかいなくて3枚ドローでもそんなに悪くない。
オーグニスを出して殴った次のターン、土地置いて6マナからコレ撃つのは普通に強い。

《世界の導管/Conduit of Worlds》
マナ指定のないルールス的な感じで使える置き物。消耗戦になった時のアドバンテージ源として採用している。
単純に毎ターン確実にクリーチャー唱えられるのが強い。ジアトラがいる時に出してあるとやることがなくならずに無駄がない。
オーグニスが落とされた時、墓地に置いておけば統率者税を無視してリキャストできるが、
・万が一導管落とされた時オーグニス抜きで戦えるか
・そもそもオーグニスではなく他パーマネントを優先して戻すべきじゃないのか
あたりはよく考えてから判断したい。

《エレボスの鞭/Whip of Erebos》
リカバリー用の置物その②
殴り合いが激しくライフ損失が激しいπEDHでは全体絆魂付与がめちゃくちゃ強い。
導管とこちらどちらか抜いても良いかもしれないと思い調整中。どちらかにするなら多分こちらを残した方が強そう。

《ゼンディカーへの侵攻/Invasion of Zendikar》/《覚醒したスカイクレイブ/Awakened Skyclave》
唯一採用しているバトル。
体力3しかないのでオーグニスのパンチだけで落とせる。
オーグニス自体はそこまでヘイトはないがいかんせんタフネスが3しかないので何かのついでに倒されてしまうことはそこそこあり、順当にマナを伸ばせるカードはありがたい。
実質3マナブースト+ちょっと弱い探索する獣なので単体で見てもめちゃくちゃ強い。


《暗殺者の戦利品/Assassin's Trophy》
万能除去。緑黒の嗜み枠。

《削剥/Abrade》
赤の嗜みその①
出来れば相手のボーラスの城塞など致命的なファクトに打ち込みたい。
色的に『除去たくさんあるでしょ〜』と丸投げされることもあるが、基本殴ることしか考えておらずトロフィーと削剥くらいしかないので慎重に使いたい。

《ティボルトの計略/Tibalt's Trickery》
赤の嗜みその②
サイクロンの裂け目などの全除去に打ちたい。
以前は全除去対策に英雄的介入を採用していたが、全盤面流れた後のリカバリーは大抵のデッキよりオーグニスの方が早いため寛大な心で許すことにした。リフトは許せない。


《悪魔の意図/Diabolic Intent》
汎用サーチ。
役目を終えたマナクリか煽動者、溶鉱炉のトークン、相手から奪ったクリーチャーをコストに当てて唱えたい。

《異界の進化/Eldritch Evolution》
サーチカードその②
その時その時で好きなカードを持ってくれば良いが、想定としては下記をイメージして採用している。
・1マナ→サムト
・2マナ→生類の侍臣
・3マナ→ゼナゴス
・4マナ→虐殺のワーム
・5マナ→7マナ域はどれも最強

《破滅の終焉/Finale of Devastation》
サーチ兼フィニッシャー。
X=10以上も割と簡単。ゾパンドレルを連れてくるのが最も強い。

《永遠の終焉/Finale of Eternity》
こちらもフィニッシャー。
消耗戦の果てにデッキトップしたら1枚で勝てる可能性がある。
なかなかのマナ効率でクリーチャー3体除去できるので、殴り先確保のために中盤でX=3〜4で撃つのもすごく強い。

《群衆の掟/Mob Rule》
フィニッシャー呪文その③
永遠の終焉と同じく、盤面ゼロでもトップ1枚から捲れる可能性を秘めている。

《グレートヘンジ/The Great Henge》
最強巨大アーティファクトその①
キャストする場合は中盤に4マナくらいでキャストできるタイミングで設置しておきたい。
ライフ回復が沁みる。
すぐさま致命的な状況を作るカードではないのでマグダから持ってくることは稀。

《ボーラスの城塞/Bolas's Citadel》
最強巨大アーティファクトその②
PiEDH界屈指のパワーカード。パイオニア環境でも黒から殴ろう。

ただし、高マナ域が多く採用されているこのデッキでは思ったよりインチキキャストできない。どちらかといえば有り余る宝物を生贄に10点飛ばしていく置き物だと思っている。
後半は宝物じゃぶじゃぶなので相手ターンエンドにマグダから持ってきて一回起動→自分のターンにも起動して全員20点ルーズみたいなことも発生し得る。(まだやったことはない)

《ファイレクシアへの門/Portal to Phyrexia》
最強巨大アーティファクトその③
マグダから1番サーチしてくる率が高い。怪獣大決戦になりがちなPiEDHではいつ出しても強い。
マグダのおかげでインスタントタイミングで場に出るのも◎。

入っているクリーチャー的には対戦相手のを貰うよりも自分の墓地から復活させた方が盤面強いことの方が多いと思います。

あらゆる除去が飛んでくるしヘイトがぶっち切りで上がってしまうが、オーグニスの加速orマグダから相手が盤面を整え始める6ターン目くらいで蓋ができるのはただただ強い。


採用している土地カードについて

土地はあまり語ることがないので個別に書くことはしませんが採用基準だけ。

オーグニス着地後は宝物を頼って展開していけるのでいかに安定してオーグニスを出せるか、ということだけ考えている。
そのためファストランド、スローランド、寓話の小道などのタップインの場面がそこそこ多そうな土地は軒並み採用を見送っています。


調整の結果抜けていったカードたち

《獣呼びの学者/Beastcaller Savant》
一応速攻待ちなので殴ったら宝物が出るのもナイスだったが、コイツで殴りに行くことはほぼなく、速攻持ちが生きる場面が2ターン目にコイツ→そのまま1マナアクションくらいしかなかったため解雇。
タフネスが2ある《隠遁した剥製師/Reclusive Taxidermist》に変更。

《終わりなき踊りのガリア/Gallia of the Endless Dance》
速攻持ち。
手札が増やせる能力は強かったがチャンプアタックするしかない場面が多すぎるので解雇。
それでもこの枠を採りたかったら義賊で良さそう。

《ゴブリンの熟練扇動者/Goblin Rabblemaster》
毎ターン速攻持ちを供給できるのは強いが
・大事にしたいゴロゴロも強制戦闘になる
・マナクリから2ターン目着地→3ターン目オーグニスの流れは最強だが、逆にいうとそれ以外の場面では基本パワー不足
と言った理由で解雇。
ウラブラスクの溶鉱炉の方が場持ちが良く同じ役割を果たせるので…

《ラクドスの血魔女、イクサヴァ/Exava, Rakdos Blood Witch》
ラクドス教徒の嗜みとして採用していたが流石にパワー不足。
オーグニスと同じ4マナ域は他のマナ域より選定基準を厳しくする必要がある。

《総将軍ラーダ/Grand Warlord Radha》
インチキ臭いマナ加速ができるので強いことは強いが、生物が並んでいてかつ殴れる時でないと真価を発揮しないので強い時に強いカード。

《殺戮の神、モーギス/Mogis, God of Slaughter》
モーギス+オーグニス+赤黒いずれか一つで顕現。
毎ターン2点バーンとパワー7で圧が強いが基本的には2点バーンの置物になることが多く、一体でも多くドラゴンを採用した方がダメージが伸びると判断して泣く泣く解雇。

《秘密を知るもの、トスキ/Toski, Bearer of Secrets》
せっかく破壊不能ついてるのにパワー低い本人がチャンプアタック必須なのだけ本当に残念…
書いてあることは強めだが、単体で引いた時弱いカードはあまり入れたくないので差し替え。

《鏡割りの寓話/Fable of the Mirror-Breaker》/《キキジキの鏡像/Reflection of Kiki-Jiki》
マナは宝物で伸びるので、だぶついた土地を有効牌に変えられるのは強めだったがいかんせん手札が増えないのがネック。
3章変身で出るキキジキくんはめちゃくちゃ強く、デカブツをコピーし始めたら勝利は近いがちょっと悠長かなと思い解雇。戻しても良い枠。検討中。



終わりに

ここまで長々とお読みいただきました方、ありがとうございました。

書く前は正直めんどくさい気持ちも大きかったのですが、書いているうちに採用是非の言語化ができ、構築を見直す良い機会になりました。
特にイクサヴァなど、なんとなくで入れているカードに疑問を持つことができたので、意識的に差し替えカードを探す旅に出たいと思います。

また、冒頭でも書いた通り非常に拡張性の高いデッキで、自分が見つけられていない高相性カードも多くあると思いますので、ご存知の方がいらっしゃればTwitterかDiscordでご連絡いただけますととても嬉しいです。

オーグニスを愛する同志の方、いらっしゃいましたら是非情報交換してください!
(以前は通常EDHでもオーグニスを組んでいたので、パイオニアに限らず大歓迎です!)

パイオニアEDHはゲームスピードも採用カードも通常のEDHと異なり毎回エキサイティングな楽しみがある素晴らしいフォーマットです。
まだ参入していない貴方も、ぜひ好きなジェネラルで参入してみませんか?
私のおすすめはオーグニスです(←


そのうち他のデッキの100枚解説も書いてみようかと思います。


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